いくら食べても同じ値段という、大食いには夢のようなシステム。
概要
定額料金で好きなものを任意の量食べられるサービスのことである。
「バイキング」や「ビュッフェ」とも呼ばれるが、日本で広まっている「バイキング」は和製英語である。英語圏では"All you can eat"(オールユーキャンイート)と言わないと通じないのでご注意を。
高価で日持ちせず、無駄に盛られて浪費されては困るものは後者が多い。(ステーキなど)
対象が飲料の場合は「飲み放題」と呼ばれ、水やアルコール(酒)を除いたものは「ドリンクバー」と呼ばれやすい。食べ放題を頼むと一緒についてくるパターンも多いが、酒類は別料金になっている事も多いので注意。
高いものでは4000円、1万円以上の食べ放題もあるが、味もそれ相応に良くなりゴージャス。
元を取りたい
元を取ってやろうと意気込む方もいるが…
- 店側の利益となるよう元々の原価が安い場合が多い。
- 人が満腹感を感じるまで20分ほどかかる。かといって早食いするのは危険。
- 食べ放題に行くからと前の食事を抜くと少し胃がしぼむ。軽いものを食べておく。
- 大食い自慢な方は日頃から大食いによって胃の容量や拡張率が上がっている。
- 一種の「特別な訓練を受けています」のため、見よう見真似でカッコつけると悲惨である。
- 飲料は飲みやすく腹が膨れてしまうため、ドリンクバーなどはトラップの一種。
(→ドリンクバー)
注意点
- 制限時間に注意。相場は1回90~120分程度。平日等の閑散期は無制限のところもある。
- 料理を皿に山盛りにすると、それを見ただけで満腹中枢が刺激されるので要注意。
- 食べ過ぎて体を壊さないように気をつけるべし。本気で食べまくるなら胃薬持参必須。
- 食べ残すと罰金を取られることがある。無計画に皿に取るのは危険。最初はサラダから始めて、主菜、主食、デザート…とコース料理の様に食べるスタイルを採るのも良いだろう。
- ジャイアント白田やギャル曽根といったフードファイターは食べ過ぎて出禁になったことがある。(ジャイアント白田は千葉県浦安市の某ホテルのバイキングで、ギャル曽根は東京都八重洲の某ピザ&サンドイッチレストランで)
- ソフトクリーム等の極端に冷たいものは、胃腸を冷やしすぎないよう注意。
- 店舗によってはアレンジレシピも掲載されているので一工夫するのもアリ。
店の死角でタッパーに詰めて…なんてセコい真似をすれば退店・出禁、通報といった処置が取られる。
(お客様は神様です…ではなく、店側にはそういった権限がある)
食べ放題が行われることがある主な業態
- 焼肉・しゃぶしゃぶ - 近年大きく店舗数を増やしている業態。焼肉なら焼肉きんぐ、牛角など、しゃぶしゃぶでは温野菜、しゃぶ葉など大手がこぞって採用している。
- 寿司 - かっぱ寿司では「かっぱの食べホー」として期間限定・予約必須で食べ放題を開催している。また、同じコロワイドグループの「握りの徳兵衛」にも食べ放題メニューがある。
- かに
- お好み焼き
- 串かつ・天ぷら - 串家物語は串かつ食べ放題の店として知られる。
- 蕎麦(わんこそば)
- ケーキ/デザート(スイーツ)
- ホテルのレストラン - ビジネスホテルでは朝食限定、中堅・高級ホテルや居抜きの格安温泉旅館(伊東園や大江戸温泉物語、湯快リゾート等)ではディナーが食べ放題形式となることがある。
- 立食形式のパーティー - ビュッフェは本来これを指す言葉。食べることがメインの催しではないが、好きなものを取って好きなだけ食べられるので実質的にバイキングの一種と言える。
- ビアガーデン/ビアホール - 夏季に行われる。ビールは飲み放題で、おつまみ・軽食も食べ放題。ビアガーデンは都市部のビルやデパートの屋上などで、ビアホールは室内で行われるときの呼称。
- ライス・パン - コースや定食を注文した際、主食のみお代わり自由という形式がある。
- サラダバー - ステーキ・ハンバーグ料理店に多い(ステーキガスト・ステーキ宮・ステーキ屋松・ビッグボーイ・ブロンコビリー等)。主菜となる料理を一皿注文した上で、副菜としてサラダ・スープ・フルーツ等が食べ放題。一部店舗ではそれに加え、パスタや総菜があったり、ライスやカレー、パン等も食べ放題となっている。
- いちご狩り - 制限時間内に自分で採ったものを好きなだけ食べられる。他の果物狩りも同様だが、桃などの高価なものだと採って良い数に制限があることも。
- ケンタッキーフライドチキン - 日本国内では3店舗[1]が常設で、その他はイベントで不定期に食べ放題を開催。
関連動画
関連項目
脚注
- 0
- 0pt