概要
主にケールなどの緑黄野菜を絞った汁。栄養価が高く、健康食品として飲用される。
元々の青汁の味は非常に青臭さが強かったが、近年では飲みやすいように大麦若葉なども使用するなど原材料を工夫する改良されている。
まずい!もう一杯!!
1982年より長谷川製菓(現:キューサイ)が青汁の製造販売を開始。1990年代初頭まではキューサイの本社が福岡県であったことから九州地方のローカル商品として細々と販売され、健康マニアが飲む程度のマイナー商品であった。
しかし、1990年に放送が開始された八名信夫出演のテレビCMにおいて「まずい!もう一杯!!」と敢えて言ったことから、CMなのに青汁のマズさをアピールするという予想外の展開で逆にインパクトを与え、九州地区のみらなず全国的にも一気に知名度が上昇した。
この「まずい!もう一杯!!」は、CM撮影の際に八名信夫が最初に青汁を飲んだところあまりのマズさから「不味いと言いたい」という提案をされ、CM撮影に立ち会ったキューサイの幹部達の話し合いの結果「不味いの後に商品をフォローする一言も付け加えてほしい」ということになり生まれたフレーズである。
このCMのインパクトを引用し、「笑っていいとも!」(フジテレビ)など当時のバラエティ番組において青汁を飲み干すという罰ゲームも生まれることとなる。これがさらなる青汁の認知度向上に貢献する形となり、折からの健康ブームにも乗って完全に全国区の商品として定着した。
ドキュメントだと思ったら、青汁だった
土曜日の午前中の地上波や、CS放送視聴中に引っかかりやすいトラップ。著名人や各種職人の人生を紹介し、その人間ドラマに感動していると、突然登場人物が青汁を飲み出す。
「あ、青汁のCMだったのかー!」
視聴者は感動していただけに、騙された感覚を強く覚える。この番組は、(株)アサヒ緑健の番組「人生(たび)の切符」。同社の緑効青汁を宣伝する番組だが、HPでは「ドキュメンタリー」と言い張っている。よって、登場人物は実在するのかも知れない。但し青汁は飲む。
ネットで「青汁 ドキュメント」などの言葉で検索すると、騙された被害者の阿鼻叫喚が多数見つかる。「もうドキュメントを見ても、青汁を飲まないか気になります」という声も多い。そう、ウィンストン・チャーチルやアドルフ・ヒトラーですら、青汁を飲むかと疑われているのだ。
とはいえ、番組自体が面白いのも事実。そもそも、これよりつまらん番組自体がどうなのよ。
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