鹿児島本線とは、九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線である。鹿児島線と言うこともある。
概要
鹿児島本線 | |
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概要 | |
起終点 | 起点:門司港駅 |
終点:鹿児島駅 | |
駅数 | 102駅 |
基本情報 | |
開業日 | 1889年12月11日 |
所有者 | 九州旅客鉄道 |
使用車両 | 主な車両を参照 |
路線記号 | JA(門司港-吉塚) JB(竹下-荒尾) |
路線諸元 | |
路線総延長 | 398.5km |
軌間 | 1,067mm |
電化方式 | 20,000V・60Hz |
架空電車線方式(交流) | |
JR九州のメインと言える路線の一つ。福岡県北九州市門司区の門司港駅から熊本県八代市の八代駅までと、鹿児島県薩摩川内市の川内駅から鹿児島県鹿児島市の鹿児島駅の区間がある。
北九州市から鹿児島市までの300kmほどの間に宗像市・福岡市・筑紫野市・鳥栖市・久留米市・大牟田市・玉名市・熊本市・宇城市・八代市・(水俣市・出水市)・薩摩川内市と、九州の主要都市をつぎつぎと通過していく(水俣市・出水市の区間は肥薩おれんじ鉄道線)。
九州新幹線開業以前は一本の路線だったが、八代~川内は第3セクターの肥薩おれんじ鉄道に移管された。なお、九州新幹線博多~新八代が開業しても博多~八代は移管していない。
また、JR九州といえば特急だが、もちろんこの鹿児島本線にもたくさんの特急列車が走っている。特に九州新幹線が博多駅まで開業するまでの博多~鳥栖間は長崎本線、久大本線方面への列車を含め、1時間に6本(普通列車の2倍)走っていることもあった。
九州新幹線開業後の鳥栖以南は観光列車的立ち位置のゆふいん系の特急と隔日運転でこれまた観光列車の「ななつぼし」「36ぷらす3」を除きローカル輸送の色が濃くなっており、系統分離も進んでいる
門司港~荒尾間の快速の運行パターンには、門司港発と小倉発から鳥栖着、荒木着、羽犬塚着、大牟田着、荒尾着のパターンがある。
また、2018年春ダイヤ改正から準快速に代わり区間快速が新設されている。区間快速の快速区間は福間〜博多、博多〜二日市、福間〜久留米など多岐にわたるため注意が必要。
余談ではあるが、千早駅に72キロポストが存在する事はあまりにも有名。
特急列車
線内のどこかの区間を走るものを列記する。
- ソニック・にちりんシーガイア (日豊本線方面)小倉~博多
- きらめき 門司港・小倉~博多
- かいおう (筑豊本線・篠栗線方面)吉塚~博多
- リレーかもめ・みどり・ハウステンボス・かささぎ 門司港・博多~鳥栖(長崎本線・佐世保線・大村線方面)
- ゆふ・ゆふいんの森 博多~久留米(久大本線方面)
- A列車で行こう 熊本~宇土(三角線方面)
- かわせみ やませみ・いさぶろう・しんぺい 熊本~八代(肥薩線方面)※2020年7月4日から当面の間運休
→2020年8月8日から門司港〜博多間で臨時運行中 - きりしま 鹿児島中央~鹿児島(日豊本線方面)
- 36ぷらす3 博多→(肥薩おれんじ鉄道線経由)→鹿児島中央、鹿児島中央→(鹿児島)(日豊本線方面)、(日豊本線方面)小倉→博多、博多~(鳥栖)(長崎本線方面)
過去にはさくら・はやぶさ・富士・あかつき・なはといった東京や京都などからの寝台列車もあったが2009年3月の改正ですべて消滅してしまった。また、鹿児島本線を代表する特急として有明が運行されていたが、2021年3月のダイヤ改正で廃止となった。
駅一覧
便宜上、肥薩おれんじ鉄道線も記載。
●:停車 ○:一部停車・通過 [九]:北九州市内 [福]福岡市内
2018年9月30日より門司港~荒尾間で駅ナンバリングが導入されている。
※仙巌園・尚古集成館(明治日本の産業革命遺産)・異人館などは当路線の沿線にはないが、鹿児島中央駅からカゴシマシティビューに乗り換えると向かうことができる。
使用車両
- 783系
- 787系
- 883系
- 885系
- キハ71系・キハ72系
- キハ185系
- 415系
- 811系
- 813系
- 815系
- 817系
- BEC819系
- 821系
- キハ40系(キハ40形・キハ47形・キハ140形・キハ147形)
- キハ200系
- 国鉄8620形蒸気機関車・50系客車
- 肥薩おれんじ鉄道HSOR-100形・150形気動車
関連動画
関連項目
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