高画質とは、画質がきれいなことである。また、そのような動画に対して言われる。 ・・・はずなのだが、低画質の画像に対しても、皮肉めいてこのように評される場合もある。 その場合は「超画質」と呼ばれることが多い。
ニコニコ動画では、投稿サイトであるSMILEVIDEOの制限が、YOUTUBEなどの主な動画投稿サイトに比べてほどほどに緩かったため、ニコニコ動画(γ)のころからエンコード職人によって高画質が競われている。ただし最近はYouTube、Zoomeとも無料でHDの高ビットレート動画を投稿できる。ニコニコ動画プレミアム会員の場合、100MBの容量制限があるもののビットレート制限はないため、数分間の短い動画に限り他サイトを超えるクオリティの動画を投稿できる。
また、高画質(高ビットレート)を売りにした動画は大体高音質である場合が多い。画質のビットレートを100kbps減らしたところでそれほどクオリティは変わらないが、音質は100kbpsで飛躍的に向上するためである。
高画質となる主な要因
高画質となる要因としては次の3つが考えられる。
1.元のソースの状態が良い
これについては動画の内容、性質によって基準が異なってくる。
例えば80年代の懐かし映像などVHSテープで保存されていたような動画は、テープの経年劣化を通常免れないが、それをほとんど感じさせないだけでも十分高画質といえるだろう。
アニメの場合、まず解像度の違いがある。解像度はDVDより地デジ、地デジよりブルーレイの方が上である。またセルDVDやブルーレイのものはデジタルリマスタリング処理が施される場合があり、未処理のものより綺麗なことがある。
ゲーム動画の場合、キャプチャの方法などが人によって異なり、この時点で画質に大きな差が出てしまうことが多い。
自分で撮影した写真や動画の場合、そのカメラの性能が大きく画質を左右することになる。
2.エンコード前の補正処理
エンコード(圧縮)前に、様々な補正処理を施す場合がある。例を挙げると、解像度をニコニコ動画のプレイヤーサイズに合わせたり負荷を抑えるために下げたダウンコンバート、解像度を上げることで拡大しても綺麗になるアップコンバート、ノイズ除去、色調補正などがある。
3.エンコード(圧縮)
動画を投稿するにはエンコード(圧縮)が必須となる。ニコニコ動画のコメントでは高画質=高ビットレートによるエンコードと捉えられていることが多い。
ビットレートを高くするなどの要因により、ほぼ劣化のないエンコードができる。注意しておきたいのはビットレートを高くするということは劣化を少なくするということであり、ビットレートの高さは品質と比例するわけではない。例えば1000kbpsで十分なクオリティとなるような動画をその10倍の10000kbpsにしたところで、98を99.9にするようなものであり、動画が重くなるといった弊害の方が遥かに目立つことになる。
H.264でエンコードする場合、十分にビットレートの確保ができる短い動画なら、簡単に劣化の少ないエンコードが可能だろう。しかし長時間の動画では100MBの容量制限があるため、少ないビットレートでいかに高画質にするかの技術が必要になるかもしれない。
高画質でエンコードするには
高画質をめざすならH.264でエンコードするのが基本。動画内容によってはエコノミー回避でも劣化の少ない圧縮が実現できる。ただしネットブックなど性能の低いパソコンでは快適に見ることができないため、それを考慮するならVP6でエンコードするのもいいだろう。
細かい設定なんてしたくない、という人はつんでれんこを使うのがいい。ただしニコニコ動画にアップロードすることに特化しているので別の目的に適した設定にするのが難しい。詳しい使い方はこちらのページで。
設定をいろいろ変えてみたり、フィルタを使った補正処理など、より高画質や自由度を求めるならAviUtlがおすすめである。おおまかな設定や準備の仕方はこちらのページで。
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