食事とは、食べ物を食べることである。
概要
人が生存して活動する上で欠かせない、「衣食住」の「食」にあたる行為。
人間は生命活動を維持する為に食べ物を口に入れて消化し、栄養素に変える必要がある。
食事を取る時刻や、回数、メニュー、作法などは国や時代、属しているコミュニティーによって大きく異なり、文化的な要素が色濃く反映される。
人が健やかな生活を送るためには、炭水化物やたんぱく質、脂質、ミネラル、ビタミン、食物繊維の6大栄養素が必須。これらを適正な量摂取すると、体の中で栄養素同士が助け合い、健康を促進させる相乗効果も期待できる。バランスの良い食事が大事と言われるのはこのため。
生活費における食費の割合は「エンゲル係数」と呼ばれ、家族や個々の消費量が多いほど増加する。
食べまくることでストレス解消にもなりうるが、消費エネルギーを上回ることからダイエットの大敵にもなる。
また季節に限らず冷たい食事や飲料よりも、温かい食事のほうが胃腸への負担は少ない。
空腹状態であったり、アウトドアなど屋外で食べることで五感が刺激され美味しく感じやすい。
文化・個性
- 箸・スプーン・フォーク・ナイフ・手づかみなど様々。
- 食べ物は和洋中、麺や串もの、焼き物・揚げ物・デザートまで様々。
- 朝食・昼食・夕食・夜食など、時間帯に応じて名称も変わる。
- テーブルマナーや礼儀作法にうるさい方もいれば、関係なしに食べ散らかす人もいる。
- 美味なもの、箸が進むものはおかわりが要求される。
- ゲテモノや昆虫食、内蔵・脳みそなど、国によって食べるものや部位は様々。
- フードファイター、大食い対決といった競技・番組が行われることもある。
- 金欠貧乏だともやしや特売品、パンの耳、その辺の草を食べていく羽目になることも。
- サバイバル・食糧難・飢餓状態においては選り好みはしていられない。
- 一部の食事・おかずは酒の肴にもなる。
- 宴会・送別会・歓迎会・新年会・忘年会など食事をコミュニケーションとする文化も多い。
- 一人暮らしの自炊など、やたらに料理にこだわる人からインスタント、ズボラ飯まで差がある。
- 弁当などの選択肢もある。
- 大阪の「くいだおれ」なども有名。
- 動物・昆虫などが獲物を捕まえて食べるものは捕食とも。対象を丸呑みにしてしまうものもある。
変わった食事
- 社員食堂やまかない飯・社員割引など、お手頃価格で食事が取れる場合もある。
- 病院食・食事療法・刑務所の食事においては味が薄かったりちょっと寂しい。
- 戦場においては貴重な娯楽の一種。
- 一人で寂しく便所飯…といった例外もある。
- カニバリズム(閲覧注意)のようなかなりの例外もある。
最期の食事
- 神風特攻隊など、士気向上のため貴重な肉や卵・魚・白米などが出たりした。
- アメリカの州によっては、死刑囚は死ぬ前に好きな食事を頼むことができる。
- 日本の死刑囚おいては、死刑執行前に仏壇にある茶菓子などを食べる事ができる。
食事系のタグ・賞賛・評価など
フィクション作品において
アニメなどの食事シーンもやたらに気合が入っていたり、見どころである場合も多い。
キーワードで動画検索 食事シーン - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)
- 料理を見て目を輝かせたり、かぶりつく、食べ終わって満腹・満足な様子も微笑ましい。
- 物理的に体内に収まらないであろう量や、二度見するような量を食べている場合もある。
- グルメ漫画などは食事のリアクションや評価にも多くのページが割かれている。
業種として
広義には飲食店といったカテゴリに含まれやすい。
- 食堂・レストラン・料理屋・飯屋・食事処といった名称も用いられやすい。
- 軽食やコーヒーを主体としたものは喫茶店と呼ばれる。
- 焼肉・お好み焼きなど自分で調理して食べる店舗形態もある。
- 食べ放題であったり、ドリンクバーが設置されている場合もある。
問題
- 単純に好き嫌いによって栄養が偏る。
- アレルギー・小食、宗教的な問題で食べられないといった個人の問題。
- フードロス(食品廃棄物)などは全国の飲食店から毎日山のように出ている。
- 食べ残しを飼料・餌として活用される場合もあるが、全てが賄える訳ではない。
- 保存料などがなければ日持ちしない場合も多く、保存環境や真夏などは食中毒に注意。
- 十分な栄養と水分・塩分もなければ熱中症や病気の元にもなりうる。
- 食べすぎによる肥満や栄養過剰など、取りすぎれば良いという訳でもない。
- 不適切な食事制限によるダイエットで健康を損なう、肌までガサガサになるなど本末転倒な場合も。
- 喫煙や濃い味付けに慣れてしまうと繊細な味が分からない、味覚障害になることも。
- 幼児や高齢者、食べ物によっては咀嚼力(噛む力)がないと喉に詰まらせるリスクがある。
- 食事作法、テーブルマナーなどで育ちや教育レベルを見抜かれる、公式の場でドン引きされることも。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
脚注
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