鳴嶋メルトとは、『【推しの子】』に登場するキャラクターである。
概要
原作:赤坂アカと作画:横槍メンゴによる漫画作品『【推しの子】』内に登場する男性キャラクター。第5章時点で16歳の少年。
作中では役者としての仕事をしているシーンが多い。だが第2章で『今日は甘口で』全体について「演技未経験のモデルの子が多いみたい」と言及されるシーンがあり、また第5章ではメルト自身が「ちゃらちゃらモデルやりながら 片手間にドラマやって 今度はコネで舞台のお仕事」などと面と向かって罵倒されるシーンがあったり、メルトがモデルをしていると思われる雑誌が描かれるシーンもある。よって、作中で直接明言されたわけではないが、メルトの本業はモデルであると思われる。
回想シーンによれば、学校にてモテ続け人気者であり続けるなどテキトーにやっていても大体の事が上手くいっていたため、芸能界にスカウトされた後も基本的には熱意もなくテキトーに仕事をしてしまっていたようだ。
コミックスの登場人物紹介欄によるとアルファベット表記は「NARUSHIMA MELT」。「MERUTO」ではないらしい。クラスメートから「メルト」と呼ばれているシーンがあるため「メルト」という変わった名前は芸名ではなく本名であるようだ。所属は大手事務所「ソニックステージ」。
第2章
『【推しの子】』第2章「芸能界」にて、漫画原作ドラマ『今日は甘口で』の主演「青野カナタ」役として初登場。
だが棒読みのひどい演技をしており、しかも端役を務める格下役者相手にはまともに挨拶もしないという、「実力がないのにトントン拍子に売れたので天狗になっている若手」といった描写であった。
だが、共演した「星野アクア」が悪口でメルトを煽ったことで感情の乗った演技を引き出される。
アクアを殴る演技のシーンで拳が顔に当たってしまった後に「悪い…… 拳 当たったよなリキっちまって…」と済まなさそうにアクアに謝っているシーンがあり、この時点で「根は悪い奴じゃない」というキャラクター付けがされていたのかもしれない。
第5章
『【推しの子】』第5章「2.5次元舞台編」では、大人気漫画『東京ブレイド』を原作とする2.5次元舞台でキャラクター「キザミ」を演じる役者として再登場。
ドラマ『今日は甘口で』も担当したプロデューサー「鏑木勝也」によって私情で配役されたかたちではあるが、かつての拙い演技を後悔して涙するなどした結果として半年間練習に励み、演じるキャラの心情を理解しようと努力する役者に変貌を遂げていた。
鏑木プロデューサーによれば「顔も良いし声も良い」「がむしゃらに努力する子」「ほら 『今日あま』の時の彼じゃあない 必死に演技と向き合ってる こういう子がね 爪痕 残すもんなんだよ」とのこと。
それでも周囲の優秀な役者たちとの実力差に悩むが、アクアのアドバイスを素直に受け入れて愚直に稽古を続けた。そして観客を驚かすギミックと、迫真の感情演技によって「下手な演技をする役者だと思っていたのに突如すごい演技を見せるというギャップ」で観客の心をつかむ。
『今日は甘口で』の原作漫画家「吉祥寺頼子」は、ドラマでの彼の下手な演技に失望したためにいい感情を持っていなかったが、『東京ブレイド』での彼の熱演を目にして感動のあまり涙を落とす。
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