首都圏中央連絡自動車道(しゅとけんちゅうおうれんらくじどうしゃどう)とは、神奈川県横浜市金沢区の釜利谷JCTから千葉県木更津市の木更津JCTに至る、高速道路である。略称は「圏央道(けんおうどう)」。3環状9放射のうち、3環状の最も外側である。
海老名南JCT - 海老名ICは高速自動車国道に指定されている。それ以外の区間は自動車専用道路である。また、海老名南JCT - 海老名ICを除く区間は国道468号でもある。
概要
自動車専用道路 高速自動車国道 (有料) |
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C4 首都圏中央連絡自動車道 |
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基本情報 | |
総距離 | 約300.0km(全線開通時) 253.3km(開通済みの区間、新湘南バイパスを除く) |
開通年 | 1996年- |
起点 | 神奈川県横浜市金沢区 |
終点 | 千葉県木更津市 |
道路テンプレート |
工事の遅れや用地買収の難航などで開通予定が延期することが頻繁に発生している。既に開通した区間では裁判になっていたりする(あきる野IC~青梅IC、八王子JCT~あきる野IC)。いずれも行政側が勝訴しているけど。このほか、特にひどい一例として相模原愛川IC~相模原IC間にある「小倉山トンネル」は当初トンネル2本と橋梁1本で結ぶ予定だったのが、業者の不法投棄で計画変更せざるを得なくなったというエピソードがある。
IC番号はJCTごとに繰り上がっており、20番台が公田IC(仮称)~寒川北IC、30番台が海老名IC~高尾山IC、40番台が八王子西IC~圏央鶴ヶ島IC、50番台が鶴ヶ島JCT~川島IC、60番台が桶川北本IC~白岡菖蒲IC、70番台が久喜白岡JCT~つくば中央IC、80番台がつくば牛久IC~下総IC、90番台が(主)成田小見川鹿島港線IC(仮称)~山武成東IC、100番台が東金IC~かずさIC(仮称)となっている。
10番台はおそらく横浜横須賀道路金沢支線のICに番号が振られると思われる。なお、0番台は存在しない模様。
海老名JCT、八王子JCT、つくばJCT、大栄JCT、木更津JCTは混乱防止のために交差する道路の番号が振られている。
60番台のみ、JCTではなくICで番号が繰り上がっているが、これは桶川北本ICが「桶川JCT(仮称)」として計画・建設されたためである。
ちなみにIC距離はあきる野IC~日の出ICの2kmや坂戸IC~川島ICの2.5kmのように短い区間もあれば、常総IC~つくば中央ICの10.4kmのように長い区間もある。
現在で、茅ヶ崎JCT~大栄JCT、松尾横芝IC~木更津JCTが開通している。現在、新湘南バイパスの区間である藤沢IC~茅ヶ崎JCTも、将来は圏央道の区間の一部となる予定である。
路線名
- 釜利谷JCT~栄IC/JCT~戸塚IC:一般国道468号横浜環状南線
- 栄IC/JCT~藤沢IC:一般国道468号横浜湘南道路
- 藤沢IC~茅ヶ崎JCT:一般国道1号新湘南バイパス
- 茅ヶ崎JCT~海老名南JCT:一般国道468号さがみ縦貫道路
- 海老名南JCT~海老名IC:第一東海自動車道(東名高速道路海老名支線)
- 海老名IC~神奈川県・東京都境:一般国道468号さがみ縦貫道路
- 神奈川県・東京都境~松尾横芝IC:一般国道468号首都圏中央連絡自動車道
- 松尾横芝IC~東金JCT:一般国道126号千葉東金道路
- 東金JCT~木更津JCT:一般国道468号東京湾横断・木更津東金道路
休憩施設
休憩施設となるパーキングエリアは、基本的に放射状の高速道路の間に1箇所設置される予定である。2017年3月現在は厚木PA、狭山PA、菖蒲PA、江戸崎PA、高滝湖PAが開設されている。なお、当初は高滝湖PAはサービスエリアとして整備される予定だったが、計画縮小により、パーキングエリアに変更されている。なお、駐車台数が最も多いのは菖蒲PAである。
施設一覧
開通日の(*)は土地収用法の基づく手続きによる用地買収が速やかに完了した場合の目標開通年度である。
本線
戸塚支線
番号 | 施設 | 接続路線 | 所在地 | 開通日 |
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22 | 栄IC/JCT(仮称) | C4 本線 | 栄区 | 2025年度(*) |
戸塚IC(仮称) | 戸塚区 |
関連動画
関連項目
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