震とは、易における八卦の一つ。☳。方角としては東を表し、雷を表す。また六十四卦の一つ(震為雷)。䷲。
- 陳震(? - 235年) - 後漢末から三国時代にかけての政治家
- 何震(1541年? - 1607年) - 明代中期の篆刻家
- 孫震(1892年 - 1985年) - 中華民国の軍人
- 王震(1908年 - 1993年) - 中華人民共和国の政治家
- 洪震(1877年 – 1946年) - 韓国の独立運動家
- 胡震(1814年 - 1860年) - 清中期の篆刻家、書家
漢字として
- 意味
- 雷、ふるえる、振動する、地震、威勢のある、驚く、(娠と通じて)妊む。また易の卦の一つ。
- 〔説文解字・巻十一〕には「劈歴、物を振るはすものなり」とあり、劈歴(=霹靂)、つまり雷のこととある。また〔春秋・僖公十五年〕から「夷伯の廟に震す」を引用している。
- 〔爾雅・釈詁〕には「震、懼なり」「震、動なり」とある。
- 字源
- 形声。声符は辰。辰に震動の意味がある。
- 音訓
- 音読みはシン(漢音、呉音)、訓読みは、ふるえる、ふるう、かみなり、おどろく。名のりに、おと・なり・なる・のぶ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 震位・震域・震駭・震撼・震驚・震源・震災・震懾・震天動地・震度・震怒・震盪・震動・震慄
- 参考
- 1995年の今年の漢字に選ばれた。
異体字
関連項目
六十四卦
坤 | 剝 | 比 | 観 | 豫 | 晋 | 萃 | 否 |
謙 | 艮 | 蹇 | 漸 | 小過 | 旅 | 咸 | 遯 |
師 | 蒙 | 坎 | 渙 | 解 | 未済 | 困 | 訟 |
升 | 蠱 | 井 | 巽 | 恒 | 鼎 | 大過 | 姤 |
復 | 頤 | 屯 | 益 | 震 | 噬嗑 | 随 | 無妄 |
明夷 | 賁 | 既済 | 家人 | 豊 | 離 | 革 | 同人 |
臨 | 損 | 節 | 中孚 | 帰妹 | 睽 | 兌 | 履 |
泰 | 大畜 | 需 | 小畜 | 大壮 | 大有 | 夬 | 乾 |
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