魔法のスターマジカルエミとは、スタジオぴえろ制作で1985年~1986年までNTV系で放映された魔法少女シリーズの第三弾TVアニメーションである。全38話。
概要
マジシャンを夢見る少女香月舞は、鏡の妖精トポ(モモンガのぬいぐるみに宿っている)と出会う。
トポの助けを借りて魔法の力を得た舞は、自分の望み描く理想のマジシャンマジカルエミとなり、歌とマジックで人々を楽しませるスターとして大活躍する。
しかし、ラストで本当のエミ=舞になる為に、魔法の力を捨てると言う衝撃的な展開をする。そして舞=エミになる為に、舞は努力していく。
監督の安濃高志の代表作ともいえる。
舞とエミとの細かい動作や性格の変化にも緻密な演出が施されている。
内面的な成長の物語を重視した為、ターゲット層への受けは悪く視聴率も伸び悩み、わずか38話で打ち切りという結果を招いた。
しかし、その完成度の高さを評価する声は多く、アニメマニアからは傑作と呼ばれる事も多い
とくに、OVAで作成された「蝉時雨」は、イベントらしい出来事もなくただひたすらに舞たち日常が経過していくのみという演出で最後まで見せきった手腕は驚異と言える。
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