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音姫(おとひめ)とはTOTOやINAXの製品の1つで、トイレの擬音装置である。主に女子トイレに設置されている。
概要
主に女性用のトイレで見受けられる、擬音（消音）用の設備。
多くの場所では「音姫」という名称で定着していると思われるが、これはTOTOによって商標登録された名称であり、正式には「トイレ用擬音装置」と呼称される。流水の音などを発生する事で、トイレで発生する諸々の音（排泄音、生理用品の交換時や衣服の衣擦れの際に発生する音など）を打ち消してくれるのである。
起動の際は主にウォシュレットなどと同様で手動操作（ボタン）によるものが多いものの、
近年では人感センサーと連動し、人が個室に入って暫くすると自動で流水音が発生するタイプも存在。
また、洋式便座におけるウォシュレット（ビデ）等と一緒に備わっているものもあれば、公衆トイレなどに後付けで取付けられる乾電池式の音姫もある。近年では携帯電話のアプリケーションの1つにも同様のものが登場。
この音響装置が備えられるまでは用を足す際に水を流し続ける（流水用レバーを倒し続ける）人も少なからず存在した。日本人は外国人と違い、排泄時の音を周囲や他人に聞かれる事を嫌う（恥ずかしく感じる）考えが存在するため、女子トイレでは水を流しながら用を足して・・・用を足した後にまた流すという2回分の水を消費する非エコロジーな考えを持つ女性も少なくなく、人によっては個室から出るまで終始流しっぱなしにする人もおり、水の無駄遣いに繋がるのは勿論旧式トイレの場合はレバー（フラッシュバルブ他）を始めとするトイレ周りの部品の消耗も早めるため、水を流して音を消すという行為をこの装置で代用できるように、という目的で開発された。
まあ要するに、正しくトイレ1回分の水を消費してください。ということなのである。
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