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高校鉄拳伝タフとは、猿渡哲也による日本の漫画である。単行本全42巻。
概要
1993年から2003年までの約11年間『週刊ヤングジャンプ』で連載されたタフシリーズの一作目。
神戸を舞台に、門外不出の活殺術の継承者・宮沢熹一が、最強という幻想に取りつかれた猛者たちとの戦いに明け暮れ、技を吸収し成長する様を描く。
格闘技マニアの作者による逞しい肉体描写や関節技を始めとする数々の必殺技、軽快な関西弁のセリフなどが特徴。
また、単行本では巻末で格闘家との対談が掲載されている。
格闘漫画として『グラップラー刃牙』シリーズに並び立つ金字塔なのだが、ネット上ではあちら以上にネタ的な扱いをされることも多い。
連載終盤にOVA形式でのアニメ化が決まり、2002年～2004年頃に全3巻が発売された。 ...アメリカでは。
日本ではパッケージまで作られたにも関わらず何故か発売中止となり未だに日本版ROUND3が無い状態が続いている。
主な登場人物
宮沢熹一
主人公。青葉工業高校の二年生で灘神影流活殺術第15代目継承者。身長172cm、体重60kg〜65kg。愛称は「キー坊」。目立ちたがりの明るい性格。好物は豚まん。苦手な物はオバケ。
宮沢静虎
熹一の父で彼に生まれた時から殺人術の英才教育を施して来た師。息子想いの強くて大きくて温かい、優しい人物。アイアン木場との戦いで網膜剥離を患った影響からか普段は眼鏡を着用している。誕生日は三月十日。脱糞音が近所に聞こえるくらいデカい。兎好き。
石毛
通称「チンゲ」。転校生で尚且つ体が小さいためいじめられていたが、熹一と仲良くなってからはいじめられなくなり、彼のせいでファンキーな髪型になって以降も一緒につるむ。
森浦
通称「モリヤン」。熹一の友達で解説役を担うことも多い。
黒田光秀
「阿修羅」の異名を持つ灘神影流と対をなす流派・灘心陽流の伝承者。灘の次に偏差値が高い聖剣高校に通う。自身が側頭部に打ち込んだ蹴りが原因で親友が亡くなって以降はふさぎ込んでいたが、熹一との戦いで殻を破り、以降は戦友として彼とトレーニングを行うなど、序盤はよく登場していたのだが、アイアン木場と熹一のバトル中に姿を消し、16巻以降は登場しない。
アイアン木場
日本最大のプロレス団体『ワールド・プロレス』総帥。面子を重んじる男で、かつて静虎に左目を突かれ失明し[1]、恐怖心を植え付けられたことで灘神影流に執着する。
高石義生
「人食い義生」の異名を持つパワフルなプロレスラー。左目の下に傷跡があったのだが黒竜寺での修行以降は消えてしまった。可愛い妹がいる。モデルは高橋義生。
エドガード・C・ガルシア
淡々と敵を破壊する、サイボーグに例えられる、氷のような冷たい目をした男。熹一と同い年。
朝昇
通称「鼠の朝昇」。1500種類の関節技を駆使し3000本の骨を折った黒竜寺の小柄な修行僧。本名は朝田昇といい、東大法学部卒業後司法試験に合格した過去を持つエリート。
宮沢鬼龍
悪魔と形容される静虎の双子の兄で灘神影流活殺術の達人。
灘神影流
単なる突く・打つ・蹴るという拳法にとどまらず様々な武術を取り入れ、投・極・打のあらゆる格闘スタイルに対応できるよう練り上げられた古武道にして裏の世界で最凶と噂される殺人術。
いわば人を殺すために創られた総合格闘技であり、その秘技は門外不出で代々家長より継承者へ直接伝えられる……熹一は勝手に巻物を閲覧して使えそうな技を拝借しているが。
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関連項目
脚注
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