高田清美(たかだ きよみ)とは、漫画「DEATH NOTE」の登場人物である。
テレビアニメ版の声はタレントの岡村麻純(第一部)、声優の坂本真綾(第二部)。
実写映画版のキャストは女優の片瀬那奈。テレビドラマ版では登場しない。
概要
通称「清楚高田」「タッキィ(第二部)」。好きなものは「頭の良い男」、嫌いなものは「頭の悪い女」。
非常にプライドの高い性格。弥海砂にも表面上は大人の対応をしているが、内心は対抗心むき出しで、夜神月との関係において優位に立とうとする様子が見て取れる。
第一部
月の大学生活におけるガールフレンドの1人で同学年。ミス東大と呼ばれるほどの美人で、本人は「うわついたものは嫌い」と言っているものの、本心はまんざらでもないらしい。
もともと月がミサとの接触をカモフラージュするために作った多数の彼女(ミサ曰く、ユリ、シホ、エミ、マユなど。高校時代のユリ以外はミサのセリフのみ)の一人であり、出番も数コマ程度とモブキャラに等しかった。しかし・・・
第二部
重要キャラとしてまさかの再登場。大学を卒業してNHNのアナウンサーになっており、魅上照からキラの代弁者に選ばれたことでキラの協力者として行動すると共に、「新世界の女神」として権力を持つようになる。
元々の美貌に加えて、高い人気と露出度を誇る職業(公共局のアナウンサー)という要素から、キラ信者たちの女神として祭り上げられ崇拝されるようになった結果、彼女自身も内面に秘めていた自尊心や女王様気質を剥き出しにしていくようになり、ついには常時周辺におびただしい数のボディーガードを侍らせながら行動するようになる。大学時代同様やはり満更ではなく、本人は女王様気取り。
しかし日本捜査本部とSPKのYB倉庫での対面を控えた直前にメロに誘拐され、隠し持っていたデスノートの切れ端でメロを殺害するも、その証拠を隠蔽しようとした月と魅上の両方からデスノートに焼身自殺と書かれ、長野県軽井沢の教会にて監禁されていたトラックに火をつけ、メロの死体ごと焼死する。
この死が、直後の決着において月の運命を決定づけることになった。
月との関係については第一部同様、ただキラとXキラ(魅上)の中継役として月に終始利用されていただけで終わった。またニアに、キラに対する自身の考えをテレビで堂々発言しているさまを「成績が優秀なだけでただの馬鹿」「バカ丸出しのキラ崇拝ぶり」と評されており、人間的に良い印象は持たれていなかった。
テレビアニメ版
アニメ自体が原作にほぼ忠実な流れであり、高田の設定にも大きな違いはない。最期のシーンは月に電話で冷たく言いはねられ涙を流すなど、原作よりも悲壮感・絶望感を与える演出が加わっている。
なお第二部では声の役が変更されている。交代理由は公表されていないが、当時の某掲示板では第一部の岡村の棒読みに対する批判や交代を望む書き込みがあり、坂本への変更希望がちらほらあった。その後これらの願望が実現するわけだが、偶然坂本になっただけなのか、制作側がこういった意見を取り入れた故なのかは不明。
実写映画版
後編に登場。こちらは初めからテレビ局(NHNではなく出目川のいるさくらTV)のアナウンサーとして登場し、月とは面識も接点も無い。性格も原作とはだいぶ異なる。レムにより第三のキラ(原作でいうヨツバキラ=火口卿介の立ち位置)となる。死亡する流れも火口のそれに近い。
余談だが、原作・アニメ・実写映画において、月自身がデスノートで殺害した最後の人物でもある。
関連項目
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