魔勇者アンルシアとは、ドラゴンクエストシリーズに登場するキャラクター・モンスターである。
この項目は、ドラゴンクエストXのネタバレを含んでいます。 シナリオ未クリアの方はご注意ください。 |
魔勇者アンルシア |
登場作品 |
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ドラゴンクエストのモンスターテンプレート |
幻のレンダーシア、グランゼドーラ王国の姫。国民から勇者姫として慕われている。
しかし主人公たちがグランドタイタス号に乗ってやってきたレンダーシアは大魔王マデサゴーラが創世の力で作り上げた偽物で、最初に出会ったアンルシア姫は偽のレンダーシアの人物。勇者として覚醒するために記憶喪失の女性、ミシュアに眠る勇者の力を狙うが、ミシュアはクロウズの導きと主人公の協力を経て記憶を取り戻し、勇者姫アンルシアとして覚醒。やむなくダーマ神殿の「創世の邪洞」へ主人公たちを誘い出す。
創世の邪洞の最奥部で待ち受ける彼女は、そこで"創世の魔力"と呼ばれる強大な力をその身に取り込み、変身。「魔勇者アンルシア」という魔物の姿となって襲いかかってくる。
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人間の体型こそ維持しているが、その容姿は爬虫類と昆虫を掛け合わせたようなものへと変容している。手には、ドクロの意匠をあしらった禍々しい剣を持つ。
この魔勇者アンルシアとの戦いが、レンダーシアストーリー第1章のラストバトルとなる(続く第2章以降については、それぞれの節目でラストバトルが存在する)。
魔勇者アンルシアが使用する数々の攻撃の中で、第2形態から使用する「創世の魔力」という設置型の技がとりわけ強力であり、この技から逃げられるか否かで難易度が大幅に変化する。第一章のシナリオ実装後しばらくは、サポート仲間がこの技から逃げないAIパターンとなっていたため、ソロプレイヤーたちからはもっぱら「運ゲー」と呼ばれるほどの高難易度と化していた。現在は、サポート仲間のAIが改良され、設置型の技から距離を取るようになったため、難易度が緩和されている。
オフライン版では勇者姫アンルシアがパーティに加入する都合上、一部仕様が異なっている。第1形態はストーリーに合わせて勇者姫アンルシアが離脱するが、第2形態以降は勇者姫アンルシアが戦闘メンバーに固定される。創世の魔力もダメージは減ったがパーティのうち3人に設置され、トラップジャマー以外で回避不可能になった。第3形態の闇のころもはプレイヤーがアンルシアに必殺技から勇者の光を使わせて解除する事となる。
第1形態
第1形態では、体表である甲殻が緑色をした状態となっている。この第1形態との戦闘中に流れるBGMは、通常のボス戦と同じ「渾身の力を込めて」。
手にした剣による単体への斬撃と、対象の周囲に雷の矢を降らせる呪文「ジゴデイン」で攻撃してくる。特にジゴデインは300近くのダメージをくらうため、アクセサリー「ビーナスのなみだ」や料理「ストームタルト」などで雷耐性を強めたり、「魔結界」などで魔法耐性を強めるのが有効。
一方で、この形態の攻撃は単調であるため、対策がしっかりとできていればそれほど手強い相手ではない。…というよりも、ここで苦戦すようであれば第2形態以降相手の勝利は難しい。
第2形態
主人公に傷を負わされ、パワーアップした第2形態。緑色だった甲殻が金色に変化している。この第2形態との戦闘中に流れるBGMは、ドラゴンクエストVI 幻の大地の通常ボス戦「魔物出現」。
ここから勇者姫アンルシアが参戦する。彼女はLv20でHP480、MP400、耐性も万全という恐るべき性能を誇る。パーティーの誰かが死ぬと積極的にザオリクを唱えてくれるため非常に頼りになるが、後述の第3形態戦での役割を考えると、彼女の回復・蘇生に頼った戦い方をするのは得策ではない。
第2形態は、第1形態と比べHPが格段に増えており、長期戦になる可能性が高い。攻撃方法も第1形態のものに加え、主人公たちにかかっている良い効果を打ち消す「いてつくはどう」と、設置型の技「創世の魔力」を新たに使ってくる。「創世の魔力」は、地面に魔法陣を3つ敷き、一定時間後、その上に乗っている者全員へ300超のダメージを与えてくる大技である。サポート仲間のAIパターンが改良された現在では、サポート仲間も魔方陣から距離を取るようになっているが、設置された3つの魔方陣の配列によっては、脱出が間に合わず直撃してしまう場合もあるため、油断は禁物である。
なお、前述の魔結界など、主人公たちに強化効果が付与されていると、魔勇者アンルシアは頻繁にいてつくはどうを使用してくるため、ジゴデインと創世の魔力の使用頻度を下げるために、わざといてつくはどうを使わせるという戦法も有効となっている。
第3形態
主人公たちと勇者姫アンルシアによって倒された魔勇者アンルシアが、「闇のころも」を身にまとって復活した姿。この第3形態との戦闘中に流れるBGMは、ドラゴンクエストV 天空の花嫁の通常ボス戦「不死身の敵に挑む」。
攻撃手段は第2形態と同じだが、この「闇のころも」をまとっている状態だと、魔勇者アンルシアの繰り出す全ての攻撃のダメージが2倍となり、逆にこちらから与えるダメージは10分の1にカットされてしまう。
当然このままでは勝負にならないが、アンルシアが「勇者の光」という技を使用し、闇のころもを解除してくれる。闇のころもが解除された魔勇者アンルシアは一定時間行動停止状態となり、こちらが与えるダメージが四倍に跳ね上がる。ただし、勇者の光が発動するまでには10秒程度のタメ時間を必要とするため注意。
つまり、第3形態の戦いは、
- 勇者姫アンルシアが勇者の光を使用し、効果が表れるまでの10秒間程度、ひたすら魔勇者アンルシアの猛攻に耐え続ける。
- 勇者の光が発動。魔勇者アンルシアは一定時間行動不能となり、被ダメージが倍増するため、ここで防御を捨てた全力攻撃を叩き込む。
- 勇者の光の効果時間が終了すると、魔勇者アンルシアが再度闇のころもを使用するため、勇者姫アンルシアが勇者の光を使用するまで耐え続ける。
…というサイクルを繰り返す構成となる。
なお、勇者姫アンルシアは仲間の蘇生を優先するため、パーティーメンバーがひとりでも死んでいると、勇者の光を使わずザオリクを唱え始める。この状態になると、「闇のころもが解除されず、強化されたジゴデインと創世の魔力でパーティーメンバー死亡」→「勇者姫アンルシアが仲間の蘇生を優先するため、闇のころもが解除されない」→「闇のころもが解除されず…」という悪循環に陥るため、プレイヤーは最優先で仲間の蘇生を行う必要がある。
この形態でも、第2形態戦と同様、いてつくはどうをわざと使わせる戦法が有効である。勇者の光発動までの時間稼ぎとして、余裕があれば「魔結界」「バイキルト」などを使用しておきたい。
この第3形態を倒すことで戦闘は終了となる。魔勇者アンルシアは、レンダーシアに関する秘密を主人公たちに明かした後、ブレイブストーンを残して光となって消滅する。
後に勇者姫アンルシアがある人物と戦えるのかと悩んでいた際、幻影で現れ、勇者姫アンルシアを鼓舞した。
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関連項目
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