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霧島佳乃とは、いらない子である。『AIR』の登場人物である。ゲームではDREAM編のヒロインのひとり。
原作概要
「魔法が使えたらって、思ったことないかなぁ？」
霧島診療所の医師、霧島聖の妹で、観鈴や美凪の１学年後輩（直接の面識は無い）の少女。トレードマークは常に右手首に巻いた黄色いバンダナ。愛称は「かのりん」。謎の毛玉生命体ポテトの親友。大人になるまでバンダナを外さなければ魔法が使えるようになると信じている。風呂の時どうしているのか
観鈴や美凪とは違って社交的で友達の多い明るい少女。とはいえ突然診療所内でスイカ割りや流しソーメンを始めたり、突拍子もない行動に出ることもしばしば。姉の過保護ぶりがその傾向に拍車を掛けている節がある。特に刃物の扱いは厳禁となっている。
母親は佳乃を産んでほどなくして亡くなり父親も既に他界している。
ゲームでは一応DREAM編の３人のヒロインのひとりではあるのだが、キャラ人気でもシナリオの評価でも観鈴と美凪に大きく遅れを取り、DREAM編以降は全く出番が無かったこともあって、いらない子扱いされることが多い。なお、アニメでは佳乃シナリオ部分が終わってからも若干出番があった。
なおゲームにおいてバンダナのことを過剰に気にすると即死してしまうので注意。正確には「バンダナを気にしすぎる→佳乃に一発で嫌われる→聖の信用もゼロになる→街を出て行く」の即死コンボ。この時期は神尾家を出て廃駅で野宿中だったものの、診療所の庭先を借りて芸をしていたため、霧島姉妹の信用をなくしたら芸する場所をなくして商売上がったりであった（もともと商売になってなかったが）。
時折トランス状態に陥り、訳の分からない断片的な文句を呟き、突如としてリストカットを試みるという奇行に走ってしまう。
優れた医者でありながら聖が田舎町に留まっているのはこの状態の佳乃をどうにか治したいがため。またバンダナはわけ分からず自害させないために佳乃に吹き込んだものである。
だが姉が己のために我が身を二の次にしていることが佳乃にとって負い目となっており、それが原因でシナリオ終盤に危機を迎えてしまう。
佳乃のシナリオは往人がハッピーエンドを迎えられるほぼ唯一のルートになっているが、結果として一族の願いを放棄することになってしまう。演出が分かりづらいのもあるがシナリオ人気が低いのはこのせいなのか。
またAIRの有名なフレーズである「夏はどこまでも続いていく。彼女が待つその大気の下で」は、ゲーム本編では佳乃シナリオバッドエンドにおいて使用されていた。
恐らく、その演出は往人の旅の目的が「空の少女」なる抽象的なものではなく「最愛の女の子」という最も明確なものに変わったことを意味している。
実は正規ルートにて往人と確定で関係に至るただ一人のヒロイン。しかしそうなったことが、皮肉にも佳乃のある決意を後押ししてしまったようであり、シナリオのクライマックスへとつながる。
関連人物
白穂（しらほ）と八雲（やくも）
ゲーム本編の800年以上前（1000年前より近い時代かの人物であり、元寇と思われる戦争で父を亡くした母子。
光る羽根を拾ったことで八雲が災いなす子として土地神の生け贄にされそうになった時、白穂はせめて自ら子を殺そうとするものの果たせず、身代わりに自害した。
佳乃がトランス状態でとっていた行動は、この母子の記憶を不完全に再生したものである。往人が光る羽根に干渉し母子の記憶を復元したことがきっかけで佳乃を救出できたものの、往人は力を使い果たすことになった。
そういう魔法じゃねーから！
EFZでは本人の「魔法が使えたら……」とか言ってたら本当に使えるようになってしまった。
ラグナロクオンラインの魔法が。本人も流石にこれは違うんじゃないかと思っているようである。
MAGICゲージを「詠唱」で溜めて魔法で攻撃するという特殊な性能のキャラで、
後の格ゲー版東方の原型となったと思われる性能をしている。ダウン時間が長いのが難点。
MUGENでは接近戦もするAIと完全固定砲台AIが存在しており、固定砲台化すると凶クラスとなる
神キャラ並の性能を持つSUMOUこと四条雛子を倒した実績があり、MAHOUなどと呼ばれることも…
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関連項目
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