電子ドラッグとは、
- 麻薬のように習慣性がある、Web上でのコンテンツ、または作品。以下で詳述。
- その中でも特に、麻薬のように脳内に作用し、酩酊・多幸感・幻覚などをもたらすと言われるコンテンツ。
転じて、視聴覚を麻痺・混乱させるような効果を狙っているコンテンツのこと。 - ヘッドホンで聴くと耳が酩酊・多聴感・幻聴などに陥るような曲。
- (SF用語)近未来~サイバーパンクを題材とした作品において、「電脳」やそれに類する精神保持器官に作用し上述のような効果を精神体に引き起こすプログラムや薬品。
のことである。
概要
世の中にWebコンテンツは数あれど、中には作者が特異な才能を発揮した作品も存在する。その中で、
- 同一人物(つまり自分)による習慣的来訪、つまり依存性が認められるもの
- 来訪者に多幸感・幻聴視覚・錯乱・異常興奮・トラウマなどの麻薬中毒症状に似た感覚を起こすもの
または、精神状態が不安定になったり変調をきたすおそれがあるもの - 来訪者が一時的に精神の階梯を落とし、いわゆる信者や愚民になってしまうもの
または、見ただけで理解できずとも精神的衝撃を受け、いわゆる洗脳効果を発揮してしまうもの - 作者が薬をキメながら作ったんじゃないかと思われるほどチャレンジャブルなもの
または作者が自身のヤバい精神状態の体験をもとに作られたと思われそうなほど強烈なもの
などが認められると、現実のドラッグに肖って電子ドラッグと認定される。特に習慣性は重要である。
国内でこれを1つ~2つ満たすWebコンテンツや作品は多いが、全てを満たすのは2chとニコニコ動画にしかない。
ニコニコ動画内では、どれかが1つ、または複数個満たされるとこのタグがつく傾向にある。特に日米で共通の認識基盤がある「ドナルド」関係の、特に教祖系MADはこのタグがつきやすい。
ただしニコ動内においては国内全員の意識の総和で判断されるため、上述定義の全てを満たす作品は少ない。そのためタグ定義としてはあいまいであり、真に人口に膾炙するような作品は少ないといえる。
音楽界では
古くから「テクノ」「トランス」などの音楽を聴き続けることにより、薬をやっているかのようなトリップ状態に陥る事は知られていた。(「~によって作業がはかどる」、「~」には音楽も麻薬も入りうるという点では特に。)
現代に入り、より上述の条件を強く満たすような作品がWeb上などで公開されると、このような評価を受ける。特に「アシッド・ジャズ」「アシッド・ハウス」等のジャンルが受けやすい。
しかし、視聴覚に訴えかけるのがニコニコ動画の特色である以上、純粋な音楽作品はこのタグ内ではいささか埋もれがちである。
起源
当掲示板レスによると、その由来はいくつも候補があるが現状で確定のものは定かではない。
ただし下記のものは番号上位に位置するものほどその年代は古く、またその逆は新しい。
確定ではないものの電子ドラッグという言葉そのものの発生時期がいかに古いかはうかがい知れよう。
また、「ブレードランナー」から続く、酒と金と薬が横行する混沌と陰惨を極めるSF世界では、「精神を外部から操作できる」という論法に基づいて精神を操作する薬品をして「ドラッグ」として頻出しやすい小道具であり、どの時代から「薬理的ドラッグ」と「電子的ドラッグ(orプログラム)」が置き換わったかは判断しづらい。
関連動画
本当に精神的にくるもの。
関連コミュニティ
それ専門のコミュニティはなく、どちらかというとコミュニティに帰属するというより個人の才覚に帰属するものであるため、これからも大きなコミュニティは生成されないだろう。何しろドラッグは個人でヤるものだしね。
(編集者注:電波ソング総合は上述の要件を満たしにくいと判断したため削除しました)
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