鯨木かさねとは、成田良悟原作のライトノベル『デュラララ!!』の登場する秘書風の猫好きである。
概要
芸能事務所「澱切シャイニング・コーポレーション」社長である澱切陣内の秘書を務める女性。
眼鏡にスーツ姿の「デキる」女性観を醸し出した姿で、実際に有能。外見は20代、実年齢不詳。表情や感情表現は恐ろしく乏しく、会話や職務も淡々とこなしていく。
仕事に忠実だったが、あることから自由な時間を手に入れたため、何故かコスプレ辺りから自分の趣味を構築し始めたニャン。
澱切陣内
澱切陣内の正体は、裏の世界で人ならざる「異形」の存在を売買するブローカーである。秘書である鯨木も当然その事を知って職務を果たしていた…。
わけではなく、彼女こそが澱切陣内「というグループ」を指揮していたリーダーであり黒幕である。
正確にはかつて「本物の」澱切陣内という人物がおり、彼からブローカーとしての仕事を学んだかさねは彼の死後、そのまま仕事を引き継いでいる。
諸外国から由緒正しい人外の存在を誘拐してきたりとワールドワイドに仕事をしている様子だが、池袋において仕事の邪魔に感じている存在を『障壁』として認識している様子。
粟楠会の会長『粟楠道元』、謎の情報屋『九十九屋真一』がそれに挙げられていたほか、自力で澱切陣内の正体を突き止めた『折原臨也』も新たに障壁として認定された。
折原臨也とは幾度か情報戦においてやり合っているが、ほぼ完勝した形となってる。
聖辺ルリ
人気アイドル聖辺ルリ、彼女が憧憬を抱く「怪物」と呼ばれた祖母の正体は吸血鬼である。その祖母はルリが生まれるより遥かに前、実の娘を捨てており、その娘こそが鯨木かさねである。そしてその際に売り渡した相手が前述の「本物の」澱切陣内であった。
つまり聖辺ルリは鯨木かさねの姪に当たる。
身体能力や膂力も当然人のそれを遥かに上回る。それらの力は聖辺ルリより遥かに強く、作中最強の平和島静雄よりは遥かに劣るとの表現がされている事から、セルティと同等の「鉄パイプを簡単に曲げる」くらいの力はあると思われる。
同じ血を引いた立場でありながら、夢を努力して追いかけるルリの生き方に嫉妬を覚えたかさねは、嫉妬による「私情」を交え聖辺ルリを澱切陣内の商品として売り渡し、彼女の精神を破壊した。
罪歌
鯨木かさねは罪歌の所持者である。
園原杏里と同格の「母」クラスであり、更に罪歌と共生している杏里とは異なりかさねは罪歌を屈服させ完全に「支配」しているため、かさねの扱う罪歌は日本刀の形状のみならずあらゆる武器へと変化させる事が可能。
かさねが主に扱うスタイルは鉤爪とワイヤー状態の罪歌。
罪歌はいわゆる「化け物」と呼ばれる人外の存在、妖魅の類にも物理的ダメージを与える事が可能な妖刀でもあるため、彼女の仕事道具になっていた様子。
母クラスの罪歌が二振りあるのは、かさね自身がかつて片方を商品とするために「腑分け」と呼ばれる方法で分けたため。一本のお値段は625万円。レンタルであれば20万円程でOKらしい。
なお、20年前に日本に密輸されたセルティの首と身体を分断したのは、鯨木かさねが岸谷森厳にレンタルした罪歌である。
総評すると、平和島静雄に次ぐランクでのパワーと、折原臨也と互角以上の情報力と頭脳、そして園原杏里以上の罪歌の使い手であり、セルティと新羅のカップルの敵となった立場と全てのステータスがハイレベルなお姉さんである。
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関連項目
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