YMS-08A 高機動型試作機とは、ガンダムシリーズのデザイン企画『MSV』に登場するモビルスーツである。
概要
High Mobility Test Type 高機動型試作機 |
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型番 | YMS-08A |
頭頂高 | 18.8m |
重量 | 65.2t / 76.6t |
兵装 | ザク・マシンガン |
ヒート・ホーク | |
シールド |
MS-06J 陸戦用ザクⅡの後継機はMS-07計画のYMS-07 プロトタイプ・グフが有名だが、この他にMS-08計画という陸戦用高機動型MSの開発計画も存在する。
YMS-08Aは、プロトタイプ・グフと同時期に「競作」という形で開発が進行した陸戦用高機動型試作MSである。
設計はジオニック社ではなく、後にドムを開発したツィマッド社が担当。F型ザクを再設計し、背部と脚部に新型推進器を増設、ラジエーター(冷却系)と装甲を強化しつつ本体重量の軽量化が図られた。
プラン上の機動性はプロトタイプ・グフを凌駕していたが、新型ロケットの燃焼効率が悪く、出力不足が災いして所期の性能を発揮出来なかった。
ツィマッド社上層部と軍部はザクⅡJ型のリファイン版に過ぎないと判断。試作5機が製作された段階でMS-07計画へ統合されている。
MS-08たち
「高機動型試作機」は型番ではグフより後なのだが、デザインはむしろザクとグフの中間的になっている。
そしてYMS-08Aという型番から“Bタイプもあったのではないか”と言われていたが、パラレルな世界である『MSD』ではYMS-08B「ドム試作実験機」が設定された。これは旧MSVの「グフ試作実験機」に対応する機体で、さらに08小隊のアイナザク「宇宙用高機動試験型ザクⅡ」とデザインに共通点を持たせられている。
同じ「MS-08」の型番を持つ機体として、グフとドムの中間であるMS-08TX「イフリート」がある。イフリートは後発の作品で、重要な敵キャラクターの乗機になることが多く、08系の中でも特に知名度と人気が高い。これと高機動型試作機の関係を書いている資料も稀にあるようだが、無関係と断言している資料もある。MSDではつなげる気配があるようだが…?
偶然か狙ってか、これら機体のすべてがザク、グフ、ドムの中間的なデザインになっている。
関連項目
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