高橋大輔とは、日本の元フィギュアスケート選手である。
バンクーバーオリンピックにて、フィギュアスケート日本男子史上初のメダルを獲得した。
概要
1986年生、岡山県出身。関西大学大学院在籍→在籍年数の上限を超えたため中退。
経歴
8歳の頃フィギュアスケートを始める。2001年に全日本ジュニア選手権を制し、2002年には世界ジュニア選手権で日本人男子として初優勝した。
シニアの大会に出場するようになってからしばらくは成績が振るわなかったが、2005-2006シーズンにはグランプリシリーズで優勝、トリノオリンピックの日本代表にも選出され、8位に入賞した。
その後も活躍を続けるが、2008年10月末の練習中に右膝を怪我しそのシーズンの大会への出場を断念、手術を受けることとなる。
怪我・リハビリを乗り越えた2009-2010 シーズンでは全日本選手権で優勝し、バンクーバーオリンピック日本代表に内定。オリンピック本番でフィギュアスケート日本男子史上初のメダルを獲得するという快挙を達成した。
更に2010年世界選手権トリノ大会(記念すべき第100回目の大会)にて、日本男子初の世界チャンピオンになる快挙を達成した。
技術・演技
「世界一のステップ」とも評されるストレートラインステップが持ち味で、バンクーバーオリンピックでも最高難度のレベル4を獲得した。またその後の世界選手権トリノ大会のフリーでは、全てのステップ・スピンでレベル4を獲得した。
表現力も高く評価されており、バンクーバーオリンピックではプログラム構成点において全選手中最高得点をマークした。
スケーティング、スピンの技術も高い。
4回転ジャンプも跳べるが、トリノ、バンクーバーの両オリンピックでは成功せず、転倒してしまっている。
トリプルアクセルを得意としている。
コーチ
中学時代から現在まで長光歌子コーチ(現関西大学アイススケート部コーチ)に師事する。
2004-2005シーズン終了後からはニコライ・モロゾフが新たにコーチ・振り付け師となり、フィジカル面、ステップ面の強化に力を注いでいった。
しかし2008年4月、モロゾフがライバルの織田信成のコーチに就任したことから高橋はモロゾフコーチとの契約を解除した。
本田武史コーチからジャンプの指導も受けている。
関連動画と一緒に見る高橋大輔の軌跡
大会等での演技
プログラム、主に3位以上の成績を残した大会、関連動画をシーズン毎に紹介。
2009-2010シーズン:怪我からの復帰、そして2度目のオリンピックへ
2008-2009シーズン:怪我によりこのシーズンの全大会の出場を断念
2007-2008シーズン
2006-2007シーズン
上記のシーズン以前
2005-2006シーズン:トリノオリンピック出場
SP | ロクサーヌのタンゴ 映画『ムーラン・ルージュ』より | FS | ピアノ協奏曲第2番 | EX | ノクターン |
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- 第74回全日本フィギュアスケート選手権:優勝
- 2005/2006 ISUグランプリファイナル:3位(日本男子初の表彰台入り)
- ISUグランプリシリーズ NHK杯:3位
- ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ:優勝
2004-2005シーズン
SP | 1.Nyah 映画『ミッション:インポッシブル2』より 2.剣の舞 |
FS | アランフエス協奏曲 | EX | ノクターン |
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2003-2004シーズン
SP | Nyah 映画『ミッション:インポッシブル2』より |
FS | パガニーニの主題による狂詩曲 パガニーニの主題による変奏曲 |
EX | 砂漠のバラ |
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2002-2003シーズン:本格的にシニア参戦
SP | ヒーローズ・シンフォニー | FS | 映画『スター・ウォーズ エピソード2』より |
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2001-2002シーズン:世界ジュニア選手権で日本男子として初優勝
SP | ミュージカル『ウエストサイド物語』より | FS | ヴァイオリン協奏曲第1番 |
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その他の動画
関連商品
関連項目
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