青野照市(あおのてるいち)とは、将棋棋士である。棋士番号114。静岡県出身。
概要
プロ入りは21歳、中原米長時代と谷川や55年組の狭間の棋士であり、数々の強い世代に揉まれながらも、A級通算11期という輝かしい成績を残す。とりわけ、1999年には首位の成績でA級に返り咲いており、当時流行りの言葉でいう「中年の星」となった。1989年には王座戦に挑戦、中原をあと一歩まで追い詰めたが獲得を逃した。棋戦優勝は4回。
とりわけ、今日注目されるのはここ数年の成績である。65手前で未だにB2級、しかも2009年と2012年に2度にわたって降級点を抹消する快挙を見せており、今はC1級に陥落するも健闘を続けている。また、2016年には棋王戦トーナメント本戦に出場するなど、未だ強さ健在である。
青野は研究家としても知られ、とりわけ対振り飛車定跡の鷺宮定跡創始者というのは非常に有名。また、後手番一手損角換わり戦法を広めた一人ともされている(考案者は淡路仁茂九段)。棋書も数多く執筆しており、詰将棋制作も行っている。
2007年から2016年まで日本将棋連盟の専務理事を務めた。とりわけ、ITには明るく、webメディア事業に専念し、今日にみる将棋界とwebメディアの橋渡し的役割を果たした。
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