高梨沙羅(たかなし さら)は日本のスキージャンプ選手である。
概要
1996年10月8日生まれ、北海道出身。身長は152cmとこの競技ではとてもちっちゃい。クラレ所属。
小学校2年生の時からアルペン用スキーでジャンプをはじめ、その後地元上川町のジャンプ少年団に入団。 2011-12シーズンのワールドカップ蔵王大会で最年少記録となる15歳で優勝。翌2012-2013シーズンには日本人選手初となるスキージャンプワールドカップ個人総合優勝を果たすなど、早くから世界の女子スキージャンプ界で活躍した選手である。 高校は英語力強化を見込んで旭川市のインターナショナルスクールに進み、その4か月後には高等学校卒業程度認定試験(高認)にあっさり合格してしまった。
2013-2014シーズンもワールドカップで無類の強さを発揮し、ソチオリンピックの優勝最有力候補と言われたが(ちなみに、女子のスキージャンプはこの大会から種目に採用されたため、金メダルを獲得すれば"初代女王"である)2回とも追い風という不運もあり着地を決められず4位に沈んだ。なお五輪後の2014年3月には日本体育大学の飛び入学試験に合格している。
その後も2015-2016シーズンでワールドカップ2年ぶりの総合優勝、2016-2017シーズンは世界選手権個人3位、ワールドカップ通算53勝(男女通じて歴代最多タイ)達成・2年連続4度目の総合優勝達成などの活躍を見せる。ただ平昌オリンピックが開催される2017-2018シーズンは、マーレン・ルンビ(ノルウェー)やカタリナ・アルトハウス(ドイツ)らの台頭もあり、54勝目を前に足踏みが続いたため日本のファンたちをやきもきさせていたが、五輪本番では2回とも103.5mを飛び、4年前には手が届かなかった銅メダルを獲得した。
以上のとおり中学生のころから世界の第一線で戦い続けている選手であり、「女子のスキージャンプといえば高梨沙羅」と言わんばかりに国民的ヒロインの座を手にしている。 一方で20歳前後から化粧を覚えて見た目が急速にギャル化(これは資生堂が彼女のスポンサーについたためともいわれている)し、また練習場へ向かう際にベンツG63AMGを自ら運転していると専門誌に掲載されたため、そっちの面でいろいろ残念がる人が少なからずいるとかいないとか。ただ、そのメイクのおかげで最近では韓国でも人気が出てきて"美女鳥(韓国語で「ミニョセ」)"などと呼ばれているらしい。
安定した助走からの素早い空中姿勢への移動が高く評価される一方、テレマーク姿勢に課題があると言われている。
関連動画
関連商品
関連項目
- スポーツ選手の一覧
- スキージャンプ
- セブンイレブン(実家は層雲峡温泉にある店のオーナー。高梨はこの縁で同社のCMに出演した)
- イモトアヤコ(顔が似ているとよく指摘される。また高梨はイモトを同じアスリートとして尊敬している)
- ざわちん(板野友美のものまねタレント。高梨にとってはメイクの師匠)
- ロコ・ソラーレ(平昌五輪に出場したカーリングチーム。スキップ藤澤五月は高梨と並び韓国でもビジュアルが人気)
- 若者の人間離れ
関連リンク
- 0
- 0pt