高山箕犀(たかやま きさい)とは、フリーのイラストレーター兼ゲームデザイナーである。
概要
大学卒業後にビッツラボラトリーに入社し、恋愛シミュレーションゲーム『トゥルーラブストーリー』シリーズのグラフィックを担当。
同シリーズ制作に特化したGameCRABに所属した後、シリーズ最終作に当たる『True Love Story -Summer Days, and yet...』でキャラクターデザインを担当したことで、高山の名が知られるようになる。
その後フリーとなり、エンターブレインより発売された、トゥルーラブストーリーの流れを汲む『キミキス』『アマガミ』の両作品でキャラクターデザインを担当。こちらはシナリオ部分にも大きく関わっている。
PS2版アマガミの発売から約7年後の2016年、オリジナルTVアニメ『セイレン』において、キャラクターデザインとともに、全12話の脚本を務めることが発表された。
担当した作品には紳士的要素が多分に含まれており、「会話イベントでエッチな話題が選べる」「エロゲーと見紛う過激なイベント」「主人公が変態」であることが多い。
一方で純愛をとても大切にしている節があり、ヒロインを同時攻略しようとすると、高確率で主人公、ヒロイン、プレイヤー全員の心に傷を負う展開になる。
アマガミにおいて、ソエン状態となったヒロインは部活や仕事で成功するようになるが、これは「ヒロインの成功する未来を犠牲にしても結婚する覚悟を持って欲しい」という高山の考えからきている。
また、キミキス以降の高山担当作品は世界観が同じであり、アマガミのゲーム本編にキミキスの小ネタがあるだけではなく、コミッククリア連載の漫画『アマガミLS~はるかAnother~』(漫画:santa、原作:高山箕犀)には、キミキスのキャラクターや輝日南高校が登場したり、セイレンが発表されたPVではヒロインの1人と思われるがキャラクターがアマガミの輝日東高校の制服を着ているなど、積極的に過去作品のキャラクターや舞台を登場させている。
トゥルーラブストーリー1~3のキャラクターデザイン・原画を担当した松田浩二から絵的な面で大きな影響を受けている、とインタビューで語ったことがある。これはビッツラボラトリーに所属していた頃に松田の絵に似せる練習をしていたためで、松田に見せるとちゃんと添削をしてもらえたとのこと。
ちなみにレトロゲーマーであり、大のMSX、SEGA好きで、ツイッターでもよく話題にあげたり、リツイートしたりしている。中学生時代には、MSXの『沙羅曼蛇』を丸2日寝ずにプレイしていたところゲームパッドが滑るので、電気をつけてみたら親指の皮がむけて血まみれになっていた……といったエピソードもあったという。これまでプレイしたゲームで名作を1つ挙げるとすればSEGAの『スペースハリアー』とのこと(2006年1月公開のインタビューでの回答)。
代表作品
- トゥルーラブストーリーシリーズ(グラフィック)
- True Love Story -Summer Days, and yet...(キャラクターデザイン、グラフィック)
- キミキス(キャラクターデザイン、グラフィック)
- アマガミ(キャラクターデザイン、グラフィック)
- Fate/GrandOrder(キャラクターイラスト 女王メイヴ)
- セイレン(キャラクター原案、脚本)
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- ページ番号: 5450785
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