黄祖とは、三国志に登場する人物である。
概要
劉表配下にして江夏太守。191年(または192年)に孫堅が攻めて来た時、彼の配下呂公がこれを射殺したため、これ以降孫堅の子の孫策や孫権に仇として狙われることになる。
やがて孫策が江東に勢力を築くと、必然的に劉表の領土に接するため、199年以降、何度も孫策、孫権の軍の攻撃を受けるようになる。呉側の記録では何度か黄祖を打ち破ったという記述もあるが、黄祖のほうも呉将の徐琨や淩操等を討ち取ったりしている。
しかし208年、ついに孫権率いる軍勢が江夏を陥落させ、単身逃走した黄祖を騎兵である馮則が討ち取った。
人物
彼の元にやってきた禰衡の悪口に耐えきれずこれを殺したり、戦功を立てた配下の甘寧の出自を軽んじて彼が呉に亡命するきっかけをつくるなど、狭量な性格の描写が史書に残っている。
黄祖の関係者
各メディアにおける黄祖
三国志演義
禰衡には「あなたは社の神だ、お供えや賽銭ばかり取ってご利益は何もない」と言われて、怒って自らこれを斬り殺している。
最期は元配下で呉軍に身を投じた甘寧に射殺されている。
横山三国志
なぜか孫堅と戦ったシーンのみ出番がある。孫堅の攻撃をよく防ぐが、孫堅の策略の前に敗れる。
コーエー三國志
ひどい顔グラのシリーズが多いのはまだしも、全般的に能力値が今一つで、気がつくと江夏は配下の甘寧が太守をしていたなんてケースが多い。彼の再評価が待たれるところである。
ニコニコ動画における黄祖
関連製品
関連項目
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