高見泰地(たかみ たいち)とは、将棋棋士である。1993年7月12日生まれ。神奈川県出身。石田和雄九段門下。棋士番号284。
本名は髙見泰地。愛称は“たかみー”。横浜市生まれのシティボーイにしてプロの観る将。
棋歴
11歳で奨励会に入会。順調に昇級を続け、二段で1年半を費やしたものの16歳で三段に昇段。三段リーグ3期目に13勝5敗の成績で1位となり、18歳で四段昇段(プロデビュー)。
デビュー2期目の竜王戦6組昇級者決定戦で優勝して5組に昇級、翌年も竜王戦ランキング戦で勝ち続けて4組に昇級。規定により五段昇段を果たすと共に、竜王戦本戦にも出場。
逆に順位戦ではデビュー以来負け越しはないが昇級戦線に残れず、やや苦戦を強いられている。しかし、2017年3月を以て在籍していた立教大学文学部を卒業。将棋に本格的に打ち込む環境が整ったためか、2017年度は勝率7割超えと好調をキープ。この期よりタイトル戦となった叡王戦においても決勝トーナメント戦に勝ち上がり、豊島将之、渡辺明、丸山忠久と強敵を次々と撃破して自身初かつ石田門下初のタイトル挑戦を決める。また、「五段昇段後タイトル挑戦」の規定により六段に昇段。番勝負では同じく初のタイトル挑戦となる金井恒太を4連勝で降し、初タイトルの叡王を獲得した。また、タイトル獲得により七段に昇段。
2019年度、初の防衛戦となった叡王戦は挑戦者の永瀬拓矢を相手に4連敗で失冠となった。
奇しくも昨年の自分と逆の立場となってしまった。
棋風
居飛車党。先手番では矢倉、後手番では横歩取りを得意とする。三枚堂達也曰く「序盤は基本ダメなんだけど、終盤がとにかく強い」。
人物・エピソード
関東若手棋士のチーム『東竜門』の一員として活動中。Twitterで呟く事もある。同い年の八代弥、三枚堂達也は親友でありライバルだという。
横浜生まれなのでベイスターズファン。番長・三浦大輔のユニフォーム着て試合観戦に行くところでAb○maTVから呼び出しを食らい、ユニフォーム姿で出演する羽目になったことも。
ネットで将棋番組の放送が増えてからと言うもの、かなりの番組をチェックするプロの観る将でもある。2017年の大晦日特番では、解説でも発揮される高いトークスキルと合わせて、話題となった将棋番組をほぼ網羅するヘビーユーザーっぷりを披露した。
「僕、増田くんじゃないんですけど(#^ω^)」
同じ関東所属の若手有望株でもある増田康宏と顔立ちがそっくり。増田の師匠である森下卓と一緒にいただけで「増田さんですよね?」と間違えられる、ニコ生に出演すると「あ、増田くんだ」とネタで言われる、増田が出てくると「高見と増田、真の増田はどっちだ」とコメントでいじられる、AIで同一人物判定が行なわれる[1]、etcetc…
そこに悪ノリに定評のあるニコ生運営が目をつけ、2017年の大晦日に「新鋭大晦日対局・「君の名は」」と銘打って本当に増田と将棋で対決させる企画に出演する羽目に。読み上げの貞升南すら目の前でふたりを間違えるほどのそっくりさん対決は高見が制し、先輩の面目を保った。
ちなみにふたりの見分け方は、増田の方が背が高く、高見のほうが対局姿勢が前傾。たかみーファンならもう間違えないね!!
タグ見泰地
第4期叡王戦 本戦ベスト8 斎藤慎太郎王座 vs 渡辺明棋王の解説者となったが、
長らくの間生放送のタグに「髙見泰地」の名前が存在しなかった。
放送日が決定してからしばらく解説者が決定していなかったため、運営がつけ忘れたと思われる。
夕食休憩開け頃になってようやく視聴者の指摘によりタグに追加された。
そのネタ的な様子を見て「タグ見泰地」、「タグ見叡王」と言ったコメントが複数ついた。
やったね!また愛称が増えたよ!
成績
タイトル戦登場履歴
叡王戦成績
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関連商品
関連項目
関連リンク
脚注
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