養老の滝とは、
概要
養老の滝 | |
揖斐関ヶ原養老国定公園の名所の一つ。銚子口の幅4メートル、落差30メートルで滝壺へと流れ落ちる滝である。
この滝には、次のような滝の水がお酒になった親孝行伝説「養老孝行伝説」がある。
養老孝行伝説
昔、貧しいきこりが、谷深い岩壁から流れ落ちる水を眺め、「あの水が酒であったらなあ」と老父の喜ぶ顔を思い浮かべたとき、岩から滑り落ちて気を失っていました。しばらくして、気がつくと、酒の香りがするので、あたりを見回すと、近くの岩の間から、山吹色の水が湧き出ており、なめてみると酒の味がしました。これを汲んで帰って、老父に飲ませたところ、大変喜び、すっかり若々しくなりました。
この伝説で、親孝行な息子が毎日滝の水を汲んできては年老いた父親に飲ませ養っていたことから、「養老の滝」と名づけられた。
奈良時代に養老孝行伝説は、都をはじめ全国に伝えられた。「万病を癒す薬の水」との報告を受けた元正天皇はこの地を行幸。滝の水(菊水泉)を飲欲し「醴泉は、美泉なり。以って老を養うべし、蓋し水の精なればなり。天下に大赦して、霊亀三年を改め、養老元年と成すべし」との詔を出し、西暦717年に年号を「養老」と改めた。
毎年7月1日には、観光客の無事を祈る養老の「滝開き」が行われる。
菊水泉
滝から約500メートル下の養老神社境内にある「菊水泉」は名水百選に選定されている名水である。この水は石灰岩層を浸透してきたもので、炭酸分やミネラルを含む。元正天皇がお言葉された「長寿、若返り、健康」の霊水でもある。
ちなみにこの水を使って製造される養老名物の「養老サイダー」はオススメの一品。売店で1本280円で販売し、観光客の喉を潤している。
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