鶴見緑地は、大阪府大阪市鶴見区・守口市の2市区町村に跨る公園。
概要
元々は戦時下、1941年に防空法によって制定された緑地帯である。
都市部への空襲があった際、避難所・延焼防止用の緩衝地帯として制定された。
大阪府内では四大緑地として鶴見緑地のほか、服部緑地(豊中市)・久宝寺緑地(八尾市・東大阪市・大阪市平野区)・大泉緑地(堺市北区・松原市)の緑地が整備された。
公園としては1972年に開園。その後、1990年に開催された万博の「国際花と緑の博覧会」(通称花博)の会場として選ばれ、半年の開催期間中に約2300万人が訪れた。
それを機に大阪市営地下鉄の長堀鶴見緑地線が建設された。
園内の主な施設
- 咲くやこの花館
元々は大阪市のパビリオンだった施設。日本最大級(総面積約6900平方メートル)の温室を持つ屋内植物園である。 - いのちの塔
高さ90メートルの展望台。なお2010年から営業休止中。2019年に解体する話が出たが例の新型ウイルスでのゴタゴタか万博の準備で忙しいからか絶賛放置中。 - 大阪市立環境学習センター 生き生き地球館
環境問題を取り扱う教育施設だった。2014年閉鎖。 - ハナミズキホール
屋内イベントスペース。花博開催20週年を機に、名称を水の館ホールから変更。 - 花博記念ホール
旧:松下電器産業(現:パナソニック)グループの創業者である松下幸之助氏が私財を投じて大阪市に寄付された講堂。 - 乗馬苑
会員制乗馬クラブ。 - むらさき亭
茶室。御茶会や落語公演も行われる。 - スポーツ施設
屋内プール・テニスコート・球技場・運動場・体育館・パークゴルフ場がある。 - バーベキュー場・キャンプ場
- 鶴見ノ森迎賓館
万博開催期間中は文字通り要人をもてなす迎賓館であったが、現在は結婚式場として運用されている。 - 水春
スーパー銭湯。フィットネスクラブも備える。
アクセス
関連動画
関連項目
- 1
- 0pt