魂魄妖夢(こんぱく ようむ)とは、ZUN(上海アリス幻樂団)制作の弾幕STGゲーム「東方Project」の登場キャラである。
出演(ゲーム):
東方妖々夢・5面ボス、6面道中中ボス
東方永夜抄/萃夢想/花映塚/緋想天/神霊廟/鬼形獣・自機 ←NEW!!
東方文花帖・Lv6ターゲット
弾幕アマノジャク・七日目ボス
テーマ曲:
東方妖々夢 ~ Ancient Temple
広有射怪鳥事 ~ Till When?
概要
半人半霊(人間と幽霊のハーフ)であり、人間である彼女の本体に幽霊をまとっている。寿命は人間よりはるかに長く、平熱も常人よりやや低い。
彼女の主人である西行寺幽々子の剣術指南役兼白玉楼に住み込みの庭師であり、毎日のように剣術の練習をしている。剣の師匠は妖夢の祖父でもある魂魄妖忌(こんぱく ようき)。だが教えも半ばに突然姿を消したので、妖夢は未熟真っ盛りである。
侵入者が現れれば妖怪だろうと人間だろうと直ちに斬りつける。もちろん相手の確認はしない。
なお肩書きはあくまで「剣術指南役兼庭師」であって、二次創作でよく描かれるように白玉楼の家事全般を取り仕切っているような立場ではない(食事の支度などは白玉楼に住んでいる他の幽霊の仕事)。
性格
妖々夢の頃は帯刀した従者らしく生真面目な性格で、萃夢想の頃に至っては「取りあえず斬れば分かる」と辻斬りそのものであったが、徐々に天然キャラ成分が増していき、現在ではとても丸くなっている。
永夜抄のエンディングで感受性が強いということが判明しており、何かに影響を受けやすい性格なのかも知れない。
弾幕・戦闘スタイル
剣術を弾幕として表現している為、ピチュった時にはまるで切られたような錯覚に陥る事も。
それどころか文花帖などでは本当にぶった切ってくる。さらに永夜抄ではボムで自分からぶった切る事も出来る。
全体的に「自分から弾幕を発射する」というよりは、「剣閃が閃き、そこから弾幕が発生する」というような弾幕が多い。画面下から、横から、スローモーションで、時には神速で、場合によっては全画面をぶった切る弾幕(?)は非常にバリエーション豊か。
また、弾幕アクション版では、貴重な「素で格闘できるキャラ」として優れた接近戦能力を与えられている。 さらに小柄な事も再現されており、しゃがみが低姿勢なこともあいまって当たり判定も小さい。また、アクション作品通じていわゆる「投げ技」を所有している希少なキャラでもある。萃夢想ではこれを利用して(猶予1Fの)永久コンボがあったりもした。出来るかそんなもん。
ただ、弾幕アクション版の妖夢の恐ろしさといえばその屈指の移動速度と、飛び込みから放たれる肘(ジャンプA。実は肘じゃなくて刀の柄という説あり)だろう。物凄い速度で弾幕をグレイズしてはビシィ!とやられ、刀の意味を考えさせられたプレイヤーは数知れず。妖夢と相対する時にはまずこの対策が求められる。
登場したどの作品でも総じて高い戦闘力があり、ファンの間では「安定した強キャラ」と評されている(対照的に、強キャラになった後で弱体化するジンクスがあるのが十六夜咲夜)。妖々夢Lunaticで放ってくるスペルカード、獄神剣「業風神閃斬」は作中でも最難関のスペカとして知られ、一体どこが未熟者なのかと(ry
初出の妖々夢では真っ当に戦ってはいけない相手筆頭である。初心者はまず決めボムで飛ばすことを覚えたい。
能力
- 剣術を扱う程度の能力
- 彼女は楼観剣と白楼剣を扱う二刀使い(二刀流)であり、長い方の剣が楼観剣である。
楼観剣は一振りで幽霊十匹分の殺傷力を持ち、白楼剣は斬られた者の迷いを断つことが出来る。
尚、白楼剣で幽霊を斬ると成仏してしまうのでみだりに使用すると閻魔さまに怒られてしまう。
長くて楼観剣は並の人間では使うことができず、白楼剣は魂魄家しか扱うことができない。 - この設定は、弾幕アクションゲーム版でも「白楼剣で直接敵を切りつけるアクションがない」事で再現されている(当身等に用いる)。
その割に、非想天則のシステムカードになって4枚積みとか出来るが。効果は「迷いを断ち切って(=キャンセルして)前ダッシュを行う」となっている。
半霊
妖夢(人間)の傍らに浮いている白い幽霊は妖夢の半身であり、「半霊」と呼ばれている。
求聞史紀によれば、妖夢の意志で動くものであるらしい。
永夜抄では自由自在に動かすことこそ(操作方法の都合で)出来ないものの、常に前方にショットを飛ばす本体とは別に、最後に移動の入力をした方向の逆にショットを飛ばすと言う性質があるため、慣れれば自由に操って二方向に同時に攻撃できる。
弾幕アクションでも妖夢の合図で弾幕を放ったり突進したりと、妖夢の思い通りに動いている。
また姿形を変える事も可能で、その最たるものがスペルカード・魂符「幽明の苦輪」などのように、妖夢そっくりのコピーを作る事も出来る。
幽霊は物体をすり抜けるものとされているが、萃夢想などでは半霊を飛ばして攻撃しているため、ダメージを与えられる程度の固さはあるらしい。アリスの人形と同じような身代わり判定を持っており、一部の攻撃を受け止めたりすることも出来る。
実際に「東方三月精」ではルーミアが半霊を掴まえていた。
家系
妖夢は生まれたときから白玉楼の従者であるが、公式に存在が確認されている血縁者は祖父の魂魄妖忌のみ。妖忌は姿を消したという設定があるが、妖夢の両親がどこへ行ったのかは不明である。
魂魄家は、純粋な幽霊ではなく幽霊と人間のハーフの家系である。
と書いてあるので、妖夢の両親がそれぞれ人間と幽霊で子作りした結果の半人半霊なのではなく、半人半霊という種族のようなものがあるのだと思われる。
半人半霊同士でのみ夫婦になって種族を維持してきたのか、それとも半人半霊の種族の血が混じるともれなく半人半霊になるのかは不明だが、もし前者である場合、妖夢を嫁にしたい人は近親者の許しを貰うために行方不明の妖忌を探し出して説得するというハードルに加え、自分自身が半人半霊になる必要がある。頑張れ。
二次設定
妖夢自体は特筆すべき二次設定はない。
よく見るのは妖夢の半霊が酷い扱いを受けていたり、二次設定の幽々子に引っ張り回されたりされている姿。
また、庭師という肩書きであるが雑務全般をこなしている姿も散見される。
厳密に言うと、それら「幽々子に振り回され雑務に追われる常識人的役割」が「二次設定」という事でもある。
彼女の事をみょんと呼ぶ人は多いが、みょんは二次設定と言うわけではない。
ただ原作では彼女のことを指しているわけではなく、彼女が発言した言葉である(妖々夢EXバックストーリー参照)。
出番が多い分、作品によってZUN氏の画風の変化が比較的大きいためか、それをネタにされることがある。
妖々夢→妖々夢妖夢
神霊廟→男を知った妖夢
普段から白玉楼で暮らし、あまり外に出ないため、本編での登場頻度のわりに明確な交友関係のあるキャラは少ない。幸い、結構な回数自機になっている為、ストーリー面で絡んだ経験のある相手は多いのだが。
主なカップリングの相手は以下の3パターンくらいである。
- 西行寺幽々子 → ゆゆみょんは俺のファンタジー
説明の必要が無いほど有名でもっとも多いパターン。主従万歳。 - 鈴仙・優曇華院・イナバ → うどみょんは俺の銃刀法違反
二次設定で苦労人キャラがついており、従者である共通点のあるコンビ。原作でも永夜抄5面にて、ちょこっとうどんげに共感している。他にも永夜抄EDで妖夢は優曇華のような赤い狂気の目になってしまって診察を受けているシーンがある。 - 十六夜咲夜
刃物を使って戦うスタイル同士と言う事で、どちらかと言うとバトルものの作品において絡む事がある。この場合は大抵、瀟洒で完成されたスタイルの咲夜に対して半人前の妖夢が憧れや羨望の念を抱く……と言う関係が多い。同じく使用人同士のコンビでもある。
他、マイナーなところではルナサ・プリズムリバー(ルナみょん)やルーミア(みょんミア)などが時折見られる。
お絵カキコ
枚数が増えたので、魂魄妖夢のお絵カキコに分離しました。
関連動画
関連静画
関連立体
関連コミュニティ
関連項目
- 東方Project
- 東方Projectの登場キャラクター
- 人間(東方Project)
- 東方妖々夢 / 東方永夜抄 / 東方花映塚 / 東方萃夢想 / 東方緋想天 / 東方神霊廟 / 東方鬼形獣
- 西行寺幽々子
- 魂魄妖忌
- みょん
- 辻斬り妖夢
- 広有射怪鳥事 ~ Till When?
- 東方妖々夢 ~ Ancient Temple
- ゆゆみょんは俺のファンタジー
- うどみょんは俺の銃刀法違反
- 斬れぬものなど、あんまり無い!
- 妖々夢妖夢
- しまむら妖夢
- 石川五ェみょん
- 妖夢ファンの聖地リンク
- 庭師
- 男を知った顔
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