ヴィヴィオとは、魔法少女リリカルなのはStrikerS、魔法少女リリカルなのはViVid、ViVid Strike!に登場するキャラクター。また魔法少女リリカルなのはViVidの主人公。もう一人のヒロインのアインハルト・ストラトスの嫁ぎ先でもある。
魔法少女リリカルなのはStrikerS、魔法少女リリカルなのはA's PORTABLE -THE GEARS OF DESTINY、魔法少女リリカルなのはViVid、ViVid Strike!では水橋かおりがCVを演じた。
概要
魔法少女リリカルなのはStrikerS
同作におけるキーパーソン。容姿は右目が翡翠(緑)、左目が紅玉(赤)のオッドアイで金髪。
地下水道で、鎖に繋がれたレリックを引きずっていたところを休暇中のエリオとキャロに発見され、機動六課に保護された(この時、エリオはヴィヴィオの移動音を聞き取って先回りしている)。
人造魔導師であるため正確な年齢は不明。外見や言動から察するに4~6歳相当ではないかと思われる。また、人造魔導師でありながら魔力は同年代の子供たちに比べて少し高い程度で、特殊な能力も確認されなかった。それ故に、未知の潜在能力に危険視されていた(エリオ曰く「プロジェクトFはまだ続いている」)。
後に高町なのはが保護責任者に、フェイト・T・ハラオウンがその後見人となり正式に機動六課で預かることになった(部屋はなのはとフェイトの愛の巣部屋)。ちょっとスパルタ気味ななのはと、ちょっと甘めなフェイト、寮母のアイナさんに見守られ、年相応の明るい女の子に成長していった。
しかし、機動六課が襲撃された折にルーテシア一行に拉致され『聖王ヴィヴィオ』として覚醒、結果的に機動六課と対立、なのはママと死闘を繰り広げることになる。(理由など詳細は重大なネタバレのため後述で反転して記述する。)
事件後ほどなくなのはママの養子になって、高町ヴィヴィオになった。
以降ネタバレ多めなため灰文字
その正体は「最後のゆりかごの聖王オリヴィエ」のクロ-ン体『聖王の器』であり、オッドアイや金髪などはその聖王の証である。古代ベルカ王族の固有スキル「聖王の鎧」を保持していた。古代ベルカの王族は生体兵器としての能力を持っていたとされていた。
その力を見初められ、スカリエッティに古代の戦船「聖王のゆりかご」の制御ユニットとして組み込まれてしまう。その後、なのはが助けにくるも、クアットロにより聖王化(外観は10代半ばの少女の姿に)させられてしまう。
その際に洗脳を受けており、なのはが本当の親を奪ったと思い込まされるが、洗脳は後に解ける。しかしゆりかごの機能により、攻撃をやめられないため、なのはを傷つけまいと別れを告げようとするも、我らがなのはさんの説得(主に肉体言語)と強い思いで、説得に成功。
その後、その攻撃がやめられない原因となった体に埋め込まれたレリックを、なのはのスターライトブレイカーによって破壊されたことで本来の姿に戻り、感動の再開を果たす。
その後正式になのはに引き取られ、高町ヴィヴィオとなる。
魔法少女リリカルなのはViVid
St.ヒルデ魔法学院初等科4年生となり、母である我らがなのはさんから進級祝いにデバイスをもらったところから物語が始まる。
性格は前作とは打って変わってとても明るい女の子で学院では優等生であり、文武両道。本作のもう一人のヒロインであるアインハルトとはノーヴェがきっかけで戦い、その後、友人となる。(またここからアインハルト×ヴィヴィオの百合ルートが本格化していく。)
なのはとフェイトのことを『なのはママ』と『フェイトママ』と呼んでいて、その二人の知り合いとも基本仲良くしている。友人作りがなぜか異常にできる。基本的に同世代の友人や付き合いの長い知り合いにはフレンドリーに話す。一方でなぜかアインハルトにだけは敬語を使って話す。しかしこれは好意の裏返しであって、嫌いだからとかでは絶対にない。その後はミウラをはじめとしたIM以降に知り合った年上の相手には敬語が多いので、アインハルトだけ敬語で話す例外の相手というわけではないようである。また旧機動六課の4人(スバル・ティアナ・エリオ・キャロ)にも敬語を使用している。
またアインハルトに好意を寄せており(もちろん友達としてだが)、インターミドル参加以降はミウラとも親しくなっており、あるシーンにおいてはヴィヴィオがミウラをお姫様抱っこしている。勿論なのはシリーズのお約束でもある百合ルートがいまかいまかと待ち続けられていることは言うまでもない。
以降ネタバレ多めなため灰文字
なのはから自分専用のデバイス、セイクリッド・ハート(クリス)をもらっている。
また聖王化しないまま大人の姿に変身することができるようになった。大人モードと本人がよんでいるこの状態はアインハルトの戦闘形態と同じようなものであり、姿だけでなく、その身体能力も上がる模様。だがかつて、聖王の証としてもっていた「聖王の鎧」も失くし、防御も攻撃も十分とはいえないため学者型か中後衛型である。が、本人は気にしておらず、スタイルとして「視野を広くもち、動作のスピードに重点をおいたカウンターを得意としている。カウンターヒッターなどと呼ばれたりもする。特にカウンターに繋がる見切りに関しては天性の才能を持っており、近距離の射撃や一度見たコンビネーションを防ぐ芸当が出来たりするので、この点に関しては驚かれることが多い(極限の見切りとカウンターを武器とする「神眼」の資質を持つと言われる)
またなのはやフェイト直伝と思われる遠距離魔法もいくつか習得しており、リリカルなのはシリーズではおなじみ『ディバインバスター』『ソニックシューター』などもある。ただしヴィヴィオのディバインバスターは遠距離魔法というより射砲撃として使われることがもっぱらであり、むしろなのはよりスバルの魔法に近くそちらから教わった可能性もある。
自分が聖王のクローンだということは理解し、向き合っていて、友人でも何人かは知っているものがいる。基本的にそのことについてはあまり触れられないが、本人はそれが悪いことだとは思っていない様子。
(むしろなのはママに出会えたのでよかったのかもしれない)
聖王の血を引くゆえにオッドアイとなっており、また魔力光も極めて珍しい「虹色」となっている。
本作ではスポーツとしての戦闘がメインであり、ヴィヴィオは『ストライクアーツ』を習得している。ちなみに格闘技をしているわけは、かつてなのはと交わした約束の「すぐに泣かない、転んでも1人で立てる」などを実践するためであり、またそんななのはママを守りたいという思いから。また単純に「ノーヴェが教えてくれるストライクアーツが好きだから」という理由もある。
ちなみにフィジカル面に難があるため、試合形式の場合はパワーファイターであるミウラとの相性はかなり悪く、また格闘技において総合力で劣ってしまうアインハルトにいたっては「10回やって2~3回相打ちに持ち込めるかどうか」というぐらい差があるものの、後先考えずにやれば互角以上に戦うことが出来、本編中では最終的に勝利している。(が、そんな試合をするようなことになれば大抵は師匠であるノーヴェから怒られるため、よっぽどのことがない限り封印している)
Vivid Strike!では主人公の座こそフーカ・レヴェントンに譲ったものの、主人公格として活躍。攻撃力の低さと防御面のモロさゆえかDSAAのU-15ワールドランキングこそ7位どまりだが、同級1位のリンネ・ベルリネッタを公式戦で二度にわたって下すなど、技量と戦術面のレベルの高さを証明。なお本作では不戦敗以外の負けは描写されていない(インターミドルの結果やランキングを見る限り、やはり弱点を突かれて負けていると思われる。またリンネとの再戦ではKO勝利という結果だけ見れば初戦以上の結果だったものの、肉体面のダメージは勝利したヴィヴィオのほうがリンネよりずっと重く、次の試合は負傷棄権する結果となっている)
補足、その他
- デバイスの名前はセイクリッド・ハート、クリスと呼ばれておりうさぎのぬいぐるみの中にコアが内蔵されているタイプである。なぜか浮遊しており、その愛らしい挙動からファンもたくさんいるとかいないとか。
- なのは直伝の魔法を使うこともできる。読者全員の興味はもっぱら、彼女がなのはさんからスターライトブレイカーを教わっているのか、もしくは何らかの手段で使えるのかという点だろう。
- 使用しているディバインバスターはスバル型の射砲撃なので、おそらくスターライトブレイカーは習得してないと思われる。適性的には習得できると思われるが、ストライクアーツにこだわっているので競技選手でいる間は習得しないかもしれない。ライバル兼親友のミウラは集束打撃の「抜剣・星煌刃」として使用しているが。
ViVid Strike!
ViVidから1年たった世界のため、St.ヒルデ魔法学院初等科5年生となっている。MSAAのU15ワールドランキング第7位。
主人公であるフーカ・レヴェントンの幼馴染のリンネ・ベルリネッタの全試合KOを止めた。
ヴィヴィオの主な必殺技・魔法集
技名・魔法名 | 初登場話数、詳細(StSはStrikerSの略称でありViVidはViで表す。 |
インパクト・キャノン | StS25話。巨大な魔力の塊を拳で打ち出して攻撃する。なのはから獲得した技。 |
セイクリッド・クラスター | StS25話。魔力の塊を打ち出し、それを途中で拡散させ攻撃する。なのはから獲得した技。 |
プラズマアーム | StS25話。拳に電撃変換させた魔力を纏わせて攻撃する。フェイトから獲得した技。 |
ソニックシューター | Vi12話。ミドルレンジでの射撃攻撃。球状のエネルギー弾を無数に投げて攻撃する。 |
アクセル・スマッシュ | Vi15話。相手の攻撃を拳撃でカウンターをする技。ヴィヴィオのもっとも得意技でもある。 「一閃必中!」 後に純粋な強化系としてエクシードスマッシュを習得。またアクセルスマッシュを左右同時に撃ち続けることができるようになっている(アクセルスマッシュW、アクセルスマッシュ∞など) |
ジェットステップ | Vi21話。ステップの1つ。俊足の足から繰り出される蹴り。インターミドルに向けて習得。 |
関連動画
関連制画
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関連項目
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