高崎まつりとは、群馬県高崎市で毎年開催されている夏祭りである。
概要
毎年、基本的に8月の1週目の土日に行われる。
群馬県内で最大規模とも言われ、2日間開催される。(市制100周年時のみ、4日間行われた)
高崎駅西口から、もてなし広場付近まで続く「シンフォニーロード」と呼ばれる道を囲んだあたりまでの高崎市中心街が開催場所となっている。
特徴として町ごとに山車が出され、かなりの数の山車を見ることができる。
もてなし広場では山車が集まって、叩き合いも行われる。
山車は参加地域の半分ずつが毎回入れ替え制で行っている。
(ただし市政80周年など10周年毎の記念時は、全町内会の山車が参加している。)
山車以外には下記のような出し物がある。
- 屋台・・・祭りの定番。同じような屋台がほとんどだが、中には変わった物も。
- 技能祭・・・伝統工芸の体験や販売を行う
- 大花火大会・・・1日目の夜に大量に花火が放たれる。
- 阿波おどり・・・何故、阿波おどりを高崎まつりで踊るのか良くわからない。
- 創作だるまみこし・・・創作だるまの小さめなみこし。奇抜なものが多く目立つ。
山車について
町ごとに山車の上には小太鼓2つ、大太鼓1つが置かれ、町ごとに違うメロディとなっている。
太鼓は子供が交代で行い、笛を大人が演奏、残りは山車を引きまわすといった役割をしている。
もちろん子供も大人も祭りの日までかなりの練習を行って本番を迎えている。
ただし、近年は少子高齢化の影響で、子供が居ない町は大人が頑張っている模様。
高崎山車ばやし保存会によると「雨だれ、三てこ、数え歌、松くずし、三挺子、梅が枝 、春はうれしや、一つや、かわり玉、おかぐち、かご丸、七草、御大典囃子、おうま、 高崎田町」といったものが演奏されているとのこと。
ちなみに筆者が子供時代に演奏したのは三挺子、数え歌 、梅が枝、雨だれと記憶している。
数え歌→三挺子→梅が枝→三挺子→雨だれ→・・・と繰り返して演奏する。
2日間もの間、太鼓と山車を引くだけで遊んでいる暇は無く大変ですが、祭りに参加している気分を味わうには一番かもしれません。
歴史について
現在の高崎まつりのはじまりは、1975年の高崎ふるさとまつりとなる。
(前身としては、頼政神社の祭典や道祖神祭り、高崎奉納祭といった祭りがある。)
高崎青年会議所が主体となり、市制75周年を記念しての開催となった。
この祭りが公表のため、毎年開催されることとなる。
暫くの間、市民主体の祭りが続いていたが、
市制85周年を記念し、「高崎まつり」と改名。
市が祭りに参画することとなり、現在の高崎まつりとなった。
関連動画
関連リンク
- 高崎まつり公式サイト
- 高崎山車ばやし保存会(山車や高崎まつりの詳細な歴史を記述)
関連項目
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