- プロ野球選手一覧 > 鶴岡慎也
鶴岡慎也(つるおか しんや、1981年4月11日-)とは、鹿児島県出身の元プロ野球選手(捕手)である。
概要
OB | |
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鶴岡慎也 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 鹿児島県肝付町 |
生年月日 | 1981年4月11日 |
身長 体重 |
176cm 78kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 捕手 |
プロ入り | 2002年ドラフト8巡目 |
経歴 | |
選手歴 コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
小学生時代はソフトボールの投手をやっていたが、中学時代に監督の教えで捕手に転向。その後、鹿児島の名門である樟南高校に入学し、1998年春、1999年夏と2度甲子園の高校野球大会に出場。1999年夏は準決勝で桐生第一高校の正田樹と対戦し、1安打を放っている。高校時代の同級生には、上野弘文がいる。
三菱重工横浜を経て、入団テストに合格し2002年ドラフト8巡目で日本ハムファイターズに指名され入団。
日本ハム時代
東京時代は一軍出場がなく、ルーキーイヤーの翌年にチームは北海道へ移転。移転後2年目である2005年に一軍初出場を果たす。
2006年には初の開幕一軍となり、高橋信二、中嶋聡と捕手の座を争っていた。チームが日本一を決め、アジアシリーズではダルビッシュ有、八木智哉とバッテリーを組んだ。
2007年はダルビッシュの専属捕手として、中盤以降出場機会が増えた。
2008年は梨田昌孝が「正捕手にする」と決め、一度正捕手になったものの、ダルビッシュ以外の相性があまり合わず、高橋などに先発マスクを譲らせる形が増えていった。
2009年、高橋が足の故障で一塁にコンバートされ、ルーキーの大野奨太との正捕手争いになった。武田久の登板時では『抑え捕手』としてバッテリーを組むなど、守備での出場機会が増えた。チームのパリーグ優勝に貢献。
2010年は主にダルビッシュ有、ボビー・ケッペルとバッテリーを組んだ。オフに背番号を建山義紀のつけていた22に変更。
2011年は開幕前に自打球を顔面に当てて陥没骨折してしまい出遅れ、出場機会が減った。
2012年は選手会長に就任。ダルビッシュが移籍してしたが、自身の打撃好調と大野奨太の打撃不振もあって、中盤からは武田勝先発時にもマスクを被るようになり、大野をほぼブライアン・ウルフ専属の地位に追いやり実質的に正捕手の地位を確保。最終的に116試合に出場、打率.266をマークし、ベストナインに選出された。
2013年オフにFA宣言し、福岡ソフトバンクホークスに移籍した。背番号8。
ソフトバンク時代
2014年は細川亨と併用されたが、96試合の出場で打率.216に終わった。
2015年は前半は故障した細川亨に代わりスタメンマスクの機会が多かったが、高谷裕亮がスタメンに定着してからは控えに回った。オフに背番号を33に変更した。
2016年は8月9日のオリックス・バファローズ戦で通算1000試合を達成。103試合に出場したが、細川が復帰すると交互に起用されるようになる。クライマックスシリーズでは細川がマスクを被ったため出場することはなかった。
2017年は甲斐拓也の台頭もあり29試合の出場に留まった。オフに8月に取得した2度目のFA権を行使した。
第2次日本ハム時代
2017年12月18日に古巣日本ハムの復帰が発表された。背番号は22。
2018年は101試合に出場し、打率.243、2本塁打、22打点を記録した。
2019年からは一軍バッテリーコーチも兼任する。そのため35試合の出場に留まった。
2020年はさらに出場機会が減って18試合に留まり、スタメンマスクはわずか2試合だった。オフの契約更改では50%ダウンを受け、コーチとしてチームの捕手陣のミスが多かったことを反省していた。
2021年は13試合に留まり、選手を引退した上でコーチ専任になるように言われていたが、これを断ったため自由契約となる。しかし12月に現役引退を発表した。
人物
- 出っ歯が特徴で、元ヘッドコーチの白井一幸には「ハーデル(歯が出てる)」、その他「ガチャピン」というニックネームを付けられた。彼がバッターボックスに立った時応援の一環として緑色の旗やガチャピンの色紙を取り出すファンも多い。
- 本塁でのクロスプレーのブロックが非常に上手く、中田翔ら外野陣の補殺の多さを影で支えている。
- 長く日本ハムで活躍している選手ということもありチームメイト・ファン共に支持は厚い。からかわれることも多いためいじられキャラというイメージがあるが、彼が活躍するとベンチが一際盛り上がることから同時に強く愛されていることが伺える。
- 2012年のリーグ優勝時にレンジャーズに移籍したダルビッシュから送られたメッセージで『最後に鶴岡さんがまさかの覚醒で2割5分以上打ってるそうですが、その奇跡が優勝の大きな要因だと思います』と冗談を交えつつ触れられているあたりからも彼の人柄と愛されぶりがわかることだろう。
- 中学時代に鹿児島選抜で相部屋となった田中賢介とは仲が良い。
- 野球日本代表への選手としての参加歴は無いが、第5回ワールド・ベースボール・クラシックには栗山英樹監督に招聘されブルペンキャッチャーとして帯同。裏方として世界一に貢献している。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
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日本ハム | 応援歌のピコカキコ一覧#101 | 8678 | ![]() |
ソフトバンク | 応援歌のピコカキコ一覧#931 | 11672 | ![]() |
成績
年度別打撃成績
年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
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2005年 | 日本ハム | 4 | 8 | 8 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | .125 | .125 |
2006年 | 76 | 218 | 203 | 18 | 49 | 9 | 1 | 3 | 21 | 2 | 11 | 3 | 3 | 0 | 51 | 5 | .241 | .251 | |
2007年 | 57 | 146 | 133 | 7 | 27 | 2 | 1 | 0 | 13 | 0 | 7 | 1 | 5 | 0 | 27 | 0 | .203 | .230 | |
2008年 | 97 | 285 | 248 | 24 | 52 | 14 | 0 | 1 | 18 | 0 | 22 | 2 | 12 | 1 | 49 | 4 | .210 | .247 | |
2009年 | 122 | 304 | 263 | 25 | 58 | 14 | 1 | 1 | 29 | 1 | 17 | 2 | 20 | 2 | 48 | 6 | .221 | .279 | |
2010年 | 105 | 284 | 254 | 21 | 60 | 12 | 0 | 3 | 26 | 0 | 22 | 3 | 4 | 1 | 32 | 6 | .236 | .248 | |
2011年 | 76 | 202 | 185 | 12 | 44 | 9 | 1 | 1 | 15 | 1 | 12 | 1 | 3 | 1 | 24 | 2 | .238 | .253 | |
2012年 | 116 | 328 | 289 | 22 | 77 | 10 | 1 | 0 | 25 | 3 | 23 | 1 | 14 | 1 | 41 | 11 | .266 | .302 | |
2013年 | 114 | 276 | 244 | 22 | 72 | 9 | 0 | 2 | 26 | 1 | 13 | 1 | 16 | 2 | 28 | 7 | .295 | .342 | |
2014年 | ソフトバンク | 98 | 190 | 162 | 12 | 35 | 4 | 3 | 0 | 9 | 0 | 5 | 2 | 7 | 0 | 17 | 2 | .216 | .243 |
2015年 | 56 | 142 | 128 | 7 | 25 | 3 | 1 | 1 | 9 | 1 | 5 | 2 | 7 | 0 | 17 | 2 | .195 | .234 | |
2016年 | 103 | 263 | 231 | 14 | 58 | 12 | 2 | 2 | 26 | 1 | 20 | 1 | 9 | 2 | 26 | 9 | .251 | .284 | |
2017年 | 29 | 32 | 28 | 6 | 9 | 0 | 0 | 3 | 5 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 3 | 1 | .321 | .387 | |
2018年 | 日本ハム | 101 | 260 | 239 | 13 | 58 | 9 | 0 | 2 | 22 | 1 | 4 | 0 | 14 | 3 | 45 | 5 | .243 | .293 |
2019年 | 35 | 69 | 62 | 4 | 11 | 2 | 0 | 1 | 4 | 0 | 4 | 0 | 3 | 0 | 13 | 2 | .177 | .215 | |
2020年 | 18 | 17 | 17 | 0 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .294 | .294 | |
2021年 | 13 | 20 | 19 | 3 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 1 | .263 | .300 | |
NPB:17年 | 1220 | 3044 | 2713 | 211 | 646 | 110 | 11 | 20 | 267 | 12 | 178 | 19 | 121 | 13 | 433 | 66 | .238 | .272 |
表彰・その他
表彰 | ||
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フレッシュオールスターゲームMVP | 1回 | 2005年 |
ゴールデングラブ賞 | 1回 | 2009年 |
最優秀バッテリー賞 | 1回 | 2012年(吉川光夫) |
ベストナイン | 1回 | 2012年 |
その他 | ||
オールスターゲーム出場 | 2回 | 2012年、2013年 |
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
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