魔神を束ねし蝿の王よ!!ムシズの走る世界に陰りを!!
シンクロ召喚!!魔王龍 ベエルゼ
魔王龍 ベエルゼとは、漫画「遊☆戯☆王5D's」に登場するカードである。
概要
伊集院セクトが使用する「決闘竜(デュエル・ドラゴン)」の1枚。
骸骨騎士とのデュエルで敗北し、不動遊星に病院へ運んでもらったセクトが病室で入手。
その後、遊星とデュエルを行っている炎城ムクロの取り巻きが遊星のDホイールを不正改造したことを知り、
問い詰めるが、逆に追い詰めれてしまう。その時、闇の瘴気がセクトを纏う…。
実際のデュエルに登場したのはセクトvsジャック・アトラス戦。
レベル8/ATK 3000/DEF 3000
魔王龍 ベエルゼは破壊されない
プレイヤーが受けたダメージを攻撃力として吸収する
遊星曰く、セクトのデッキにシンクロモンスターは投入されていないはずであったが…。
レベル7の「ポセイドン・オオカブト」とレベル1のチューナー「デス・メイフライ」をシンクロ素材としてシンクロ召喚された。
ジャックの「天狼王 ブルー・セイリオス」を戦闘破壊し、攻撃力を2400ダウンさせられる。
次のターンにジャックがシンクロ召喚した「天刑王 ブラック・ハイランダー」に攻撃され2400ポイントのダメージを受けるが、自身の効果を発動させ攻撃力を2800までアップした。
その後は骸骨騎士の登場により…。
セクトvs十六夜アキのデュエルでは、このカードとレベル2のチューナー「地獄蛆(ヘル・グラップ)」をシンクロ素材としてレベル10の「魔王超龍 ベエルゼウス」をセクトがシンクロ召喚した。
また、セクトはこのカードを使用するようになってからは「地獄(ヘル)」と名のつく昆虫族のテーマと魔法・罠カードを使用している。
攻撃名は「魔王の赦肉祭(ベエルズ・カーニバル)」。
「冥界龍 ドラゴネクロ」と「煉獄龍 オーガ・ドラグーン」、「天穹覇龍ドラゴアセンション」と同じアニメに登場したカードをモデルとしていない漫画版オリジナルの決闘竜である。
カード名の由来はヘブライ語で「蝿の王」を意味する「ベルゼブブ」からであろう。
旧約聖書(こちらではバアル・ゼブブ)や新約聖書にも登場しているので、知っている人も多いと思われる。
同じ「ベルゼブブ」を由来としているカードは他に「No.1 インフェクション・バアル・ゼブル」が存在する。
OCG版
「PREMIUM PACK 16(2013年12月22日と23日開催のジャンプフェスタで先行発売、一般発売は2014年3月21日)」で登場した。
闇属性/レベル8/ドラゴン族・シンクロ/効果/ATK 3000/DEF3000
闇属性チューナー1体+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、このカードの戦闘または相手のカードの効果によって自分がダメージを受けた時に発動する。
このカードの攻撃力は、そのダメージの数値分アップする。
シンクロ素材に闇属性チューナーを必要とするようになったが、チューナー以外のモンスターの指定は存在せず、原作の戦闘耐性と破壊耐性を再現している。
闇属性チューナーには優秀なカードが多いため、このカードのシンクロ召喚自体は比較的容易である。
二つ目の効果は原作と違い、このカード以外の戦闘ダメージと自分のカードの効果ダメージで攻撃力がアップしないので、若干の弱体化はしているものの、元々の攻守自体が高いためおまけ程度と考えておけばいいだろう。
「氷結界の龍 トリシューラ」の除外効果、「強制脱出装置」のバウンスなどの耐性はないので、そこをカバーさえすれば相手プレイヤーもこのカードの対処に困るだろう。
最近では「No.101 S・H・Ark Knight」なども登場しているが、こちらは上記のトリシューラと違い対象を取るモンスター効果であるので、「スキル・プリズナー」などを使っていこう。
これらのカードはどれも汎用性が高く、カステルが登場するまではどのデッキにも投入されていることが多かったため、このカードの完全破壊耐性でも安心できない場合もある。
「No.54 反骨の闘士ライオンハート」や「真紅眼の鋼炎竜」などは、除去せず敢えて効果を逆手にとり大ダメージを与えるという、嫌がらせとも捉えられるような特性を持っているため、こちらも危険。召喚難易度は高めでデッキを選ぶ傾向になるが、油断は禁物。ほかに注意するカードがあるとすれば、トリックスター辺りか。
逆に「サイクロン」や「大嵐(2015年1月から禁止カード化)」にチェーンしてこのカードを対象に「リビングデッドの呼び声」を発動すれば文字通りの完全蘇生になり、「安全地帯」をこのカードの対象にしておけば、直接攻撃こそできないが、固い壁カードになるだろう。
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関連項目
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