「風呂の日」は、1985年に東京ガスによって制定された記念日。日付は毎月26日。その日に来た客に無料入浴券を配るなど、公衆浴場や温浴施設などでイベントが行われることが多い。
本項目では、「風呂の日」を名称に含むその他の記念日についても扱う。
概要
誰もが思いつく語呂合わせのためか、その発祥を辿ることは非常に難しい。
……というポスターを編集者は見た記憶があるのだが、「2003年ごろ銭湯の番台に貼られていた気がする」くらいの記憶しかなく、軽く検索しただけでは有力な情報を得られなかった。情報をお持ちの方はコメント欄でお知らせ頂けると助かります。
まあ、「よい風呂の日」の目的には「親子でお風呂に入って対話を深めたり、家族同士ふれあいを促すこと」と書かれているし、この日をきっかけに家族で風呂を楽しむ家庭が少しでも増えるのであれば、記念日が増えるのも悪いことではないだろう。
一覧
以下、日本記念日協会に認定されている「風呂の日」を列挙する。日本記念日協会への申請をもって「~が制定」となるため、ここに記載している団体が使用し始める以前からこれらが記念日として広まっていた可能性もある点に留意されたい。
このほか公衆浴場などに関係する記念日としては10月10日「銭湯の日」や3月7日「サウナの日」なども存在するが、ここには記載しない。
2月6日「お風呂の日」
日本のお風呂文化をユネスコ世界無形文化遺産に登録することを目指し、2015年7月1日に発足した「HOT JAPAN PROJECT」が制定。
4月26日「よい風呂の日」
日本の風呂をテーマとした映画「テルマエ・ロマエII」の公開日・2014年4月26日に合わせ、「テルマエ・ロマエ よい風呂の日」として制定。
5月26日「源泉かけ流し温泉の日」
5月26日は「極上の風呂」を意味する。2016年5月26日・27日に長野県の野沢温泉で開催された「第12回源泉かけ流し全国温泉サミット」の開催日に合わせ、2011年6月に発足した「野沢温泉源泉かけ流しの会」が制定。
なお、5月26日は「風呂カビ予防の日」にもなっている。水回りをはじめ様々な日用品を手掛けるライオン株式会社が制定したものだが、由来は「日本気象協会の調査で、5月26日を境に気温と湿度がカビ発生の条件に合致しやすくなる」ため。語呂合わせは関係ないらしい。
6月26日「露天風呂の日」
「6・26」で「ロ、テン、ブ、ロ」と読む。
岡山県真庭市の湯原温泉では、若者たちのアイデアによる「町づくり事業」として1987年から毎年「6.26露天風呂の日」イベントを開催している。これが後に全国各地の温泉で開催されることとなり、湯原町旅館協同組合と湯原観光協会は「露天風呂の日発祥地」として町の活性化を図っている。
7月26日「夏風呂の日」
夏に入る風呂の爽快さをもっと多くの人に知ってもらおうと、夏風呂の愛好家らが制定。
8月26日「パパフロの日」
「あと何回、子どもと一緒におフロに入れるだろう」。父親の育児参加の促進を図るため、ファミリー向けシャンプーなども手掛けている資生堂が制定。
11月26日「いい風呂の日」
入浴剤メーカーによる業界団体「日本浴用剤工業会」が制定。入浴剤の普及拡大を目指すキャンペーンを実施している。
春分・夏至・秋分・冬至「酒風呂の日」
四季の境目に酒風呂に入ることで健康増進を図ろうと、長野県信濃町で銘酒「松尾」の蔵元を営む高橋助作酒造店に勤務する高橋邦芳が制定。「湯治」・「杜氏」・「冬至」が同じ読み方であることが由来。
いい風呂の入り方
入浴前に水分補給をする
入浴をすると汗をかいて、水分が体から抜けてしまうので、なるべく事前に補給をしたほうがよい。
かけ湯をする
肌についているゴミを落とすほかに、ヒートショック(温度差による血圧の乱高下)を防ぐ効果もある。
特に共同浴場では、他の人を不快にさせないため必ず行うようにしよう。
入る前にアルコールをとらない
アルコールにより血行が良くなっている状態で風呂に入ると、不整脈や極端な血圧の変動を引き起こす可能性が高い。
関連動画
関連静画
関連項目
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