馬謖単語


ニコニコ動画で馬謖の動画を見に行く
バショク
2.0千文字の記事
  • 7
  • 0pt
掲示板へ

馬謖とは、

  1. 中国を代表する登山家
  2. マッスルハウス所属のプロレスラー(?)、ジャイアント馬謖

である。本項では1.について説明する。

概要

生年190~年228。字は幼常。後漢末期から三国時代の人で、に仕えた武将。

襄陽宣北省宜県)の出身。襄陽の名である「氏の五常」の中の五男(末子)として誕生した。

217年頃、荊州従事としてに入り、劉備に仕え、各所の県・太守を歴任した。並外れた才の持ちで、軍略を論じることを好み、その才諸葛亮に高く評価された。ただ、劉備は彼を信頼せず、で臨終する間際にも、「馬謖は口先だけの男であるから、くれぐれも重要なことを任せてはならない」と諸葛亮に厳しく念を押したといわれる。しかしながら馬謖の才する諸葛亮は、劉備の死後、彼を参軍に任命し、しく語り合った。

224年南蛮制圧の際、馬謖は「を攻めるは下策、心を攻めるが上策」と諸葛亮に助言し、これが七七擒などの作戦に繋がり、南征の成功との後背地の安定に寄与することになった。

228年3月諸葛亮は第一次北伐の際、彼に戦略上の要所である亭の守備を命じた(亭の戦い)。諸葛亮筋を押さえるように命じたが、馬謖はこれに背き山頂にを敷いてしまう。副将の王平はこれを諫めたが、馬謖は聞き入れようとしなかった。その結果、張郃らに路を断たれ山頂に孤立し、軍は惨敗を喫すこととなる。翌5月諸葛亮は敗戦の責任を問い、軍規に基づいて処刑した(王平伝より)。諸葛亮はこの責任を取って自ら丞相から右将軍に降格した。「泣いて馬謖を斬る」の故事の元がこれである。

ここの処刑については、「軍規違反で下手したら全滅しかねない」と言う理由もあるが、記述によってはどうやら敗戦後に処罰を恐れて逃亡したらしいと言うのが決定打となっている。

ちなみに山上に布すること自体は策の1つである。だが、上記の孔明揮内容にもあるとおり、この戦いの的は「正面からガチンコで勝つ」のではなく、「戦力では劣っているのだから、消耗しすぎない戦いをする」ことである。それが読めてないあたりは「生兵法」たるゆえんなのだろうか。

この失敗がなければ次世代のホープとして活躍していたかも知れないだけに惜しい人物でもあった。

ただし年齢からして既に40近く、当時からするともはやベテランの域なので(だからこそ孔明の命無視して好き勝手できる立場なのだ)、ホープと言えるかはやや怪しいのだが。

馬謖の子孫

馬謖の子孫については、正史三国志には確認できず、『三国志演義』でも子孫は登場しないが、『三国志演義』の続編という設定の明代の演義小説である『三国志後伝』では馬謖の子として、寧(ばねい)が登場している。史実にモデルとなった人物は確認できず、架の人物のようである。 

寧は機転が利き、慎重な性格であり、諸葛亮の孫(という設定)の諸葛に従い、漢王朝劉淵に仕える。戦争では号などを起こし、合図の役割を行った。また、人材を迎え入れる使者となっていたが、途中から登場しなくなっている。 

三国志後伝』では、馬謖の子孫は余り活躍する存在ではないままで終わっている。

漫画・ゲームの馬謖

孟獲を帰順させるアドバイスをするなどに貢献した馬謖だったが、亭の戦いでの致命的な失策が今もなおネタとされ続け、馬謖を「登山家」「山頂」と呼ばれるようになった。

漫画「横山光輝三国志」

概要のほかに、司馬懿を警する諸葛亮に馬謖が流言を提案し、結果的に司馬懿から軍権を一時的に取り上げる事に成功した。 

劇場版アニメ「三国志」

コーエー「三国志」シリーズ

孔明ほどではないがどの作品でも政治・知力が高く、軍に入れれば頼もしいほどの存在感を見せてくれる。

特に「三國志11」では特技・出(部隊計略の消費気力が1になる)があるので、有能な人物と部隊を組めば、気力を気にせず乱打できる。

無双シリーズ

モブながら2のころから専用イベントがあり、3では孔明に泣いてられるムービーが、4では亭の戦いシナリオで総大将に就任し口調と見たが違う特殊モブであった。5Specialでは亭の戦いに専用BGMがつき、このBGMは「登山家テーマ」として人気が高い。

このようにPCフラグは何度も立っているのだが悉く見送られている。

セガ「三国志大戦」シリーズ

セガの「三国志大戦2」では計略名が『泣馬謖(自身は撤退し自軍の士気が増える)』と個性的なカードだった。「三国志大戦3」では計略が単なる挑発となり、便利ではあるものの地味だと、この変化を惜しむファンがいる。

また、軍師カードの馬謖も存在する。

…と思ったら、三国志大戦3においても泣馬謖が復活

彼を用いたロマン溢れるデッキがここに登場した。

関連項目

【スポンサーリンク】

  • 7
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

結月ゆかり (単) 記事と一緒に動画もおすすめ!
提供: シリアル
もっと見る

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

馬謖

383 ななしのよっしん
2024/05/16(木) 12:52:09 ID: coaqcKUlDT
かっこよく散る馬謖なんて見たくないぞ
👍
高評価
0
👎
低評価
0
384 ななしのよっしん
2024/09/03(火) 01:05:21 ID: cVgtaj1PLf
無双は「残念なイケメンキャラ鍾会に使っちゃってるからな
あれを馬謖として出したら、いい感じに死んでくれたと思うんだが…
👍
高評価
0
👎
低評価
0
385 ななしのよっしん
2024/09/16(月) 14:53:50 ID: /N4/rT2RVA
civ民「山取るのは普通では…?(防御補正25%)」
👍
高評価
2
👎
低評価
0
386 ななしのよっしん
2024/11/21(木) 00:00:33 ID: aS5sMJCJhx
>>376
北方馬謖の「忘れてください。丞相はこれ以上わずかでも何かを背負われてはなりません。」
って台詞で単に優秀だっただけじゃなく諸葛亮自身の最大の理解者の一人だったのが分かるのが余計切ない
未完のまま砕かざるを得なかった大器っていうのがよくわかる描写は良かったよね
👍
高評価
3
👎
低評価
0
387 ななしのよっしん
2024/12/24(火) 16:21:34 ID: bnsr6D+Qo4
よくよく考えても命背反があったとは言え一敗戦の責任だけで将軍が処刑は重過ぎるよな
その後の逃亡が処刑のきっかけになったと考える方が妥当
👍
高評価
3
👎
低評価
0
388 ななしのよっしん
2025/01/02(木) 12:48:00 ID: aD4kl0kaB5
あの敗戦はただの敗戦じゃなくてが長安への防備を全に油断してた北伐の最初にして最後のチャンスを全部潰した敗戦
馬謖が逃亡のせいでられたってのは部下たちも何人か処刑させられてるのに合わない感じはする
孔明オキニだったから元々収監するだけで部下に押し付ける予定だったのが逃亡のせいで擁護できなくなって処刑したってなったら流石えこひいきが過ぎる
👍
高評価
3
👎
低評価
0
389 ななしのよっしん
2025/01/15(水) 15:44:11 ID: CHlHnfBoTp
背反してこの結果なら、回数関係なく重罪でしょう
資料の書き手が指揮官線だから「惨敗」とか書かれてるけど、ほぼ確実に死人は出てるわけだし
ベストを尽くした末の犠牲なら死んだ者たちの類縁者もまだ納得するけど、そうではなく馬謖本人の命背反のせいなのだから間違いなく彼らは相当に殺気立っていたはずで
それを宥めるためには死か、それに準じる罰を与えるぐらいでないと

そもそも命を助けておいたところで、今後の軍人としてのキャリアなんていも同然では?
戦場に投入しただけで、同僚や部下から「こっちは命をかけているんだ、こんなをウチに配属するな」と根強い不信感を示されて作戦行動に大いに支障をきたす
そんな駒をどうやって使いこなせと
👍
高評価
0
👎
低評価
0
390 ななしのよっしん
2025/01/26(日) 10:03:38 ID: ohJs3RbclP
オリジンシリーズ化したら出番あるかもな
👍
高評価
0
👎
低評価
0
391 ななしのよっしん
2025/01/31(金) 21:00:34 ID: cVgtaj1PLf
諸葛亮がロクな軍事実績のない馬謖を総大将にして張郃に当たらせたが、群臣はみんな反対し、諸葛亮は反対を押し切って馬謖を行かせ、馬謖は見事に期待を裏切った
諸葛亮馬謖を処刑して泣いたが、馬謖への哀れみであるとは書かれていないため、状況を考えれば愚かな自分の失敗起用で一の大事が終わってしまったことへのと考えられる
👍
高評価
0
👎
低評価
0
392 ななしのよっしん
2025/02/03(月) 17:26:10 ID: 7Zq5ge/OqH
>>sm43702540exit_nicovideo
👍
高評価
0
👎
低評価
3

ニコニコニューストピックス