この記事は「魔入りました!入間くん」を扱っている記事です。 |
魔入りました!入間くんとは、週刊少年チャンピオンで連載されている学園ファンタジー漫画である。
作者は「西 修(にし おさむ)」、男性っぽいペンネームだが女性だとの事。
概要
<あらすじ>
お人よしすぎる少年『鈴木入間』はある日身勝手な両親によって悪魔『サリバン』に売り飛ばされ、サリバンの孫として魔界で暮らす事となった。
魔界でサリバンが学長を務める悪魔学校(バビルス)に入学する事になり、魔界で唯一の人間である事を隠しつつ、目立たない様にしていたが・・・?
魔入りました!入間くん | |
漫画 | |
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作者 | 西修 |
出版社 | 秋田書店 |
レーベル | 少年チャンピオンコミックス |
掲載 | 週刊少年チャンピオン |
掲載期間 | 2017年3月 - |
巻数 | 既刊36巻(2024年2月時点) |
漫画テンプレート |
学園ものというとクローズ等の影響で=不良系の漫画が多い週刊少年チャンピオン紙面では珍しくほのぼの路線が多い学園漫画で、笑いありシリアスあり感動ありと支持を受けている作品。
キャラ人気もあって同じく週刊少年チャンピオンで人気作の『BEASTARS』(作・板垣巴留)と同時にTVアニメ化された。チャンピオンの作品が一度に2つもアニメ化されるのは例がない。
2020年週刊少年チャンピオン6号にてスピンオフ作品の「魔界の主役は我々だ!」が連載された。
登場人物についてはスピンオフ元の「〇〇の主役は我々だ!」のキャラを基にしている為、主要人物そちらを参照。ストーリー展開も基本的にスピンオフ元の実況者を軸としたものなので作風は大きく異なる。
2020年11月6日発売の秋田書店の月刊プリンセスにて公式アンソロジー漫画『放課後の!入間くん』が連載を開始した。これは原作のさまざまなキャラの“放課後”にスポットを当て、多数の作家が月替わりでアンソロジーを描く企画で原作キャラの完全なスピンオフとしてはこちらがメインとなる。
2021年8月11日に本編の小説版も発売された(原作・その他:西修 文:針とら)
2023年9月13日発売の別冊少年チャンピオン10月号にて、ifストーリーのスピンオフ作品『魔入りました!入間くん if Episode of 魔フィア』(原案:西修 漫画:hiro者)が連載された。
登場人物(CVはアニメ第一期基準 第二期からは緑文字表記)
- 鈴木 入間(すずきいるま) CV:村瀬歩
生まれた時から色々な人生経験をしてきた不遇な主人公。愛称は「イルマ」
性格は大人しく優しいが頼まれると断れない良い子だが、アホな両親によって悪魔「サリバン」に売り飛ばされて魔界に飛ばされてしまう。
魔界で食べられるのでは?と思い、自身が人間である事を隠しつつも悪魔学校に通う様になるが、目立たない様に振舞っているのに幾度もトラブルに巻き込まれて目立ってしまっている。
人間なので基本的に魔術は使えないが、人生経験から得た「圧倒的危機回避能力」を持ち、自身に降りかかる危険を察知する。またアイテムの「悪食の指輪」を介してのみ魔術を使う事が可能。 - サリバン CV:黒田崇矢
イルマを魔界に連れてきた張本人で悪魔学校の理事長にしてランク「9」の高位魔族
おちゃけた言動とは裏腹に魔界のトップ3である三傑の一人でもあるとんでもない実力者。
イルマの両親によって召喚された際に見返りとしてイルマを孫として連れてきて溺愛している。
かつては魔王デルキラの従者として、自由奔放だった魔王の行動に振り回されていた。 - オペラ CV:斎賀みつき
サリバンの執事。カルエゴやバラムの先輩でもある。モフモフが大好き。
冷静沈着であまり表情を変えないが耳の状態でテンションの高低を知る事ができる。
サリバンのイルマへの溺愛っぷりに時々ツッコミを入れたりしている。
ランクは明らかにされていないが、後輩のカルエゴ達を凌ぐ力量がある為、9に近い程の実力はある模様。 - アスモデウス・アリス CV:木村良平
破壊と美徳と礼節を重んじる悪魔で、悪魔学校受験時に首席で突破したにも関わらず
理事長贔屓で代表挨拶等をスルーされ、それを全て奪われた事を妬み、イルマに決闘を申し込む。
決闘の後にイルマに感服し、以後彼に付き添う事になる。
実力そのものはいきなり『4』のランクを有する程の相当な強さを持つ悪魔なのだが、自身の実力への過信やイルマへの溺愛っぷりで自身の能力の向上を怠っていた為、サブノックに諭されたりとやや精神的に弱い部分がある。主に火を操る能力を持つ。母親は魔界の幹部でもあるアムリリスである。 - ウァラク・クララ CV:朝井彩加
元気が取り柄の少女。あまりの元気っぷりに周りから疎遠されがちで
自身の家系能力で良からぬ輩を引き留めていた。イルマとの出会いで自分を必要としてくれている
仲間ができた事に感動し、不良と縁を切って以後イルマ達についていく。
大家族で6人姉弟の長女。家系能力は見たものなら何でも出せるというもの。 - アザゼル・アメリ CV:早見沙織
悪魔学校の生徒会長で長身の女性。何故か持ってる人間界の書物「初恋メモリー」を禁書としている。
イルマを人間であると疑っている人物だが、とあるキッカケでイルマと接触して以降イルマの成長を見ていく内に彼を気にし始める。
2年生にして生徒会長を担い、ランクも「6」とかなり実力者で自身を補佐する役員を自らスカウトに出向いて勧誘している、その為役員達からの信望は厚い。父親はアザゼル・アンリで将来的には父と同じ仕事に就きたいと思っている。 - ナベリウス・カルエゴ CV:小野大輔
イルマ達の担任で陰湿な性格を持つ、口癖は「粛にせよ」
魔界でも屈指の上位魔族で友人のバラム・シチロウ含めて学内で2人しかいない「8」のランクの魔族である。
入学式でのイルマの贔屓や式の段取りをぶち壊しされた事を快く思ってなく、イルマに辛くあたるが
授業の際の召喚の儀式でイルマの使い魔になってしまう。なお召喚時の彼の姿は鳥のようなモフモフしたものになる。家族には兄・ナベリウスがいる。趣味はサボテンを育てる事。 - アミィ・キリヲ CV:逢坂良太
1人しかいない魔具研究師団の部長。3年だが学年に反してランクが低く下級生等からも見下されている。
結界を張る「断絶(バリア)」の家系能力を持つが、代々の家元では能力が低いと一族からも疎遠されている。 - アリクレッド CV:三木眞一郎
魔具「悪食の指輪」に宿る精霊。本来は相手の魔力を食らって魔力を溜め込み、放出する魔力の量でその威力を倍加させる。持ち主のイルマが人間である為か位階が上がった際に自我を持つようになる。
それは魔界でも屈指の実力者であるサリバンですら知りえない事で、イルマ同様存在が知られた時の事を恐れてか、イルマが一人の時のみ姿を現す。通称「アリさん」。
悪魔学校(バビルス)
人間界でいう学校(中学校~高校位)で、サリバンが理事長を務める。
学年は1年生から6年生までで、基本的には校舎で学ぶのは3年生までで4~6年生は
殆ど学校にはいない(社会での活動がメインになってるため)。
制服は実在にもよくあるような学生服(女子はセーラー服)で、腕や手首辺りのラインのとがりで学年を判別する。
また作者によると、入学時期には年齢は関係はなく、クラスメイトでも年齢差があるとの事。
アブノーマル組クラスメイト
入学時に特に問題行動を起こした生徒に対して、審査の後通常の学級とは隔離した場所に配置。
家柄やランクとかでの忖度はない為、高位悪魔の二世でも普通に配置される事もある。
- サブノック・サブロ CV:佐藤拓也
「魔王」になる事を志す大柄な男子。「金獅子」の異名を持ち、家系魔術に噛んでいる物質と同じ物質の武具を作り上げる【創生】の能力を持つ。
入学当初は粗暴な面が目立つがイルマとの出会いで少しずつ己の魔王への志に変化が現れる様になる。家族には妹や兄などがいる。 - アンドロ・M・ジャズ CV:柿原徹也
盗人の家系で兄がいる。家系能力は相手の隠し持っている持ち物を見抜き、最短で盗み出す【盗視】の能力を持つ。また盗みがバレた際の逃走用に「破耳笛」という魔具を持つ。 - シャックス・リード CV:山谷祥生
賭け事やゲームのスリル感が大好きな男子。家系能力に相手の五感を一時的に奪う【感覚強盗】の能力を持ち、盗んだ部位と同じ個所の色が変わる。複数個所の感覚を奪う事はできるが消費魔力がその分増加する為、滅多には行わない。絶賛婚活中のシャンキーという姉がいる。 - クロケル・ケロリ(アクドル・くろむ) CV:東山奈央
普段は目立たず大人しい少女だが、人間界でいうアイドルになる(アクドル)の新星で売れっ子のスター。
家系能力は氷を操る【氷面】で、本来は氷の様に冷たく無表情であったが、ばあやに連れられたアクドルの衝撃や、周囲の可愛さの反応、そして家族への注目の為にアクドルのトップを目指す。
その為、目立つつもりがないのに目立っているイルマには嫉妬心がある。 - イクス・エリザベッタ CV:本渡楓
クラス内で一番大人びた女性の悪魔。家系能力は【好感度】で彼女から発せられる匂いにより、自身に優位に働かさせる効果を持つ。ただし有効になる為には相手との距離や密室である事、好きな殿方には使わない等制約があり、また相手が不安になったりすると効果が薄れる事もある。 - カイム・カムイ CV:梶原岳人
鳥人の男子でエロを貫く変態にして華麗なる紳士のエロマエストロ。家系能力はあらゆる生物の言語を理解する【翻訳】で、言語を理解して統率を図れる。自身と同じ鳥類なら統率を早くできる。 - ガープ・ゴエモン CV:大河元気
藁人形の様な見た目の悪魔で、「ござる」など古風なしゃべりをする。家系能力は風を収束し透明な刃として扱う【風太刀】、刀身は変幻自在にできブーメランの様に飛ばす事も可能。 - アガレス・ピケロ CV:吉永拓斗
常にアイマスクともこもこの魔獣(ししょー)に乗っかっていて、寝るのが大好きな悪魔。アイマスクをを取ると凄い美形の男子である。家系能力は【寝床】であらゆる地面の操作が可能であり、畑の開墾や防御で地面を割ったりクレーターを作ってシェルターにしたりと器用な面もある。 - アロケル・シュナイダー CV:土岐隼一
「勇将の下に弱卒はなし」で我が道を行く「百識の王」の異名を持つライオンの様な悪魔。
学内一位の脅威の知識力を持ち、教員フルカスとは意気投合し学会に一緒に行く程の仲。 - プルソン・ソイ
第8話から登場し、パッと見の姿はおかっぱの男子悪魔で少しオペラに近い外観である。
収穫祭編までアブノーマル組でありながら、居たり居なかったりの描写だった為、作者にすら存在が忘れ去られたのかと思われたが、音楽祭編にて素性が明らかとなった。
家系能力は【認識阻害】で「絶対に目立たない」を信条にしている。ある意味魔界に来た頃のイルマや普段は目立たない様に行動しているクロケルにとっては羨ましい能力の持ち主である。
アニメ版ではOPで少しだけ登場し、本編では原作同様第4話からのアブノーマル組初登場時に初めて姿を現している。原作ではオペラに近い茶色っぽいおかっぱだが、アニメ版では髪の色は水色っぽい感じでどちらかというとクロケル・ケロリに近い。言動も全くしゃべらない為CVはないがドアップで顔を見れるのは4話・5話位なものだろう。なお公式HPのアブノーマル組の顔ぶれの中には何故か入ってない。家系能力の為か。アニメ第2期では音楽祭編の後だったのもあって、OPから色々と姿を出していたりする。アレーカミノイロトカヒョウジョウガチガウゾー??ナンデカナー??
教員
- ストラス・スージー CV:新井里美
魔生物科の教員、植物塔にて魔植物に関する授業や魔術による実技などを行う他
師団披露等のイベントでは解説役を行う。 - ダンダリオン・ダリ CV:石井マーク
建前は以上!とマイペースな魔界歴史学の講師。学事ではスージーと共に司会をしてたりする。
学内では教師統括をしており、カルエゴが新任時代は彼が教育係としてカルエゴを指導していた。 - ライム CV:山本希望
サキュバスの若い教員で、文字通り性教育や性を意識した魔術等を教えている。
サキュバスの能力である「審美眼」で色気を見極めて、適材を与えたりアドバイスをしたりする。
なおアリスの母であるアムリリスは、ライムの先生にあたる。
アブノーマル組のランクアップ計画時にはクララとエリザベッタの指導を行っており、それぞれの持っている魅力を引き出している。 - バルス・ロビン CV:吉永拓斗
新任の若い教員で集中すると、周りが見えなくなる。その周りの見えなさは集中力の為なのだが、周りの話が耳に入らない事もあり、欠点にもなっている(その為か召喚授業の一件でカルエゴに恨まれる)。
アブノーマル組のランクアップ計画ではリードの集中力強化などを行っている。
家系能力「一矢必中」があり、1日1回の限定能力ながら、何物にも干渉されない魔力の矢を放つ事ができる。家系では三大英雄の『バルバトス』家の分家であり、従姉弟には本家のバルバトス・バチコがいる。 - オリアス・オズワール CV:梶原岳人
占星術に長けた紳士風の悪魔。占星術の講師の他遊戯師団の顧問を務めている。
家系能力「占星」は自身に幸運を呼び込む為、ゲーム等には負けない自信がある。
しかし、自身の意思で相手にも優位に与えてしまう事も可能な為、相手を勝たせる事も可能という欠点も持つ。他にも能力駆使して、遭難や危険に合っている悪魔の捜索・発見にも使う事が可能。
お酒が苦手なので、飲み会等には参加しない。 - ブエル・ブルシェンコ CV:中村大志
鼻の長い中年の悪魔で、始業式時にサブノックに襲撃されている。
家系能力は「半永久」で、魔力がある限り肉体的ダメージを負っても瞬時に回復するが、痛覚はそのままなので、痛みが伴う。また回復呪文も使える為、治療班として救援等を行ったりもする。 - モクラス=モモノキ CV:朝井彩加
ポニーテールの女性の教師。カルエゴに惚れている。
祖父にモクラス老師がいる。 - マルバス=マーチ CV:中村大志
拷問学を専門とする黒髪のおかっぱの青年悪魔で、姉はクロケルのマネージャーのマルさん
地味な存在なせいか、ロビンからは「ジミー先生」と呼ばれている。 - バラム・シチロウ CV;小西克幸
空想生物学を講師する鉄のマスクをした、半鳥風の悪魔。
魔生物学にも長けており、魔植物の育成から応用方法まで様々な使い方をする。
大人しい性格だが、陰湿なイメージと読書好きな面が災いしてか、あまり周りとの関係が希薄である。
カルエゴとは唯一の親友であり、実力も彼含めて教員では2人しかいない「8」の位階を持つ。
家系能力は「虚為鈴(ブザー)」で、イメージとして水面に波紋を拾う様な形で相手の嘘を見抜くもので、試験時の不正を即座に見つける能力となる他、相手の心理状況を読むのに使う。
イルマが人間である事を知る数少ない悪魔。 - カムカムさん CV:下崎紘史
購買部の店主。万引き=デストロイという信念をもつ。
物を見て何でも同じのを出すクララをブラックリストに登録して警戒している。 - バルバトス・バチコ (CV:竹内順子)
ツインテールのゴスロリ風の女性悪魔で、ロビンとは従姉弟。
三大英雄の家系『バルバトス』の本家で百発百中の弓矢の使い手でもある。
悪魔では珍しくスポーツ根性溢れる性格だったが、弓矢使いが地味且つ根気がいる為か、悪魔の性格に合わず、弟子が出来て筋がある悪魔を見出しても逃げられてしまっていた為次第にやさぐれていった。
アブノーマル組のランクアップ計画で主にイルマを担当するが最初はパシリにしか扱わず、まともに修練させる気はなかったが、尊敬しているサリバンの状況確認から、渋々ながら手ほどきはする。
どうせ無理と諦めさせようとしたが、イルマの作り上げた弓矢を見て諦めていた熱意が復活し
その後は親身になって指導をしている。
収穫祭時の教員たちとの見学の際には、ポイントが0のイルマを貶すフルフルに食ってかかってた。
13冠のパイモンとは犬猿の仲で、会う度に取っ組み合いになっている。
後にサリバンからイルマが人間である事を聞かされた為、魔界でイルマの素性を知る数少ない悪魔になっている。 - フルフル軍曹 (CV:谷山紀章)
魔刻大戦の『智将』と呼ばれる英雄で、ヘラヘラとした大柄な男性。胸元に『天災』と書かれた前掛けをつけている。ベリアールの居る「ジャカポ」のODで、在学中にはベリアールに散々やられていたらしい。
悪知恵が良く働き騙す事や陥れる事など、ずるい手口などを行使する。アブノーマル組のランクアップ計画の際にはジャズとアロケルを連れ込み、行き付けの店の飲み代のツケ代としてジャズ等を差し出し、生き抜くための手口としての悪知恵等を身に着けさせた。 - ウェパル (CV:國府田マリ子)
号泣女帝の異名を持つ半魚人の悪魔で性格は気弱で泣き虫ながらやる事が豪快、主に水を使った家系能力を持つ。お酒が大好き。レディ・レヴイの教え子でトップクラスの才能と言わしめてる。
家系能力の強化の仕方を実践方式で行い、アブノーマル組のランクアップ計画時にはガープとアガレスの家系能力の応用など潜在的な能力を上げさせた。 - Mr.ハット (CV:岩谷征実)
調教紳士の異名を持つ髭を蓄えた初老の紳士悪魔。紅茶が大好きでいつもテーブルにティータイムスタイルでいる。13冠のパイモンの執事でもあり、互いに茶をたしなむ。
召喚術や読心術等に長けており鞭をふるっての獣の扱いに長けてる他、同時に紳士としても高い気品を持っている。
アブノーマル組のランクアップ計画時にクロケルとカイムを担当としており、クロケルの召喚術とアクドルとしての魅力を使ったカリスマ性を、カイムには紳士としての交渉力など能力を磨いていった。
また芸能界にも精通しており、アクドルの活動を気にしていたクロケルには話を付けてあると言って聞かせた。
生徒会・生徒
- エイコ CV:浅見春那
第一話にてイルマとアリス決闘に巻き込まれそうになった際に、イルマに救われて以来
ずっとイルマにドキドキしている女の子悪魔。
そして師団披露時にはアメリにも危機から救ってもらってドキドキしている罪深き乙女に
本編にはそこまで絡まないが、単行本での四コマ漫画『各話のスキ魔』では常連で、ある意味裏の主人公でもある。アリスには襲撃されそうになった為最初は怖がっていたが、イルマを追っかけている内にアリスにそれを追求され、意気投合しイルマに関する情報交換をする程仲良くなった。 - ガー子 CV:森永千才
ドラゴン風の悪魔でエイコの友人。アニメオリジナルのキャラでエンディングでも登場している。 - ハルノ CV:三谷綾子
一年の女子悪魔。ショートカットの平凡的な子。
登場は三巻の頃と割と初期の子で、食堂にてアリスに声をかけてたり、ランクが1だったイルマに対しては低く見ていた。収穫祭以降ではアガレスとガープに助けられて以来、メールのやり取りする程の中となる。 - アヅキ CV:山本希望
一年の女子悪魔。ロングヘア―の清楚っぽい子。ハルノ・コナツと一緒にいる事が多い。 - コナツ CV:舞原由佳
一年の女子悪魔。元気そうな活発な子、同じ様な容姿だと「あつまれ!ふしぎ研究部」の神田千晶と言えば大体イメージが付く。 - ドサンコ CV:井澤詩織
一年の女子悪魔。人型ではなく単眼の悪魔で、リードに惚れている。 - エリゴズ・シネル CV:利根健太朗
アメリ親衛隊(1名)で、彼女のおしとやかな姿を見たいと、怪しい薬を作り上げた変態。
それが端を発した生徒会転覆事件の張本人で、アリスとクララに捕縛された後、生徒会で扱かれる。
しかし、アメリに近づこうと生徒会の扱きにも耐える様に扱いに困り、人数不足と一応確かな能力があると判断し、魔具研究師団に入れられた。何気にアメリとは同級生。 - ロノウェ・ロミエール CV:鈴木達央
周囲の視線を集める家系能力【カリスマ】の持ち主で派手な事が大好きなお坊ちゃん系の悪魔
ウォルター・パークという遊園地の御曹司でもある。学内では2人の親衛隊を侍らせ、常に目立つ事を
意識している。その為目立つ為ならどんな事もする。何気にランクは「5」で音楽祭において、その華やかさを武器にアメリに初めて敗北の二文字を献上させた存在として知られている。 - ガルゥ
ジャズが入っている魔術開発師団の団長で長髪のゴーグルの様なものをかけている。
名前に関しては2020年10月現在本編では出ていないが作者のTwitter上での質問コーナー
「ふわっと語り」内で希望があった為、Twitterで先行発表があった。
家系能力や家系に関しては、今後の本編に関わる為未発表としている。 - バディン・バラキ CV:八代拓
放送師団団長のメガネをかけた優等生風な男子悪魔。
放送やイベント事の裏方がメインで、親族にもイベント関係者など知合いが多数いる模様。
師団披露編後にイルマ達にくろむのコンサートチケットを提供した。 - オロバス=ココ (CV:安元洋貴)
「収穫祭編」で登場した黒髪長髪のメガネのサデュロスをモチーフにした青年で、実技・知識共に学年2位を取っている為「二位信仰」を持っているのでは?と言われている。家系能力は「幻燈(トラウマ)」を持ち、名前の通り相手にとっての苦手なものや好きな人から言われたくない事を言わせたりできる。
しかし、本人はその能力を良しとせず、あくまで正々堂々とアブノーマル組に勝負を挑むが・・? - オチョ (CV:新祐樹)
オロバスに付き従う生徒。収穫祭中は常に彼を持ち上げ、一緒に行動をしているが・・・? - ドロドロ兄弟 (CV:イチロ=熊谷健太郎 ニロ=野上翔)
アンドロアレフス・イチロ、アンドロアレフス・ニロの2人の兄弟で、本来2年生だが入学した後にすぐ戦場に行き留年してしまった為、1年遅れで収穫祭に参加した。
家系能力は「逆鱗」で奇声で相手の怒りを買う言動をいい、怒りのあまり我を忘れ同士討ちなどをさせる。
この能力は同時に自身のコンプレックスでもあり、戦場で死にかけた所をフルフル軍曹に拾われてからその能力を誉められた以降は彼を師匠として固辞する。アブノーマル組強化の為にフルフルが召集された事を怨み、武闘派であるアリスとサブノック組が師事していると勘違いし彼らを襲撃する。 - クロケル・チマ
2年生編からバビルスに首席入学したケロリの妹。年越しアクドル大武闘会編で姉の応援の為に会場にいたが、その際のトラブルに巻き込まれ、危険にさらされそうになった所にイルミ(入間)に救われ、その後のキラキラに惹かれ、入間を追っかける様にバビルス入学を決める。シルビアとは同級生となる。 - サブノック・シルビア CV:浅見春那
サブロの妹で、元気で活発な女の子悪魔。兄を慕っており、抱き着いたりおんぶで体によじ登ったりするのが好きで、各話のスキ魔ではクララの兄弟達とのサブロの体のよじ登り場所で争ってたりしていた。
後に、悪魔学校への試験に合格、勉学よりも実技系で押しきったとの事で、体育会系な様子。
- ザガン・ジョニー・ウエスタン CV:江口拓也
メガネをかけたキツイ目つきをした生徒会の一人。
生徒会に一時入会したイルマに魔力のアドバイス等をする優しい一面をもつ。
生徒会以前は不良だったらしく、一人グレている所アメリにスカウトされた模様。 - キマリス・キッシュライト CV:八代拓
さわやかな青年風の生徒会の一人。色々な雑務をこなす。主にジョニーと一緒にいる事が多い。
生徒会以前は引きこもりで、引きこもって機械弄り(パソコンみたいなもの)をしている最中
アメリにスカウトされた模様。 - グシオン・サニー・グレイヴ CV:石井マーク
いぶし銀の風格が漂う生徒会の一人。見た目通り冷静沈着に物事を進める。
生徒会以前は一人で修業をしていた所にアメリにスカウトされた模様。
なお、漫画本編では出番こそ2巻頃から出るなど比較的早い登場ながらも、生徒会編でも名前を呼ばれていなかったため、後述のアスタロト含めて名称不明だった。
アニメの出演に伴いTwitter上で漫画より先に名前を公表した。 - アスタロト・スモーク CV:山本希望
怪しい魅力を持つ生徒会の一人で、アメリを除く唯一の女性生徒会メンバー。
主にアメリの補助的な動きをする。イルマが好きなんじゃないかと見抜いている唯一の悪魔。
生徒会以前は優雅に居た所にアメリにスカウトされた模様。
名前については上記のグレイヴ同様、漫画本編では呼ばれなかったが、アニメ版での登場の為
Twitter上で公表された。 - アンプシー・ナフラ (CV:金澤まい)
収穫祭から登場したフードに身を包み、異臭を漂わせる一年生。
単独行動になったイルマと遭遇し、共に行動するが言葉が独特の為カムイでないと通役が不可能。
収穫祭終了後にアメリから改めてスカウトした1年生の生徒会だと紹介を受ける。
上位悪魔(13冠・三傑・魔王等)
- デルキラ
消失の魔王の二つ名を持つ長髪長身の魔王。
道なき道や荒れ地を開墾させ、現在の明るくのどかな魔界を作り上げさせた。
作中では所在は不明で、彼がいない為魔界の魔王の位は空位である。 - ベリアール CV:麻生智久
三傑の一人でタワー学院「ジャカポ」の学長を務めるハワイアン内相が似合う初老の悪魔。
カードゲームが得意で平然とイカサマをしてのける。
孫を敵愛しており、レディ・レヴィとはよく孫の自慢合戦を行ってる。
・ベリアール・ベリィ・ラズベリィ
ベリアールの孫で、明るくハワイアンな様なカジュアルな服装の男子悪魔。位は「6」
奔放な性格はベリアール譲りだが、学年問わず勝者のみ上層階へ上がれるバトルタワーで最年少ながらも上層階の面々に宣戦布告を行い、学内で数々の悪行・暴挙・騒ぎを起こしつつも1200名の部下を従え上層階の60~62階を統べる程の実力者。
何も考えてなさそうな元気キャラとは裏腹に緻密な内面を食事会の食事の様子から見て取れると13冠達の評価となっている。 - レディ・レヴィ CV:ならはしみき
三傑の一人で魔界学園「レビアロン」の学長を務める占い師風の風貌の女性の魔族。
他の二人より2歳若い。だけどババァという事実は・・・おっと、何か危ない気配が(
・レヴィアタン・レイヂ
レヴィの孫で計画性を持った規律に厳しい青年悪魔。位は「6」
自身の規律で行動し独断規律傍若無人な振る舞いをし、付いた渾名は数知れない程あり、最終的には学園内で総司令と呼ばれる程になる。
内面には手掴みで物を食べ、荒々しい悪食でルールも自分がモットーになる面から見た目よりも暴虐的なものを感じると食事会を通じて13冠達の評価となっている。 - ベルゼビュート CV:上田耀司
英傑次席の肩書きを持つ13冠のトップ。髭を生やした中年風の悪魔で主に議長を務める。
13冠もうまく集まらず、また魔王不在の現状を憂いている。 - アスタロウ CV:???
天眼の肩書きを持つサングラスの褐色の青年悪魔。 - グラシア
暗帝という異名を持つが、13冠の集いに参加できない程忙しい存在。
後に長期不在を理由に13冠から除籍されてしまう。 - アマイモン CV:田所陽向
四方筆頭の肩書きを持つ狼人の悪魔。喧嘩っ早く挑発にのりやすい。
またパイモンの為に、身体を張った行動をしたりもする。 - べヘモルト CV:ロバート・ウォーターマン
食王の肩書きを持つ大柄でふくよかな悪魔。食べる事に常に気を配る。気を配りすぎてか
吹き出しがマンガ肉になるほど。家系能力は食べ物と認識したものを食べ、その食材によって強さに変換できる全食(オールデリシャス)。
後に行方不明になり、13冠から除籍されてしまうが、後日突如デビキュラムの会場に現れ、13冠の地位を剝奪された事に怒り、会場を襲撃する・・・。 - パイモン CV:櫻庭有紗
精霊主の肩書きを持つ小柄な女性悪魔。13冠の集いの際にアマイモンの協力がないと座れないほどちっこい。しゃべり方も訛りがあり、独特のずーずー弁だと言われている。
またバルバトス・バチコとは犬猿の仲で、会う度にいちゃもんを付けたりしている。
なお、アニメ版で声を演じた櫻庭が青森県の出身だった為、アドリブを含めて存分に津軽弁を訛らせていた。そのOAを見た母親から「字幕無くてもいんだか?」と言われる程のものだった。 - アスモデウス・アムリリス CV:かかずゆみ
色頭の肩書きを持つアリスの母親。また教員のライムの師匠でもある魅力的な貴婦人。
息子を溺愛している為、どんなに忙しい仕事も放りだして師団披露に出向いたりする。
また色頭という名は伊達じゃなく、花火について「どんなにエロいもんなの?」とイルマに聞くほどエロトークがすらりと出る(なおアニメ版では放送局が放送局な為かこの件は変更されている)。その為かアリスはあまり人前には母親は出さないようにしている。 - アザゼル・アンリ CV:遊佐浩二
アメリの父親にして13冠の集いでは魔関署警備長(魔界の警察)の肩書きを持つナイスミドル。
イルマが人間であるとは睨んでいるものの、アメリが悪魔と思っている為、深くは追及していない。
また、表にはあまり出さないが重度の親ばかで、アメリが二人きりで何をしているかと気にかけて、恋愛や結婚というワードでショックでメガネが割れ倒れそうになる程の溺愛っぷりである。 - バール CV:諏訪部順一
雷帝の肩書きを持つ、南方の悪魔を取り仕切る猛将で粗暴な青年悪魔。
魔具研究会のOBで、キリヲの先輩にあたる。
アマイモンを挑発するなど、今の魔界を気に食わないと思っている。
サブノック・サブロやシルビアにとっては叔父にあたり、サブザンとは兄弟らしいが・・・? - アムドゥスキアス・ポロ
元13冠の音の悪魔で、長身のおねぇ口調の悪魔で伝説の音楽家とも言われている。
デルキラとは大の仲良しでよく互いに演奏をしあっていた中が故に、王の教室を明け渡したサリバンや
アブノーマル組に対しては敵意を出している。その一方で音楽に対する信念は誰よりも高く
どんな相手でも良い音で返せばちゃんと良い音で応える紳士なところもある。 - メフィスト
ナベリウスと共に欠員になった13冠の枠に入った男性の高位悪魔。盤外王と呼ばれる。 - シュラ姫
魔神族の姫であり常にSPが近くにいる小さな女性、普段は言葉を発せず、花に文字を浮かべて会話する。
生の声での発言は魔界で絶対の権限を持ち、彼女に気に入られる事は魔界で大きな権力を持つことを意味する。
一般悪魔・その他
- ダヴィデ CV:蓮岳大
アスモデウス家の執事で、アリスの事を坊ちゃんと呼ぶ。
アリスの言う事は何でも聞くのだが、アムリリスの耳かきでコロンと寝返ったりと中々お茶目な一面も。 - マルさん CV:篠田有香
クロケル=くろむのマネージャーでマルバス=マーチの姉。フルネームは2020年10月現在不明。
敏腕マネージャーでくろむのサポートを行っている。
- クロケル家
クロケルの家族で名前が分かっているのは妹のチマのみ。
氷を操る「氷面」の家系能力を持つ一族で、氷の能力と同じくあまり表情を変えずに冷たい感情にも思える無表情をモットーとしている。熱に弱く、興奮による体温の上昇でも倒れてしまう。
アクドルで活躍しているくろむ(ケロリ)には熱狂的ファンで、テレビの前で活躍している姿をウチワ等グッズを用いて応援している。直に応援しに行かないのは興奮で倒れてしまわない様に自身とそれでくろむに心配をかけない為の配慮の為。 - ウエトト CV;玉野翔矢
ウォルターパークの係員で、パークの御曹司であるロノウェのお守役として彼について回っている。 - シーダ CV:澁谷梓希
ウォルターパークのスタッフで、口数が少ない武闘派のショートカットの女性悪魔。
園内で迷子になっていたイルマを救い同伴者が見つかるまで一緒に行動する。身長はイルマより高く、自身の圧が強いのか動物から逃げられる性質だったが、イルマによって触れてもらえる様になったり、一緒に取った写真を大切にしている。 - ヒュダーリン CV:ボルケーノ太田
ウォルターパークの衣装スタッフで背が小さい初老風の悪魔。ミキィと共に同園内のキャスリンで勤務。
大きすぎる衣装とかを瞬時にぴったりサイズに仕立てる事ができる。 - ミキィ CV:森永千才
眼鏡っ子で胸の大きなおっとり系美女の悪魔。ヒュダーリンと共に衣装の案内を行っている。 - アトリ CV:橘龍丸
チンピラ風の口調も性格も軽い若者悪魔だが、れっきとしたウォルターパークのスタッフで
園内で遊び相手となり、お客を喜ばせる事を仕事としている。園内にきたジャズ達の遊び相手となった。 - マエマロ CV:佐久間元輝
容姿はガイコツそのものなウォルターパークのスタッフで、バラバラになっても平気な体である。
アトリと共にジャズ達の遊び相手を務めた。 - シャックス=シャッキー
リードの姉で絶賛婚活中のズボラな姉。基本グータラでサバドでいい男を見かけたりすると言いよってきたりする。 - メーメー
魔ーケストラ「ダンテ組」を束ねるウサギの様な背の小さい多耳族の女性悪魔 - キュパ
大手アクドル事務所の「デビムス」社長で、くろむの上司にもあたる女性悪魔 - プルソン夫妻
認識阻害の能力に長けた一族で、代々社会の影に潜むものとして隠密活動等を主としている一族。
プルソン=ソイの母と父で、母親は息子にそっくりでリード曰く女装したプルソンか?と思ってしまう程。
旦那様を心から愛しており、一族の掟とかは正直ウザイとは思ってはいるが、旦那様をのろけが出るほど好きすぎるので掟に追従している。息子のソイには立派な一族の後継者になってほしい一方、無理はしないで好きな道も選んでほしいとも願っている。
父の方は才能が長けた長男が行方を暗ませてしまったので、後継者としてソイに期待をかけている。姿を現した時は長身・長髪の美形でかなりの頑固者。しかし妻曰く寂しがり屋でスキップできないとギャップもあるそうな - ギャリー
年越しアクドル大武闘会編で登場した。ロックバンドが得意な売れっ子金髪ツインテールの女性アクドルで、男女問わず人気が高い。初登場は音楽祭編でのヘルダンスの回想シーンでくろむについていける程の実力を持つ。
自身も女性だが、女性が好みで所かまわずに女性を口説いて虜にしてしまうが、くろむに対しては結婚を申し込むほどの恋心を抱いている。
一方イルミ(イルマ)に対しては敵対心をむき出しにしていて、会う度に「ブス」と罵る。 - ヤマンダ
サブノック家に仕える執事で、短髪の二本角の青年悪魔。 - サブノック・サブザン
サブノック家の当主でサブロ・シルビアの父で頑固な性格。また雷帝バールの兄弟・・・らしいが
容姿が似ていないとサブロが訝しげている様から義兄弟の可能性がある。
武器の生成を行っており、鍛冶作業中は自室にこもりっきりになる。 - フェンリル
魔界の魔関署警備局の一人。魔界を正しいものにすることに一途な面がある若い悪魔だが・・?
元祖返り集団
元祖返り
元来の悪魔らしく本能的な残忍さや冷酷さを持つ、常に悪周期(後述)状態の悪魔のことを指す。「悪いことをしたい」と言う欲望に沈みすぎた危険な悪魔たちであり、悪事をすることに躊躇いがない。
※ネタバレ回避
- 元祖返り集団
雷帝バールを筆頭に、元祖返りの性質から今の平穏な魔界に不満を感じ、元の混沌とした血で血を洗う世界に戻したいと願う集団。集団の中では魔界の大戦で活躍した六指衆も在籍している。 - バール
13冠であると同時で、魔界転覆を狙う野心多き悪魔。
バビルス在籍中にアミィ・キリヲと出会い、彼に魔具研究師団を任せる一方、時が来たら
彼にバビルスを壊すように指示している。
同じく悪周期を蔓延させ、発散させる効果があるウォルターパークの破壊とそこにいる囚人を解き放つことを六指衆に指令している。
またその野心の為には同僚等を平気で利用する。その例として同じ13冠のベへモルトを捕らえ、肉体と精神を改造し、己の野望の道具として切り捨てている。 - アミィ・キリヲ
幼少期に預けられていた施設にて、当時仲が良かった女子悪魔の絶望の表情に興奮した事件から、自身の「壊れている」部分を自覚する。
その後は実兄の師団披露の際にバビルスに忍び込み、当時の魔具研究師団の長であったバールと出逢い、自分が「元祖返り」であることを知る。以来、バールを「兄(あに)さん」と呼び、彼に付き従うようになった。
バビルスを破壊する為に魔具研究師団を引き継いだ。「断絶(バリア)」の魔力を貯める為か通常の魔力は低いままである。ただ一人の師団活動の中でガブ子さん(学校ぶっ壊す子さん)の製作作業が難航していたところ、イルマ達と出会った。彼らが後輩になったこと、花火の火力を利用することで計画の実行を、裏で一気に進めていた。 - 六指衆(むさしのしゅう)
魔界の大戦でも活躍した歴戦の猛者、ウエトト・シーダ・ヒュダーリン・ミキィ・アトリ・マエマロの巡で左から数えてウエトトが長兄でマエマロが6男となる。各自ウォルターパークでスタッフを担っていたが、全てバールの指令であり計画の為にウォルターパークを破壊する事には何の躊躇もなかった。
家系能力の効果が明らかになっているのはウエトトで、相手の記憶に作用して自分たちの存在を忘れる、または思い出せなくしている。しかしサリバンなどの高位の悪魔はその能力故に六指衆の仕業であるとすぐに見抜ける。また家系能力ではないが相手の家系能力を上回る実力があり、ウォルターパークの看守の「握首」の能力をヒュダーリンは体格差を全く感じさせずに逆に握りつぶした程。シーダと共に悪魔学校に教師として潜入したアトリは、学校行事の『心臓破り』に乗じてイルマ拿捕の命令を受け元祖帰りをした姿となった。その姿は魔界でも見たことが無い腕を生やした蜘蛛の様な存在となり、サブノックやバラム等と死闘を繰り広げた。
- オチョ
真の意味で「二番信仰」で偽りの一番を見てみじめな部分を見て笑ったりするのが好きな外道。
ウエトトの様に相手の記憶や精神に暗示をかける事ができ、収穫祭の際にバビルスに侵入しオロバスに暗示を掛けさせて一緒に行動し、バールより与えられた任務の為にアブノーマル組に近づく。 - 食王ベへモルト
デビキュラム会場を襲撃した13冠としてその名を魔界史に残す事になるが、実際は先の集会後に元祖帰り達の手により拉致され、その身体を改造させられ、バールが英雄として活躍するように仕立てられた悪役に作り替えられてしまっている。
身体には家系能力の弱点である口をふさがれる事を克服した、腹部に口が開かれるようになっている。 - ナベリウス=ナルニア
カルエゴの兄で魔関署警備長官という高位の存在。後に欠員した13冠に就いている。
しかしフェンリルに化けてイルマに接近し、イルマが人間であることに気付いていたり。バールを通じている節があり、アトリ・シーダをバビルスに送り込んだり、デビキュラム会場での行動でバールの暗計に手を貸したりと、その動きには不穏なものが渦巻いている。
カルエゴも兄と再会した際には普段の兄ではあるが、何かがおかしい事を肌で感じている。
- 位階(ランク)
魔界における階級で
1(アレフ)2(ベト)3(ギメル)4(ダレス)5(ヘー)
6(ヴァウ)7(ザイン)8(ケト)9(テト)10(ヨド)
の十階級に分かれている。ランクの確認には『ランクバッジ』というものに明記されている。
基本的に「1」で始まる事が多く、良くても「2」から始まる。昇級試験等でランクが上がる事も下がる事もある。魔王になるには10まで上がった後に信認を得られることが必要とされる。 - 魔術
いわゆる魔法で、火を起こしたり物を生成したりできる。主に3つの種類に分類される。
口頭魔術:呪文を唱える事で発動する魔術で、魔力があれば誰にでも使う事ができる。
無口頭魔術:呪文詠唱無しで発動させる魔術だが、習得にはたくさんの修行が必要、その分術は強化される為、口頭魔術以上の能力を有する事ができる。
家系魔術:その家系で代々使える魔術で、口頭魔術ではできない特殊能力要素がある。こちらも修練を積むと強くなる。 - 召喚
悪魔が魔獣を使役する儀式、または人間が悪魔を使役する際の儀式。
使い魔と血の契約は濃く、主には絶対服従で姿や形等は召喚した者に影響される。
羊皮紙に紋様を描いたり、召喚シール等のアイテムを使って呼び出す事ができる。
ただし魔力がない状態では召喚は不可能。
作中ではイルマとカルエゴの思惑が思わぬ形で一致していた為、カルエゴが使い魔として召喚される事となり、召喚された際の姿形は可愛いモフモフしたヒヨコの様な生物になってしまう。 - 師団(バトラ)
様々な分野の研究や活動を行う集団で、人間界でいう部活動に当たる。
魔界らしくサキュバス師団や魔王師団といったものや、放送師団や生徒会といった人間界と同じ性質のもの等様々である。また各師団の新入団員のお披露目として「師団披露(バトラパーティー)」という行事もある。 - 家系(かけい)
悪魔の呼び名で人間界の苗字に当たる、悪魔の家族構成や魔術・家訓等様々な戒律がある。 - 初恋メモリー
人間界の書物でジャンルはラブコメ。主人公「星野凛(アニメ版CV:山本希望)」とさわやか青年「青空翔(アニメ版CV:八代祐)」のドタバタラブコメディで翔のさわやかさを狙って悪の組織やら恋敵やら色んなものに狙われる。元テコンドー日本チャンピオンの凛は封印していたグローブを再び握るのであった・・・。
・・・上記は単行本2巻のカバー裏にある初恋メモリーの設定で、アメリが禁書として大切に保管している書物。イルマはこの単行本のアシスタントも行った事もあり、たまたまアメリがこの本を持ち歩いているのをキッカケに知り合う事となる。 - 悪周期
極度のストレスにおいて、暴走状態や性格の改変など様々な症状を起こす生体的周期。
悪周期状態だと周りに危害を与えかねないので、遊んだり休んだりしてストレスを発散させる事で極力そうならない様にしている。
入間に関しては人間なので悪周期にはならないが、アリクレッドの魔力で疑似的に悪周期にした。 - 王の教室(ロイヤル・ワン)
魔王の為に作られた教室で、魔王が物事を学ぶ際に使われたといわれる悪魔学校の名誉教室。
内装も豪華で備品には魔王の魔力があるとさえいわれている。
魔王がいなくなってからは厳重に保存している。 - 各話のスキ魔
単行本に掲載されている四コマ漫画で、各話のその後の話とか作者の近辺状況等を載せている。
本編に関わる事が補完されている事もあるので、一読する価値はある。
エイコはここではほぼ主人公といっても差し支えがない程の登場率である(ただし、17巻においてスキ魔でエイコの登場は無かった為連続出演記録は16巻までとなる、18巻では再度登場)。
アニメ版では、話の最後でショートコント等を設けている。 - ふわっと語り
作者西修による、主にTwitter上で作品の裏話やキャラの設定など作者ならではの解説を説明する。
最近ではYouTubeでのチャンネルで、西本人が話す機会とかも出ている。
ここでの概要なども一部当時の話を基にしているところもある。
アニメ版
2019年の週刊発売の10号にてBEASTARSと共にWアニメ化作品として紙面で公表された。
内容としては原作の1巻から5巻までを補完している。
2019年3月11日に情報が公開され、2019年10月5日にNHKにて放送が開始された。配信はバンダイチャンネル、Hulu、U-NEXT、dアニメストア、アニメ放題といった有料動画サイトにて同時期より配信開始。
2020年4月1日には再放送が開始され、同年の9月2日まで放映された。
またその際にも第二期についての情報が出され、同日のTwitterではトレンドに入る程の盛況だった。
なお週刊少年チャンピオン誌でNHK枠でアニメ放送されるのはこれが初めてである。
ナレーションはむせる装甲騎兵ボトムズの主人公キリコを演じ、兼任で音響監督を務める郷田ほづみ。
最終回放映後、第2シリーズの制作が決定した。2021年4月17日より放送。内容は単行本6巻以降を放映する、第一期ラストで魔入間を先行して出していた為王の教室編から始まるかと思われたが、順当にアリさん初登場からの生徒会編という流れで展開する。
第二期最終回を迎えた2021年9月11日、第三期の制作決定を発表した。
第三期は2022年10月8日より放送時間も17時35分から18時25分へと変わり、全21話までの放送が決まっていることを公表した。収穫祭編をメインとしている。
プルソン君・・・残念だったね・・・。
【放映日・スタッフ等】
放送開始日 | 2019年10月5日(全23話) 再放送 2020年4月1日 |
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放送時間 | 毎週土曜日 17時25分~ 再放送 毎週水曜日19時25分~ |
原作 | 西 修 |
監督 | 森脇真琴 |
シリーズ構成 | 筆安一幸 |
脚本 | 井上美緒、大島のぞむ、柿原優子、加藤還一、金杉弘子 |
キャラクターデザイン | 佐野聡彦 山本径子 |
音楽 | 本間昭光 |
音響監督 | 郷田ほづみ |
アニメーション制作 | BNピクチャーズ |
制作 | NHKエンタープライズ |
制作・著作 | NHK |
OP曲 | 『Magical Babyrinth (マジカル・バビリンス)』 歌:DA PUMP |
ED曲 | 『デビきゅー』 歌:芹澤優 |
10月5日 第1話 | 「悪魔学校の入間くん」 |
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10月12日 第2話 | 「使い魔、召喚!」 |
10月19日 第3話 | 「入間とクララ/悪魔のお友達」 |
10月26日 第4話 | 「問題児(アブノーマル)クラス」 |
11月2日 第5話 | 「魔王を目指す者」 |
11月9日 第6話 | 「アメリの仮説」 |
11月16日 第7話 | 「初恋メモリー」 |
11月23日 第8話 | 「クララにメロメロ」 |
11月30日 第9話 | 「入間の決意、高鳴る努力」 |
12月7日 第10話 | 「激闘、処刑玉砲!!」 |
12月14日 第11話 | 「使い魔といっしょ!/師団の挑戦」 |
12月21日 第12話 | 「1年生争奪戦(ルーキーハント)!!」 |
12月28日 第13話 | 「魔具研究師団(バトラ)/13冠の集い」 |
1月4日 第14話 | 「師団(バトラ)のお披露目」 |
1月11日 第15話 | 「キリヲの隠し部屋」 |
1月18日 第16話 | 「前夜祭」 |
1月25日 第17話 | 「走れ入間、キリヲのもとへ!」 |
2月1日 第18話 | 「心から望むもの」 |
2月8日 第19話 | 「全部拾いたい/家族との時間」 |
2月15日 第20話 | 「栄えある表彰/人間の処遇」 |
2月22日 第21話 | 「アクドルくろむちゃん!」 |
2月29日 第22話 | 「キラキラの衝撃」 |
3月7日 第23話 | 「馴染みました!入間くん(最終話)」 |
【放映日・スタッフ等】
放送開始日 | 2021年4月17日~9月11日 再放送 2021年10月27日 |
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放送時間 | 毎週土曜日 17時35分~ 再放送 毎週水曜日19時25分~ |
原作 | 西 修 |
監督 | 森脇真琴 |
シリーズ構成 | 筆安一幸 |
脚本 | 筆安一幸 |
キャラクターデザイン | 佐野聡彦、原由美子 |
音楽 | 本間 昭光 |
音響監督 | 郷田ほづみ |
アニメーション制作 | BNピクチャーズ |
制作 | NHKエンタープライズ |
制作・著作 | NHK |
OP曲 | 「No! No! Satisfaction!」 歌:DA PUMP |
ED曲 |
4月17日 第1話 | 「指輪の秘密」 |
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4月24日 第2話 | 「アメリの決断」 |
5月1日 第3話 | 「乙女な悪魔」 |
5月8日 第4話 | 「生徒会長の眺め」 |
5月15日 第5話 | 「オトモダチご招待!」 |
5月22日 第6話 | 「王の教室(ロイヤル・ワン)」 |
5月29日 第7話 | 「悪魔学校(バビルス)の教師たち」 |
6月5日 第8話 | 「道化師の奇跡」 |
6月12日 第9話 | 「魔界のお勉強」 |
6月19日 第10話 | 「バラムの授業」 |
6月26日 第11話 | 「終末テスト/ガールズトーク」 |
7月3日 第12話 | 「カルエゴ先生の家庭訪問」 |
7月10日 第13話 | 「ウォルターパーク」 |
7月17日 第14話 | 「みんなの遊び相手」 |
7月24日 第15話 | 「魔獣襲撃」 |
7月31日 第16話 | 「この感情の名は」 |
8月7日 第17話 | 「最強の矛」 |
8月14日 第18話 | 「僕の欲」 |
8月21日 第19話 | 「クララの家」 |
9月4日 第20話 | 「夢見るデート」 |
9月11日 第21話 | 「魔界を統べる者」 |
【放映日・スタッフ等】
放送開始日 | 2022年10月8日~23年3月4日 |
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放送時間 | 毎週土曜日 18時25分~ |
原作 | 西 修 |
監督 | 森脇真琴 |
シリーズ構成 | 筆安一幸 |
脚本 | 筆安一幸 |
キャラクターデザイン | 原 由美子 |
音楽 | 本間 昭光 |
音響監督 | 郷田ほづみ |
アニメーション制作 | BNピクチャーズ |
制作 | NHKエンタープライズ |
制作・著作 | NHK |
OP曲 | 「ギリギリRide it out」 歌:FANTASTICS from EXILE TRIBE |
ED曲 |
10月8日 第1話 | 問題児クラスの新学期 |
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10月15日 第2話 | 師匠バチコ |
10月22日 第3話 | 入間の本音 |
10月29日 第4話 | 収穫祭の狼煙(のろし) |
11月5日 第5話 | 狡猾(こうかつ)な悪魔 |
11月12日 第6話 | 魔性のピュア |
11月19日 第7話 | クララのおもちゃ箱/叫び声が響く夜 |
11月26日 第8話 | お仲間100人できるかな?/自慢の弟子たち |
12月3日 第9話 | ドロドロ兄弟の挑発 |
12月10日 第10話 | 私の知るイルマは |
12月17日 第11話 | 魔神トートー |
12月24日 第12話 | 願いを弓に |
23年1月7日 第13話 | 僕だけの魔術 |
1月14日 第14話 | リードの苦悩 |
1月21日 第15話 | 弓使いの真価 |
1月28日 第16話 | 収穫祭の終わり |
2月4日 第17話 | 伝説の(レジェンド)リーフ |
2月11日 第18話 | おかえり |
2月18日 第19話 | 教師陣の宴 |
2月25日 第20話 | 悪友/真心クッキング教室 |
3月4日 最終話 | トモダチへの言葉 |
関連静画
関連動画
関連コミュニティ
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関連項目
- 週刊少年チャンピオン
- 秋田書店
- 西修
- BEASTARS(同時にアニメ化された作品)
- 吸血鬼すぐ死ぬ(コラボや吸死側の人気投票に出張出演など)
- 漫画作品一覧
- アニメ作品一覧
- 2019年秋アニメ / 2021年春アニメ / 2022年秋アニメ
- 〇〇の主役は我々だ!(スピンオフの元ネタ)
- 月刊プリンセス(スピンオフ作品掲載誌)
外部リンク
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