鹿追町(しかおいちょう)とは、北海道の十勝地方にある町(地方公共団体)である。河東郡に属する。
概要
鹿追町(2021年4月1日時点) | |
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面積 | 約402.88km2 |
人口 | 5,270人 |
町の花 | シャクナゲ |
町の木 | モミジ |
隣接 市町村 |
十勝総合振興局 河東郡:音更町、士幌町、上士幌町 河西郡:芽室町 上川郡:新得町、清水町 |
十勝地方の北部に位置する。町の北側は大雪山国立公園に含まれる山林地帯で、ウペペサンケ山・東ヌプカウシヌプリなどの山がある。ソバが名産。
元々この地は「クテクウシ」と呼ばれていた。クテクウシとは「鹿捕り柵のあるところ」を意味するアイヌ語で、この和訳から鹿追と呼ばれるようになったという。
町内の主な地名
- 鹿追(しかおい)
- 位置的には鹿追町の南の方にある。町役場が置かれている鹿追町の中心で、小・中・高等学校や公立病院、スーパーマーケット(フクハラ・Aコープ)、コンビニ(セイコーマート・セブンイレブン)、道の駅などの施設が揃っている。
- 瓜幕(うりまく)
- 位置的には鹿追町の中央やや南寄りにある。町役場の支所が置かれており、小中学校やAコープ、道の駅などもあるが、コンビニはない。
- 笹川(ささがわ)
- 位置的には鹿追地区と瓜幕地区の中間あたりにある。集落の規模は瓜幕よりも小さいが、コンビニ(ヤマザキショップ)がある。北のはずれには陸上自衛隊の駐屯地がある。
名所とか
▲しかりべつ湖コタン |
- 然別湖
- 然別川の上流にある湖。標高は810mで、北海道の湖の中では最も高い場所にある湖とされる。国内唯一のミヤベイワナ生育地でもある。湖畔には温泉宿がある他、冬季は全面結氷した湖面上に氷の建物を造る「しかりべつ湖コタン」が開催される。
なお、隣の上士幌町にある東雲湖へは、この然別湖畔からの徒歩しかアクセス手段がない。 - 神田日勝記念美術館
- 幼少期に鹿追に移住し、32歳の若さで亡くなるまで画家として活動を続けた、神田日勝の作品を展示する美術館。2019年に放送された連続テレビ小説「なつぞら」に神田をモデルにした人物が登場したことで、そっち方面でも話題になった。
- 福原記念美術館
- 道東地方に店舗を展開するスーパーマーケット「フクハラ」の創業者、福原治平が蒐集した作品を展示する美術館。
- 福原山荘
- 上記の福原治平が所有していた別荘。紅葉の名所として知られており、紅葉シーズン限定で一般公開される。
- 扇ヶ原展望台
- 瓜幕地区から然別湖方面へ向かう道の途中にある展望台。十勝平野を見渡せる。
- かんの温泉
- シイシカリベツ川上流の然別峡に位置する秘湯。一度は廃業したものの、2014年に復活した。
交通
道路
高速道路
町内に高速道路は通っていない。最寄りの高速道路ICは、道東自動車道の芽室IC・十勝清水ICなど。
国道
道の駅
鉄道
町内に鉄道はない。かつて新得と上士幌を結ぶ北海道拓殖鉄道、および河西鉄道を前身とする十勝鉄道清水部線が通っていたが、いずれも現在は廃止されている。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 北海道 / 道東 / 十勝
- 北海道:市町村の一覧
- 日本の市町村の一覧
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