鶴見線(つるみせん)とは、神奈川県に存在するJR東日本の鉄道路線の一つである。駅ナンバリングで用いられる路線記号はJI。
概要
鶴見駅と扇町駅を結ぶ路線の他、浅野駅と海芝浦駅を結ぶ海芝浦支線、安善駅と大川駅を結ぶ大川支線で構成される。全線が直流1.5kVで電化されている。
現在は全線においてE131系の3両編成で運転されているが、90年代中期頃まで支線には茶色い旧型電車が往復していた。
鶴見線の沿線は埋立地であり、開業当初はほとんどの場所に地名が存在していなかった。そのため、殆どの駅が近くにあった工場などの施設や、この地に関係のある実業家の名前から取られたものとなっている。
たとえば「国道」「昭和」「芝浦」はいずれも地名ではなく、それぞれ第一京浜国道、昭和電工、芝浦製作所(東芝の前身)に由来する名称である。
浅野駅のあたりまでは市街地を通過し、住宅も多いが、そこから先の沿線は小さな商店が点在する以外は殆ど工場しかないため、通勤・帰宅と昼休みの時間帯以外は利用客が少なく、すぐそこにある大都会の喧騒などまるで無縁であるかのような時間が流れている。これが鶴見線が「都会の中のローカル線」とも言われる由縁である。
起点となる鶴見駅の他は無人駅である。そのため鶴見駅の乗換口には長きに渡って中間改札が設けられていた。しかし2022年3月1日に中間改札は廃止され、同時に鶴見線の無人駅では自動券売機も廃止となった。
このため鶴見線内の無人駅から鶴見駅もしくは更に乗り換えてその先に向かう場合、切符購入による改札(以前の中間改札利用)の代替として、鶴見駅を除く鶴見線各駅に設置された乗車証明書発行機で証明書を受け取り下車駅で精算する方式に変更された。SuicaなどICカード乗車券の場合、無人駅では従来通り簡易Suica改札機による改札を行えるが、自動券売機は無いのでチャージが出来なくなった。
なお南武支線との乗換駅である浜川崎駅は、開業時は別会社だったこともあり駅舎が分かれているため、もとより中間改札は設けられていない。
稀に駅員が無人駅の改札口に立つこともある。
扇町駅など一部の駅では猫が飼われており、電車の来ない間は駅員(普段からいる駅員らしき職員はJR貨物の貨物取扱のための作業員であり、改札業務は行わない)が餌をあげてたりする。のどかである。
2023年冬よりストレート車体のE131系が入線し、205系を置き換えた。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | ■乗り換え路線、○周辺施設 |
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JI 01 | 鶴見駅 | JR東日本 京浜東北線 京急本線 京急鶴見駅 |
JI 02 | 国道駅 | ○第一京浜国道(国道15号線) ○京急本線 花月総持寺駅 |
JI 03 | 鶴見小野駅 | ○横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校・附属中学校 |
JI 04 | 弁天橋駅 | ○鶴見線営業所 |
JI 05 | 浅野駅 | JR東日本 ■鶴見線(海芝浦支線) |
JI 06 | 安善駅 | JR東日本 ■鶴見線(大川支線) |
JI 07 | 武蔵白石駅 | |
JI 08 | 浜川崎駅 | JR東日本 ■南武線(南武支線) |
JI 09 | 昭和駅 | ○昭和電工川崎事業所 |
JI 10 | 扇町駅 |
駅番号 | 駅名 | ■乗り換え路線、○周辺施設 |
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JI 05 | 浅野駅 | JR東日本 ■鶴見線(本線) |
JI 51 | 新芝浦駅 | ○東芝京浜事業所 |
JI 52 | 海芝浦駅 | ○海芝公園 ※東芝関係者以外は海芝公園以外出場不可 |
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関連項目
外部リンク
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