鹿角市とは、秋田県の北東部に位置する市である。昔は「上津野」と表記した。
基本データ
- 面積……707.52km²
- 総人口……26,814人 (推計人口、2024年2月1日)
- 人口密度……37.9人/km²
- 隣接自治体……大館市、北秋田市、仙北市、鹿角郡小坂町、八幡平市、十和田市、三戸郡田子町、三戸町、新郷村
- 市の木……ナナカマド
- 市の花……ベニヤマザクラ
- 市の鳥……声良鶏
概要
1972年4月1日、鹿角郡の花輪町、十和田町、尾去沢町、八幡平村の四町村が合併して生まれた市。
青森県、岩手県、秋田県の県境に位置する。このような立地ゆえ幾たびも属する組織を変えている。
戦国時代は鹿角四頭という国人衆の支配下にあったが、江戸時代は盛岡藩が治めた。その後、新政府の松代藩取締地となり、九戸県や八戸県に編入。秋田県に落ち着くのは1871年になってからのことである。
このような遷移の名残が随所にみられる。
江戸時代から金や銅が産出する尾去鉱山を中心に栄えた。昭和時代に鉱山が閉山してからは米作りやリンゴ、花卉の栽培などが盛ん。また北限の桃というブランド桃を売り出し推進している。
特産品は秋田蕗やマルメロ、けいらんなど。きりたんぽ発祥の地らしい。
綺麗な状態の古墳が多く発掘され、特に大湯環状列石は全国的に知名度の高い縄文遺跡かつストーン・サークルである。この遺跡は2021年、世界文化遺産に登録された北海道・北東北縄文遺跡群を構成している遺跡の一つである。
大日堂舞楽(重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産)や花輪ばやし(重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産、秋田県無形民俗文化財)、毛馬内の盆踊(重要無形民俗文化財)など祭り事が盛んな地でもある。
大湯沼という、火山群の中にある水蒸気を噴き上げる沼があることで知られる。
萌えみのりというご当地キャラがおり、茅原実里がラジオで言及したことで少し話題となった。
今や営業しているのは一軒のみとなったローカルコンビニ、キャメルマートがある。地酒の品ぞろえが豊富なほか、キャンプ用品なども置いてある。
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関連項目
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