黄泉(よみ)とは、以下のことを指す。
- 死後の世界(冥界、霊界など)のこと。本稿で記述する。
- 人物名。
- 曲名
- 黄泉桜 - 仕事してPが制作した、MEIKOオリジナル曲
- その他
- ニコニコ動画(黄泉) - 2011年夏にできたニコニコ動画のバージョン
概要
日本神話に登場する死後の世界。その語源は中国の五行思想で、「地中の泉」を意味する。このため地下の世界説がある。日本書紀では黄泉、古事記では黄泉の国と書かれている。前者は黄泉を単なる場所としているが、後者はれっきとした国としている。このため古事記には黄泉神(よもつかみ)という統治者が登場する。常世の世界で死亡した人物は黄泉の国へと転生し、生前と変わらず生活を送る。死後の世界とされているが、生きている人間も行く事が出来るという特異な点がある。ただし黄泉にある食べ物を食べると強制的に住人扱いとなり、生者の世界へ帰れなくなってしまう。時間の流れは黄泉の方が早いという。
日本書紀では泉津平坂(よもつひらさか)、古事記では黄泉比良坂が現世と黄泉の境界線になっており、黄泉の出入り口になっている。日本神話では死亡したイザナミを連れ戻そうと、イザナギがこの場所を通った。
黄泉は穢れており、膿んでいたり蛆が湧いていたりとホラーテイストである。ゆえに罪や穢れが集まる場所とも言われている。「出雲国風土記」によると、夢の中で黄泉に至る穴へ入ると必ず死ぬとされる。
関連項目
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