基本データ
- 面積……1,311.53km²(境界未定部分あり)
- 総人口……116,526人 (推計人口、2024年2月1日)
- 人口密度……88.8人/km²
- 隣接自治体……酒田市、庄内町、三川町、西川町、村上市
- 市の木……ブナ
- 市の花……さくら
概要
2005年の平成の大合併により発足した全国で7番目に広大な面積を持つ市。東北では1番目の広さ。よって見どころも多く、とても一日では回り切れないので、満喫するためには連泊必須。
江戸時代は庄内藩の城下町として栄えた歴史を持つ。現在の新潟県との県境、また、北海街道と羽州浜街道の堺目でもあった場所には庄内藩の関所が置かれ、現在、近世念珠関址として残っている。
「生きた文化財」と呼ばれる在来作物が60種類以上栽培され、信仰のから生まれた食文化が根付いていることもあり、2014年12月には日本で初めてユネスコ食文化創造都市に加盟が承認された。
学校給食発祥の地、バンジージャンプ発祥の地、サーフィン発祥の地など様々な文化の発祥地を名乗っている。
最上川流域の盆地部ではコメ作りが行われており、全国でもトップクラスの生産量を誇る。電気機械工業や電子部品の製造も盛ん。
「出羽三山」、「サムライゆかりのシルク」、「北前船寄港地」の3つの日本遺産を有する。
古来から信仰の対象となってきた出羽三山の麓に広がっているため、山伏や参拝者が数多く訪れる。このため観光業が活発だが、近年はバイオテクノロジーの研究所やベンチャー企業が集結したことでハイテク産業が発展している。
下水道処理水を利用して藻類を繁殖させ、その藻を餌にアユを育てる研究を山形大学等と連携して行っている。 藻を食べて育つゆえ天然物とそん色ない風味をしているのが特徴で、今後の商品化を目指している。
主な特産品はだだちゃ豆や庄内柿、民田茄子、温海かぶ、砂丘メロン、鶴岡シルク、いづめこ人形、庄内竿、御殿まりなど。
冬によく獲れるタラを使った味噌味の汁物「どんがら汁」と、江戸時代より栽培される温梅かぶというカブを使用したピンク色の漬け物「温梅かぶ漬け」が代表的な郷土料理。
シナノキの樹皮から靱皮を剥ぎ取り、その繊維を糸にして織る「羽越しな布」や御所車や蓮華、四季の花模様などが描かれたロウソク「絵ろうそく」、目が細かく繊細で緻密なデザインが特徴の「庄内刺し子」などが有名な伝統工芸品。
主な観光スポット
- 羽黒山五重塔……羽黒山のスギ林の中に建つ五重塔。東北地方最古の塔で、平安時代中期に平将門が建てたと伝えられている。現在の塔は室町時代に再建されたもの。
- 大山上池・下池……江戸時代に農業用としてつくられた大小2つのため池。現在も農業用水として使用されている。
- 鶴岡市立加茂水族館……日本海に面した岬に建つ水族館で、「クラゲドリーム館」の愛称から分かるようにクラゲを中心に展示されている。
- 致道博物館……庄内地域の歴史や人々の生活などが学べる博物館。名称は旧庄内藩の藩校「致道館」に由来する。
- 善宝寺……妙厳寺、最乗寺と並ぶ曹洞宗の三大祈祷所。貝喰の池にはかつて人面魚ブームの火付け役となった鯉がいた。
主な祭事
- 松例祭……大晦日から元旦にかけて行われる、松明で悪霊を祓う火祭り。重要無形民俗文化財。
- 黒川能……500年以上の歴史を持つ、春日神社で年に4回行われる祭りで氏子たちによって奉納される伝統芸能。旧正月にあたる2月1日から2日間にわたって行われる「王祇祭」のなかで奉納されるものがとくに有名。重要無形民俗文化財。
- 鶴岡天神祭……「化けものまつり」の通称を持つ、手拭いと編み笠で顔を隠した「化けもの」が主役となる奇祭。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
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