首とは、以下のさまざまな事柄を表す際に使われる語彙である。
概要
名前
文化作品
その他
漢字として
- 意味
- 頭、くび、組織や集団の長、物事の最初、はじめに、発端、頭を向ける、重要な部分、物の上の部分、白状する、屈服。
- また詩などを数える助数詞として使われる。
- 〔説文解字・巻九〕には「𦣻と同じ。古文𦣻なり」とあり、𦣻という字の異体字とある。𦣻は、〔説文〕に首字とは別に載っていて「頭なり。象形」とある。
- 字形
- 頭の象形である。〔説文〕が首が異体字としている𦣻も同様。
- 首の本字は𩠐で、〔説文〕はその字形について「巛は髮に象る。之(こ)れを鬌(シュン)と謂ふ。鬌、卽ち巛なり」と解説している。つまり首の𦣻に付け足された二画は、(たぶんボサボサの)髪を表している。一方、𦣻は頭髪を整えた頭の象形になっている。
- 音訓
- 音読みはシュウ(漢音)、シュ(呉音)、訓読みは、くび、こうべ、かしら、しるし、はじめ、きみ、もうす、おびと。名のりに、おぶと・かみ・さき、などがある。
- 規格・区分
- 首は、常用漢字で、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 𦣻は常用漢字ではない。JIS X 0213にも収録されていない。
- 部首
- 首は部首である。頭に関することを表す意符として用いられる。
- 𦣻も〔説文解字〕では部首で、𦣻のほかには脜が載っている。
- 語彙
- 首悪・首位・首夏・首魁・首級・首肯・首座・首歳・首子・首相・首唱・首席・首鼠両端・首長・首都・首脳・首尾・首謀・首領
- 参考
- 首(𩠐)を逆さにした字が𥄉である。
異体字
⾸
- Unicode
- U+2FB8
互換文字
関連項目
脚注
- 2
- 0pt
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