株式会社鳥貴族とは、大阪市浪速区に本社を置く居酒屋系焼鳥屋チェーンの経営企業である。通称「鳥貴(とりき、トリキ)」
注意:公式サイト及び大倉社長自らツイートしていますが、鳥貴族では客引きはしてません。似たような名前の居酒屋があっても系列店ではなく大体がぼったくり店です。気をつけましょう。
概要
1985年、東大阪市の近鉄俊徳道駅前にて「じゃんぼ焼鳥 鳥貴族俊徳店」として創業。翌年に法人化しチェーン展開を進め、2014年にJASDAQに上場。2016年には東証一部上場企業となった。名前の由来は「お客様を貴族扱いにし大切にしていく」「女性客を増やすためにおしゃれな名前にする」という狙いから。
メニュー全品税抜298円(以前は280円)という低価格路線が売りで、これが人気の理由となっている。もっとも、この安さゆえにGo To Eatの悪用手口のターゲットになってしまったのだが(→トリキ錬金術を参照)。
反面、低価格ゆえに他に競合する店が多く、他の安くておいしい店と勝負ができない点もある。また、メニューは鶏中心になっているため他の肉類や魚類のメニューがなく、期間限定メニューはあっても季節に応じたメニューも種類がないというのもデメリットではある。
創業時から産地直送の国産鶏肉を使用、2016年には使用食材の全面国産化を達成。一方で新鮮さを重視するため、焼き鳥の串打ちはセントラルキッチンや工場では行わず、昼間にランチ営業せずに、店でパート従業員が行っている。また、「客の負担になるから」と、お通しがないのも特徴となっている(代わりに直ぐに出せるおつまみメニューを揃えている)。
店舗に関しても、一部フランチャイズは行う(カムレードチェーンと呼称)ものの新規加盟店募集は現在行っておらず、ほとんどの店が直営店なのも特徴。出店傾向も駅周辺の賃料の安いテナント(2階以上の空中店舗や地下など)がメインとなっている。
コロナ禍の影響もあり居酒屋単独での経営体制では苦しい状況となっているため、鳥貴族のみから方針転換、チキンバーガー専門店の「TORIKI BURGER」も始めている。2021年2月には持株会社鳥貴族ホールディングスを発足させている。
ちなみに関ジャニ∞の大倉忠義は創業者・現社長大倉忠司の長男。そんなものだから忠義は曲がりなりにも創業家の一人として大株主にもなっている。もっとも忠義曰く「実家が大きくなったのは最近で、昔は小遣いすらもらっていないどころか、店の顧客名簿打ちのアルバイトをしていた」とか。会社経営に関しては本人にその意志がないのはもちろん、父親も「息子達には家業を継がせない」と明言している。
他、世界的ヴァイオリニストの鷲見恵理子が「貴族が集まるお洒落な高級レストラン」と勘違いしてアルバイトしていたことがある。
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関連項目
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