鬼方カヨコとは、スマホゲーム『ブルーアーカイブ』に登場する人物である。CV:藤井ゆきよ
概要
怒ってないから、誤解しないでね。先生。
顔が怖いってよく言われるんだ。
キヴォトスでも1、2を争うマンモス校・ゲヘナ学園の3年生。彼女の年齢は非常に珍しい18歳であり、これは生徒全体で見ても狐坂ワカモ、羽沼マコト、そしてカヨコの僅か3人しかいない。このためかつてゲヘナを震撼させた雷帝と何らかの関係があると考察する者もいる。素足履き。
2024年1月24日にASMR「穏やかで温かい距離感」が、同年10月にグッドスマイルカンパニーからカヨコのパーカーが発売された。
陸八魔アル率いる便利屋68に所属し、個性的なメンバーに振り回されながら課長を務める常識人。先述の通り18歳なので所長のアルより年上だったりする。常に怒っているように見えるほど顔が怖く、周囲から誤解される事が非常に多いのだが、その誤解に対して本人も沈黙を貫いてしまうため、より一層恐れられてしまう。戦闘においてもEXスキルやノーマルスキルで敵に恐怖状態を与えられる。絆ストーリーでは怪しい見た目をしているというだけで警察に嫌疑を掛けられていたほど(本人曰く「ああやって警察に捕まるのはよくあること」らしい)。また「人から絡んできた時は避けない主義」とも語り、これが便利屋68に入った理由でもある。
アルの突拍子もない行動や案に流されがちなものの、性格自体は真面目で真っ当な倫理観を持ち、しかしそれら本音を包み隠して淡々と仕事をこなす姿はプロフェッショナル。実際早く出勤した日には事務所の整理整頓や掃除を行っていた。スピンオフ漫画『便利屋68業務日誌』によると、潜入と証拠探しのスペシャリストとの事。頭も良く、最終章において他学園の参謀役とともに対策を立てたり、ウトナピシュティムの本船の乗組員に抜擢されるほど。
趣味はデスメタルの鑑賞。特にブラック・デス・ポイズンというヘビーメタルグループの大ファンであり、新曲が出るたびにずっと聴いているという。また彼女が着ているパーカーに描かれているマークはブラック・デス・ポイズンのロゴマーク。どうやら筋金入れのようだ。ただしヘビーメタル以外の静かな曲を聴く事もあり、カヨコは「ゲヘナの生徒だからって、過激な音楽ばっかり聞くわけじゃない」「きちんと意志が込められた音楽は、全部好きだよ」と語る。着物カヨコの絆ストーリーでは「和楽器クラブ」と呼ばれる、和楽器で現代風のポップスを演奏するバンドグループのライブに向かう描写があった(実際は和風デスメタルだったが)。他には野良猫の世話を精力的に行っている。
便利屋68に流れ着くまでの過去は一切不明。ただ、着物カヨコのモモトークでは「便利屋に入る前は改まった場所に行くことが多かったから……」という台詞がある。便利屋68の面々は、1杯のラーメンを4人で分け合わなければならなかったり、事務所の家賃を支払えず公園への移転を強いられるなど壮絶なる極貧生活を送っているのだが、カヨコは音楽CDを買いあさるだけの資金を持ち、レンタルで済ませたアルとは対照的にお手頃価格とはいえ着物を購入した事から、裕福な家庭の生まれ、もしくは十分な貯蓄があるのではないかと考えるユーザーもいる。加えて彼女が纏う殺気や雰囲気は本物であり、実際10年間接客業をしてきて、顔を見ただけで相手の立場が分かるプロ店員が、カヨコが裏の世界で名の通った大物と判断した。
風紀委員会に対して何らかの因縁があるらしく、「新春狂想曲第68番」にて「それ以上言っても無駄かもよ。相変わらず、頭が固いんだから……」「風紀委員会は暇そうだね。問題児を追いかけてると思いきや、通りすがりの人に喧嘩を売るなんて」と棘のある言葉を投げかけていた。天雨アコはカヨコを便利屋68の中で最も注意すべき人物としてマークしている。
カヨコが誤解を受けるたびに先生がその誤解を解いてくれる上、便利屋68の雑用を見返り無しで手伝ってくれた事もあってか先生に対しては心を開いている。
余談
猫をはべらせるカヨコ
絆ストーリーにおいて野良猫に餌を与えている事が判明したカヨコ。これを拡大解釈したのか、二次創作ではカズサ、キキョウ、セリカ、マリーといった猫耳キャラに目が無い設定が付与されたり、あるいは猫耳キャラをはべらせているシーンが描かれたりする。更には猫鬼クロカゲとの共演や、スマホゲーム『キャットファンタジー』とコラボさせたものも。ただしウェーブキャットには興味が無い。
ちなみに韓国では、非常識なキャットマム(野良猫の世話をする人)のせいで増えすぎた野良猫が生態系や人間の住居を破壊し、また地元住民がキャットマムに暴力を振るう事件まで発生するなど深刻な社会問題となっているため、カヨコの餌やりが悪質なキャットマムと結び付けられてしまう事もあるらしい。
使用する銃
カヨコが愛用する銃「デモンズロア」は、ドイツのヘッケラー&コッホ社が2006年に発売したポリマーフレーム9mm自動拳銃H&K P30がモチーフ。法執行機関向けに設計されておりドイツ連邦警察や税関局、ノルウェーの警察、スイス・チューリッヒ州警察などが制式採用。2018年11月からはシンガポール軍も旧式のSIG P226から刷新する目的で導入を開始した。「デモンズロア」の銃口には銃撃音を消すためのサイレンサーが装備されている。
P30はH&K P2000の改良型にあたるが構造自体はP2000と同じ。P2000は女性警官からの要望を受けてグリップのバックストラップを交換出来る仕様となっていた。しかし今度は男性警官から「グリップが細い」との苦情が入り、後継のP30ではグリップパネルの交換も可能にした。
東京マルイとのコラボ企画ではカヨコの銃が1/1ワンオフ制作され、1周年記念生放送にてお披露目となった。
カ゛ヨ゛コ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛
カヨコが登場する動画などで散見される「カヨコオオオォォォォ」といった絶叫。この元ネタは特撮ドラマ『仮面ライダー剣』の登場人物・橘朔也の哀叫「サ゛ヨ゛コ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛」である。ハイランダーのあいつらとは無関係。
友達以上恋人未満の関係だった深沢小夜子をピーコックアンデッドに殺害され、怒りに燃える橘さんは復讐を果たさんと猛攻を加え、遂に宿敵ピーコックアンデッドを追いつめる。そして「サ゛ヨ゛コ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛」と叫びながら必殺技バーニングディバイドを決めて撃破に成功した。
詳しい経緯はバーニングザヨゴにて。
バレンタインストーリーでの一幕
☆2版カヨコのバレンタインストーリーにて、彼女がブラック・デス・ポイズンのバレンタイン記念CDを購入したところ、おまけとしてロゴマークを模した巨大なチョコを手渡された。あまりにも大きいので処分に困っていると、カヨコの前に偶然先生が通りがかり、快諾を得てロゴマークチョコを譲渡。ここまでは良かったものの、この時に嫌悪感を思わせるような表情で「今日がバレンタインデーなのは知ってるけど、特別な意味とかはないから……」「これは、そういうものじゃないから。分かった?」と念押しした事で少し問題が発生。塩対応だとして韓国人ユーザーの多くがカヨコに否定的な印象を持ってしまったのだ。
運営にとってもマイナスイメージの発生は想定外だった。というのも例の台詞はツンデレを想定したものであり、決して塩対応にする意図は無かったのである。ブルアカではイベントに使う立ち絵は「新造せずに既存の立ち絵を流用する」方針なのだが、怒っていなくても表情が怖い設定があるカヨコにはツンデレに合うような適切な表情が無く、嫌悪感を感じさせる表情で代用するしかなかった……というのが原因。ちなみに七神リンのバレンタインストーリーも似たようなシチュエーションであるが、こちらはリンに赤面の表情があったためか問題にならなかったという(実際カヨコにも赤面の表情があれば評価出来るとの声もあった)。設定を遵守しすぎたが故の問題と言えよう。
関連動画
関連静画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 2
- 0pt