黄金旅程とは、2001年まで競走馬として、2015年に死亡するまで種牡馬として活躍したステイゴールドが、ラストランである香港ヴァーズを走った際の現地表記である。
概要
2歳(現表記)でデビュー以来、7歳で引退するまでマチカネフクキタル・シルクジャスティス・メジロブライト・サイレンススズカ・オフサイドトラップ・エアグルーヴ・セイウンスカイ・エルコンドルパサー・スペシャルウィーク・グラスワンダー・テイエムオペラオー・インディジェナス・ナリタトップロード・ファンタスティックライト・アグネスデジタル・ジャングルポケット等、時代を代表する名馬たちと戦いを繰り広げ、GI勝利を得ることなく49戦6勝2着12回(うちGI4回)という成績を残し、50戦目・最後の引退レース香港ヴァーズで劇的なGI初勝利を遂げたステイゴールドの競走馬としての道程をそのまま再現したともいえる名前である。
劇的なクライマックスを遂げたレースでつけられていたこの名前のインパクトは非常に大きく、種牡馬としての代表産駒であるドリームジャーニー(宝塚記念・朝日杯FS等重賞6勝)やオルフェーヴル(クラシック三冠・有馬記念)、ゴールドシップ(皐月賞・菊花賞・有馬記念・宝塚記念連覇など)の馬名も、この黄金旅程からの連想となっている。
2020年1月、小説家の馳星周氏が月刊小説すばる(集英社)にて『黄金旅程』というタイトルで連載開始。馳氏と言えば映画化もされた『不夜城』でメジャーとなり、また2020年には『少年と犬』で直木賞作家となる著名小説家だが、ステイゴールドファンにとっては夏場は出身地である浦河に在住し毎日のようにステイゴールドの子孫たちに関する情報発信ツイートをしてくれる面白おじさん。元々は競馬に全く興味がなかったものの、氏の嫁がゴールドシップのファンとなり、また同氏もラッキーライラックに興味を持ち、両馬共通の父系であるステイゴールドという馬に興味が湧き、その数々のドラマに感銘を受け熱烈なファンとなった模様。
関連動画
関連商品
関連項目
- 10
- 0pt