この世界はお前達が恐れる悪夢の先
そして、お前達の恋い焦がれる勝利の先の夢の具現
果たしてこの世界にお前達の望む静かな海はあったか?
都合のいい敵が居なくなった後
力を持つ者がどうなるか・・・
お前は誰よりも知っている筈だ
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深海棲艦との戦いが
ずっと続けばいいのに
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黒い艦これ漫画
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概要
黒い艦これ漫画とは、8号によってpixiv及びニコニコ静画で連載されている
艦隊これくしょん~艦これ~のファンコミックである。
内容は基本的にはギャグである現代編と、鬱又はシリアスな展開の多い過去編で構成されている。
艦これ界トップクラスの死亡率を誇るギャグまんがの異名を持つ。
艦これ界隈では邪悪な吹雪、クロノキ提督といったキャラ名による呼ばれ方の方が一般的である。
因みに、コマ外の背景の色で時間軸や世界の違いを表現しており、その色によって作風もガラッと変わる。その為途中で背景色が変わると、絶望や安堵等の感情がコメントされることがある。
白い背景の場合はギャグ溢れる息抜き回こと「本編世界・現代編」であり、比較的平和な内容に溢れる。
逆に黒い背景の場合は全体的にシリアスが多く、死者数は増え鬱になるような出来事が羅列される「本編世界・過去編」となる。
またそれと同じかそれ以上に酷く一切の救いの無いような平行世界での出来事は、青い背景で描かれる「別世界編」となる。
ニコニコ連載分は話数が飛んでいる部分があるが、これは2話分が1話にまとめられていたり
ページ数の少ない話は、静画イラストのほうで公開されている為である。
一部の話はpixivのみに掲載されているので注意。
2023/05/07時点で第3シーズン第183話まで連載(最下層関連静画欄へ)
あらすじ
並行世界から様々な文物が流れ着く世界に艦娘が流れ着いて数十年。
訓練学校を卒業した吹雪が配属されたのは、通常戦力では対処できない相手(主に変態提督)を相手にする独立治安維持部隊(通称 特務隊)だった。
強いけどダメ人間ばかりの仲間達、次々現れる変態提督、吹雪の明日はどっちだ!
世界観
この物語の舞台は近未来の並行世界であり、現代編では2040年代の日本が主な時間軸となる。
この世界では世界大戦が頻繁に起こっており、また、他の並行世界から様々な文物が流れ着きやすくなっており、流れ着いてくる様々な物を解析し、軍事利用することが日常的に行われている。そのため技術水準が非常に高く、イベントの度に提督を苦しめる姫、鬼、レ級といった連中が、空中空母から発進した無人機のレーザー射撃で文字通り蒸発するという世界であり、深海棲艦を倒すだけであれば艦娘が必須なわけではない。
世界はアメリカ・日本・イギリスを中心とした『連合』と、ロシア・中国を中心とした『同盟』と、中東を中心とした『共同体』の三つ巴による世界大戦後の世界であり、世界各地にその傷跡が残っている。その最大のものが『共同体』の存在した中東地域に空いた『禁止領域』である。
『禁止領域』からは深海棲艦を含む大量の並行世界からの流入物があふれてくるが、2040年代ではすでに安定した迎撃体制が構築されており、世界情勢は平穏に保たれている。
登場人物
特務隊メンバー
日々戦力を増す変態紳士提督達を取り締まるのは、憲兵隊の力ではもはや限界であった。その為、治安維持を名目に日本軍内に作られた独立部隊。また、優秀だが問題がある艦娘の左遷先集まる部隊でもある。
クロノキ提督
砂糖・・・どれ買ったらいいのかわからない・・・
人と妖精の禁忌の技術により生み出された日本軍の超兵器「時間兵器」である強化人間。29歳。
開発していた研究所が閉鎖された際にある軍人の家庭に引き取られ、その時の姉と結婚した。
当時戦争状態にあった共同体との和平交渉に国連職員である妻が赴いたところ、共同体の過激派に捕えられ、処刑されてしまう。それ以降は共同体で暴れまわり、目につくもの全てを皆殺しにしていた。この皆殺しの最中に金剛を拾っている。
全盛期には専用の強化外骨格込みで戦闘力200万吹雪という人外であり、現在はだいぶ衰えたとはいえ、生身での戦闘力は89万吹雪、生身の状態で巨大ロボと渡り合う、スカイツリーを輪切りにする等の様々な逸話を持つ。
その生い立ちと半生から普通の提督が持っているいろんなものが欠落している、ある意味一番弱い人。
この漫画のマスコット枠
吹雪
え?憧れている艦娘?そんなのいませんけど?
どうして私が艦娘なんかを慕わないといけないんです?
本名:上坂レンゲ
主人公。訓練学校出たての15歳。作中ではきわめて常識人だが、怪我をした同期の暁の傷口に消毒液を笑顔で塗りこむ、ヲ級を生きたまま解体する、アニメ提督を躊躇無く撃つなど、並外れたサディストである。配属の際には、吹雪と共に最後まで選考に残ったハ級を生で食った漣の書類に金剛がコーヒーを零したことが決め手となり、特務隊に配属された。
本人としても、他人が痛めつけられることに喜びを感じるという自身の異常性を認識しており、やりたいことを合法的に行うために軍人を志し、艦娘となった。
吹雪としての適性はそれほど高くは無く、さらに高い適正を持つ艦があったのだが、海軍の艦娘データベースに存在しない艦であったため、吹雪となった。一度変態提督に艤装を壊されたため、改造された艤装に換装したが通常の吹雪の改装ツリーからは外れて吹雪改黒になった。(曰く、「スカルがデフォ、メタルに進化しても肌の色が青いやつで勇気の紋章を背負わない感じ」らしい)最近は艤装や服装が何かに似てきている。
大人びているようにみえるが根っこの部分は年齢相応に子供らしい。
小さい頃のあだ名及び視聴者からの愛称はレッちゃん。
金剛
本名:抹消されているため不明
最初期の艦娘であり、数多くの金剛達の中でも最年長の27歳。一般的な金剛のテンションはもうつらい。独身だがクロノキ提督の内縁の妻。全盛期より9キロ太っており、改二の衣装はスカートのホックが閉まらず、改の衣装はタンスに入れておいたところ、虫食いでダメになってしまったため、いつもジャージを着用している。頭のフレンチクルーラーは取り外し式で、アンテナはヒビをテープで留めている。
最初期の艦娘は人に艦娘の記憶を上書きすることで生み出されているため、艦娘になる以前の記憶を失っている者が多く金剛もその一人である。本名、戸籍等も抹消されており不明。
望月の適性も持っており、極めてぐうたら。フレンチクルーラーを外して眼鏡をかければでかい望月そのものになる。
- 比叡
- 血縁が無い妹。
姉妹で一番最初に結婚した。
現在一児の母で、猛特訓により料理上手になっている。 - 榛名
- 血縁のある妹。
数年間クロノキを取り合い、金剛に毒を盛った上での殴り合いで敗北。
改二の衣装はスカートのホックを留められず、改の衣装は虫食いでダメにしたのでジャージを着用している。
まだ軍にいる。
実は金剛の過去を覚えているのだが、教えるほどのことじゃないと思っているので教えていない。 - 霧島
- 血縁が無い妹。大淀ではない。
現在福岡県警の婦警さんをやっている。独身だが彼氏持ち。
比叡以外とは微妙に疎遠。
龍驤
ねじれドプケラドプス
本名:抹消されているため不明
金剛と同じく最初期の艦娘で27歳独身。最近後輩の龍驤にも先を越される。特務隊以前は空軍に所属していたが、ホストクラブ通いとそれが原因の多額の借金(判明分で600万円)をつくり空軍に居づらくなった為、丁度部隊設立で人手を欲していたクロノキに拾われる形で配属となった。使用する艦載機はジェット戦闘機であり、元空軍の経験を活かして、本来の艦娘ではまず操れないSu-33等もマニュアル操作で軽々と操る。
戦闘力35万吹雪で特務隊所属の艦娘では最強。艦娘としての適性は低い、というかギリギリ艤装を装備できる程度だったのだが本人の努力と経験を積み重ねて強くなった。特務隊の戦闘隊長を努めており、階級も中佐とクロノキに次いで高い。そのためクロノキ不在時には代理で指揮を執ることもある。未だにホスト通いが止められず、借金額は余り減ってない模様。ホスト通いを除けば教官、軍人としては非常に優秀な人物。
なお、スリーサイズは11歳の時から変動していない。
金で買ってでも温もりが欲しいらしい。
扶桑
宗教に嵌って軍の予算を横領し特務隊送りとなった21歳。
実家は資産家で、休日はバイクでツーリングをするアウトドア派。
実は不幸ではなく、不幸だと思い込んだことによるノイローゼだった。扶桑なのに運が30ある。
お嬢様お約束の「お父様とおじい様が勝手に決めた縁談」にブチ切れて二人の部屋を破壊し、婚約者をぶん殴ってバイクで家出した。イザナミ社上層部である父の部屋を破壊した際に伊勢型の改二データを破壊しており、実装を無期延期にしてしまっている。
瑞鶴
着せたのよ! 私の服を!
提督が翔鶴の着替えを覗いたため、執務室を爆撃で吹き飛ばしたところ、視察に来ていた陸海の将軍を吹き飛ばしてしまい、ハッピーランド送りになりそうなところをクロノキに拾われた。年齢は19歳。
実は人類史上最高の艦娘適正を持っており、艦娘の戦い方は見ただけで身に付けることができ、戦艦も空母もどちらもこなせる。艦載機の要領で艤装を自律稼働させるという高等技能も無意識にやってのけ、本気になれば250隻分の艤装を同時稼働させるという一人鎮守府総力決戦も可能な潜在能力がある。でも、本人にやる気が無いので本気になることはなく完全な持ち腐れ。マダオ(まるでダメなおんな)。
望月と初雪にも極めて高い適正をもっているため、訓練等をサボり、ありとあらゆることに手を抜くという金剛よりもひどいぐうたら。ショタコンの気があり、吹雪の弟を狙っている他、フランソワーズ秋雲先生の著作も多数所持している。
長門
元は正義のヒーロー、カンコレンジャーのブラックレンジャーだったが、あまりにも街を壊しすぎたため、特務隊送りになった。23歳。
性格は脳筋オブ脳筋だが、方向性が偏っているだけで頭が悪いわけではない。
第一世代の伝説の長門を師に持ち、駆逐艦に好かれるためにはどうすれば良いかを考えている。
特務隊の裏の仕事である、漂流者との交渉等にも携わっている。
特務隊の関連人物
邪神モグモーグ
それでは契約に移るとするか
扶桑が崇拝する「モグモーグ教」の破壊と混沌の化身…らしい。
幸運の神である「シレェ」を倒すべく「負のエネルギー」なるものを集めている…と一見悪魔的なポジションだが、
その恩恵は「「負の運命力エネルギー」こと運の-補正をモグモーグ様が頂く」と言うもの。
そのため相対的に運のステータスが上がるという、結果的に+にしかならないものである。
なんでこの人邪神なんだろう…??
また作中きっての常識人(化身)であり、ほっぽちゃんの勉強を見てあげたり、とってもいい人(化身)である。
扶桑のカウンセリングも行い、結果扶桑の幸運値は「30」と不幸艦にあるまじき数値となった。
現在教徒を募集中らしく、不幸の値が高いほど幹部となれるようだ。
93話にて籐花提督率いる鎮守府の面々が全員教徒となった。
モグモーグ様曰く
「我が許可した者のほかにも、邪悪な魂を持った者には姿が視認できる」
とのこと、またクロノキ提督は特殊な例で視認できる。
さらに、モグモーグ様の眷属である「まるゆ」達には姿こそ見えないが、存在を感じることは出来る模様。
また視聴者諸君にはとっても人気がある。
ほっぽちゃん
アメリカ国籍だが日本生まれの日本育ち。まだ6歳のため正式な隊員ではないが、龍驤に才能を見出され、レクチャーを受けている。特務隊の未来のエース。
家族は爆乳の姉が一人。両親は共同体の核攻撃の際に故郷を失い日本に移住したが、ほっぽちゃんが物心つく前に交通事故で亡くなっている。特務隊に「新艤装開発の協力」の名目で出入りしているのは、龍驤なりに彼女達の現在や将来のことを考えたため。
特務隊によって倒された提督達
提督として非常に優秀であり、個人での戦闘能力も高いことが多い紳士淑女提督。惜しむらくは変態であったことである。
- 下松夏 長久(28)
- ラバウルに勤務する提督。
- 艦娘は皆特別で大切な仲間であるという考えから、鎮守府の全ての艦娘とケッコンカッコカリをしている。
- 提督として極めて優秀だったが、駆逐艦の前で股間を露出することを繰り返したため捕えられ、吹雪に股間を撃ち抜かれた後ハッピーランド送りとなった。
- ※第113話にて※
- 2031年当時、沿岸警備隊に訓練兵として配属されていた。核兵器と所属不明の『敵』の攻撃で崩壊した街に降りていく当時の警備隊隊隊長「サキモリ」に同行しようとするも、訓練兵という理由や待っている家族がいるだろうと制止される。
- 後編ではサキモリの葬式に参加しており、彼の「艦娘は大切な仲間」という理念はここから始まったのかもしれない。
- 宿 瑞夫(26)
- ラバウルに勤務する提督。
- 提督としての素養は申し分なく、艦娘達を大切にする優しい性格。
- スク水拳法の伝承者で、趣味はスク水姿で小学校に侵入し廊下を徘徊すること。
- 吹雪をスク水拳法で翻弄するが、逃げ遅れた卯月が吹雪に射殺されそうになったためこれをかばったところを倒された。
- ※第113話にて※
- 2031年当時、核兵器によってか侵攻してきた『敵』によるものなのか、家族を恐らく全て失い孤児となる。足長が孤児の相手をする様子を当時もある程度の年齢であったことか、それに参加せず見ているコマが存在する。戦後は一念発起し海軍学校へ入学する様子を写すコマがある。彼の眼差しはまさしく「覚悟」を決めた男のそれであった。
- ドスコイ提督
- ドスコイ鎮守府の提督かつ「SUMOU協会上級騎士」
近所の小学生を無理やり連行し、SUMOUを強制した罪に問われクロノキたちの襲撃にあった。SUMOUの暗黒面に落ちたらしい。島根の大地と共に消し飛んだ伝説の教導艦を復活させるため、パダワンたちを使い全国からちゃんこエナジーを集め「人造SUMOU教導艦 メカ日向」を復活させるも、究極の教導艦を実現した結果、暗黒面に落ちたものとは反する存在になってしまい、そのメカ日向に後ろから撃たれ上に説教を食らい、特殊部隊に連行された。 - ※第113話にて※
- 2031年当時から軍属と思われ、子供を保護しながら部下と思しき人物と死力を尽くして戦っている姿が見受けられる。
- スカー大尉
- 栃木方面からバスや電車で侵攻してくる内陸深海棲艦と戦う群馬鎮守府にて、提督がヌーの群れにより負傷したことを利用し鎮守府を乗っ取った提督の弟。
- 人使いの荒いブラックな提督で、艦娘からの人望は一切無いが、指揮能力は高く、福岡育ちのため戦闘力5300吹雪を誇る。
- 提督王カードゲームで吹雪を追い詰めるが、吹雪の罠カードにより香取を母港整理の際に誤って近代化改修に使ってしまい心が折れて敗北した。
- ※第113話にて※
- 2031年当時日本軍陸上部隊の第七部隊の部隊長を務める。核兵器の被害を受けた街に急行し避難誘導を行うも、人手が足りずに「サキモリ」に支援要請をしている。六月を保護した足長が『敵』に追い詰められている時にカグツチ特製の対艦刀を装備し、部下達と連携して『敵』の一体の活動を停止させる。またこの際に顔に2042年時点で傷がある部分に包帯が巻かれている事からここでその傷を負ったと思われる。『敵』の活動停止を確認後は足長と六月を保護し、医療センターに連れて行った。
- ミズキ ショウコ提督
- ラバウル所属の提督。
- フランソワーズ秋雲先生の薄い本「最上くん×ガリ中年 ぐっぽぐっぽグギュルルバァ」を千代田、瑞鳳と共にしばふ村に艦載機でバラ撒こうとしたが、扶桑の砲撃によりハイエースごと吹き飛ばされた。
- 肉の缶詰にされず、ライトハッピーでの再教育で済んでいる。
- アニメ提督
- ハッピー妖精がイケそうだったのでつい捕獲してしまったアニメ版の提督。女性。吹雪の声と匂いに反応していろいろとアレな言動をしたため、吹雪に撃たれた後、ハッピー妖精ですら躊躇するエクストリームハッピーに放り込まれた。
- 後任はペンギンの福山雅治。
- アレックス・シアーズ(偽名:アレックス・ダグラス)
- オリョール海のコンビニを舞台とした占拠事件を引き起こした前アメリカ大統領の孫。15歳。
- オリョクルダイバー団やジュッセンオーなど強力な戦力を引き入れていたが、九重クロウとシロガネの助けを受けた吹雪たちによって占拠事件自体は鎮圧されてしまう。しかし、本来の目的であるスキャンダル発覚による母親の大統領選撤退は果たした。
- その後は身分を隠して提督となり、わずか1ヶ月で独立鎮守府を得る。
- 内心はビビりの小心者だが、誰かの前ではそれを見せず、作戦立案から実戦指揮、骨折した状態でのスーパーロボット操縦までやってのける一般人。戦闘力2吹雪。
- 第118話ではライバルであるレンゲが風邪を引いた事を知るも、お互いの立場や性格を考え見なかったことにしている。また良くも悪くもレンゲに似ているため、マダオに利用されツッコミをやらされる。
- 第137話ではマダオとゲームの貸し借りをする程交流があることが判明、また何かとレンゲとも仲良くやっている模様。
- 番外編「クロユリとチョコレート」ではクロノキ達との立場の違いから年相応に悩むレンゲに助言というか相談に乗る。そして男子の希望の象徴でもある「バレンタインチョコレート」を入手し、歓喜する。良かったね。
- 海パン(35)
- 孤島の砂浜で「サービスシーン」と称して3コマも海パン一丁で登場したところ、サービスシーン詐欺に怒ったクロノキに斬られた。
- エ藤シンジ(27)
- 遊園地に一人で記念品のポーラのゲロ袋を貰いに行ったところ、怪しげな艦娘達の取引を目撃しry)
- 以後、名探偵提督「江戸前五男」を名乗る。
- 孤島の洋館でクロノキが海パンの殺害を自供したため、おとなしくさせるために時計型麻酔銃で撃つが反撃され、延髄にチョップを喰らい昏倒した。
- ちなみに工藤ではなくエ(え)藤である。
鎮守府の提督達
イザナミ社が運営する「艦娘」と「鎮守府」の規則に則り、海軍から派遣されている提督達。
変態ではない。最近では引退した艦娘が提督を志すケースも増加している。
- 猿堂 勝(29)
- バナナを愛する独身貴族(後に結婚)。初登場はなんと22話の一コマ、色々な鎮守府の日常を映し出す場面で「リンガ泊地」の提督として資材にこんにゃくを混ぜたことが摩耶にばれて制裁を受けていた。同リンガ泊地は漂流者で構成されており、提督も艦娘も皆漂流者である。 シリアスの始まりとも言われている17話にて初登場した「漂流者 時雨」も同鎮守府に配属になっている。 (「漂流者 時雨」については漂流者の項目を参照されたし。)次の登場は51話、同じく鎮守府の日常を描く一コマのみに登場。勝手に家具のカウンターバーを購入したことを時雨に摩耶共々叱責されていた。時雨…馴染んだなぁ…第89話にも一コマ登場。今度もまた勝手に家具の屋台を購入したらしく、摩耶共々時雨に本気で○されかけそうになる。第91話にも登場。秋刀魚漁に困惑する時雨に「誇りやら運命やらの建前で戦うより、明日の為、飯の為に戦う方がよっぽど前向き」だと語る。
本漫画の特徴でもある「一瞬しか映らなかった人に幾重の物語あり」を体現するような人物として125話から本格的に登場。読者達も予期できなかった、一気に主人公枠へと昇華する。
以下125話以降の「錆びゆく赤色編」の顛末 ※錆びゆく赤色の項との参照を推奨※ - 暁の水平線の潜入工作員から勧誘を受け、心が揺れ動く時雨に対して
「正義」とは「軍人」とは「艦娘」とはなんたるかという自論を語る。 - 彼の居た元の世界において、彼は自身の部下である艦娘との戦いの果にこの本編世界にやってきたことを時雨に語る。その世界において彼は艦娘達の提督として深海棲艦との戦いに勝利し、平和を取り戻す。
戦後に艦娘達は「平和を維持する」という目的の元、半数が引退する中、残った半数は国連の組織に所属する。
世界を飛び回り、平和を害する悪党を退治していく彼女達だったが、結局のところ彼女達が行使していた「正義」は同じ正義の元にいる人々しか救うことができす、弾かれ潰された人々の「正義」はやがて彼女達艦娘への「憎しみ」として積もってゆく。 - やがて一人の少女が起こした自爆テロと、そのテロの前に少女自らが撮影した映像が世界中に流れ、彼女達は纏っていた正義を失う。
- 国連から派遣されたカミサカ(恐らくだが主人公とは異世界上の同一人物)率いる毒蛇部隊とホースメン部隊によって艦娘達が制圧され、解体をする準備が始まるが、事態に反発した米軍のアレックス・シアーズ(同じく本編世界とは異世界上の同一人物)による奇襲によって艦娘達は命からがら逃走に成功する。その頃、退役した間宮と共に退役した駆逐艦達の為の孤児院のような施設を運営していた猿堂は、事態を受けその立場を捨て一人現場へ向う決意を固める。その後アレックスから「裏の仕掛け人」について知らされたカミサカによって協力関係を提案される。
- 記憶汚染が進む部下達を「艦娘」という存在から開放する為、彼女達が守っていた「平和」を打ちこわし、消し去る為にカミサカと手を組む決心を猿堂は固め、カミサカから渡された「王様の鎧」こと強化外骨格「ペイルライダー」に身を包み、同じく強化外骨格で身を包んだホースメン隊と共に、かつての部下達が逃走の末に国連部隊に包囲され籠城している海域へ向かう。
- 包囲している国連艦隊を排除しながら深部へ向かうも、そこに記憶に飲まれもはや自我を失ったかつての赤城と遭遇する。
戦いの中、赤城という存在を解体すれば記憶汚染を断ち切り、救い出すことができる可能性に気づき、アレックスが国連の事務総長から提督としての管理権限を奪い取った後、再び彼女達の「提督」として赤城を解体し、記憶汚染から救い出す。 - そうして今まで戦った仲間を記憶汚染から救うため解体していく中、想い人であり唯一「ケッコンカッコカリ」を結んだ大和が記憶汚染に飲まれながらもそれに抗っている姿を目撃する、記憶汚染が進み、自分が自分でなくなり、猿堂を手に掛ける前に自身を見捨てる事を懇願する大和に対して、砲撃の中歩み寄り、今まで彼女の「本心」に気がつけなかった事を改めて謝罪し「共に帰ろう」と自身の思いを口にする。その思いに反応し大和は自我を取り戻しかけるも、直後に艦娘に家族を殺された少年兵達の攻撃を受け大和に取り付いていた「錆びゆく赤色」が実体化する。
- 錆びゆく赤色が実体化した後、錆びゆく赤色の猛攻の中、少年兵達を保護し一度撤退する。そして、もう一度、カミサカやアレックスと協力し、錆びゆく赤色から大和を引き剥がす為の戦闘に挑む。
※詳しい経緯は「錆びゆく赤色」の項目を参照※ - 日常を得て、錆びゆく赤色から分離した艦娘達の記憶と共に、擬似的な虹を発動させ対抗するが、後一歩のところで肝心の大和は次元の穴に呑まれる。かつての部下達に「遺言」を残し、アレックスに部下達の今後の生活を保障して貰い。彼もまた大和の後を追って次元の穴へ落ちてゆく……
- そうして…彼は次元の穴の中で大和を抱き寄せ、元いた世界から本編世界へ、禁止領域へと流れ着く。
- その後日本軍へ保護され「ペイルライダー」が記録していた「錆びゆく赤色」のデータを対価に大和に最新の治療を受けさせる契約を結ぶ。(ペイルライダーはカミサカから借りパクしてきた)
- 長い大和の療養生活を支えながら、一方、自身と同じ境遇の漂流者を集めた鎮守府の提督として活躍する。やがてローソン編で能力を衆目の目に晒した瑞鶴の協力の元、そしてクロノキの活躍によって記憶領域に潜んでいた「錆びゆく赤色」を撃破し、大和との分離に成功する。
全てが終わったあと、大和であった少女「矢的 リョウコ」に提督ではなく「猿堂 勝」として
結婚(マジ)を申し込み、これをリョウコに受け入れられる。末永く爆発しろ - 番外編「クロユリとチョコレート」において、退院したリョウコと共にリンガ鎮守府の提督として働いていることが判明。時雨にとんでもない悩み(誤解)を打ち明けられて二人揃って右往左往していた。
- 実は艦娘というシステムや、鎮守府というシステム、そしてイザナミ社の創設に関わっており。提督と艦娘の関係、共同生活の場である鎮守府の理念を提唱した人物であり、面白おかしい家具や、年々の行事と言った物の導入を推奨していたりする。カウンターバーもあんたのせいか…
- またクロノキと対等に呼び会える仲であり、たまに飲みに行ったりする。
足長提督とも、同じくイザナミや鎮守府の創設に関わった仲であり、仲がいい。 - ちなみに独立治安維持部隊に新人(主人公)を入れるように勧めたのもこの人。悪魔召喚
『連合』軍
- 叢雲センパイ
- 日本軍が作った強化人間。コードネームはブリザード5。
- 大陸戦争を戦った歴戦の兵士であり、クロノキとは同部隊だった。『共同体』の上位カンムス相手でも圧倒できるほどの戦闘力を誇る。筋肉質でガッシリした体をしている。
- 元は開発が頓挫した記憶兵器の生き残り。かつては九重クロウに従って作戦に参加したこともある。現代編では33歳独身。現在でも陸軍に所属。ツンデレは直っていない。暁の水平線を相手に戦っているようだ。
- 現代編の24年前のエピソードでは計算上まだ9歳のためか筋肉質にはなっていないし背も低い。
- 戦闘力40万吹雪
- 後輩
- 大陸戦争を戦った歴戦の兵士。かつてはクロノキ、金剛、叢雲に振り回され、人形遣いに怒られる役回りを担当していた。現在編でも陸軍所属。叢雲センパイの相方を続けている30歳。
- 戦闘力55万吹雪
- 人形遣い
- 首より下を義体化したサイボーグ。無数の無人機や人工深海棲艦を遠隔操作できる。
- 自身を臆病者と評し、戦闘機から無人機の大群を制御して戦う戦法を好む。が、本体が一番強いというチート枠。ヘルメットの中身は空母棲姫そっくり。
- 元は開発が中止された記憶兵器の生き残り。その時の名前は紫翠。かつては九重クロウに従って作戦に参加したこともある。過去編では復讐に取りつかれているクロノキのことを気にしている。過去編の時点で35歳。つまり現代編では…。現代編の24年前のエピソードではその容姿は空母棲姫ではなく加賀に近い。
- 空母ババア、もとい、空母おばさん、ではなく、空母お姉さん。子供もいる。
- 戦闘力140万吹雪
- 丹陽
- 台湾軍から出向している艦娘、祖国の連合内での地位向上を狙って志願した。
金剛・龍驤と同じく第一世代だが人間だったころの記憶は失っていない。 - 太平洋戦争後、台湾に引き渡され改名した雪風の記憶を使っているため、性能は本来の雪風よりも若干下がっている。その分安定性が高く、記憶を失わなかったのもそのため。
雪風譲りの【幸運】も健在で、レーザー兵器すら「運よく」それてくれる。 - 趣味はギャンブル。
- 大淀
- イザナミセキュリティ所属の艦娘。金剛の思い出で霧島の代わりに出演したりしている。金剛とは同期。
ことあるごとに「彼氏募集中」のワクを出していたが、ちんこレに嵌って現実に帰ってこなくなってしまう。 - ちんこレの課金額が500万を超えるVIPユーザーで、ガチャの請求や衰弱したことによる入院等で800万の借金を抱えてしまい、マンションを家賃滞納で追い出されてしまったダメ人間。
- ちんこレでは安全なVIPユーザー用区画に、100万以上課金して限界突破した提督と引き籠っていたが、レンゲの謀略により大陸間戦争が勃発、安全なはずのVIPユーザー用区画は戦場と化し、提督はカジキマグロが刺さって死んでしまった。この提督は、プレミアム百連ガチャを廻し、7つのドラゴンスフィアを手に入れて復活させることができるかもしれないらしい。その直後にレンゲに背後から刺され、同期の足柄の出産を知らされるというコンボにより心が砕けてログアウトした。現在は軍の施設に住み、再びちんこレをプレイするために真面目に働いている。
- 「彼氏募集中」
- その後第140,5話にて幸せな足柄の育児ブログを閲覧し続けたがために心が壊れ、よりちんこレにのめり込むが、上司が気を使って仕事にかこつけて休養に向かわせた草津温泉にて新しい出会いに恵まれた。
『同盟』軍
- デカブリスト
- 大陸戦争の英雄にして、クロノキと何度も死闘を繰り広げたライバル。
- 現在では犬ぞりレースにハマっているが、腕前は小学生チームに負けるレベル。
- その正体は2012年に平行世界から流れ着いた艦娘、響である。
以前は同じ世界から流れ着いた雪風がしたことを許せず、彼女を追いかけていた。 - 大陸戦争では金剛の艤装を借りて艦娘の到達点のひとつ響:パーフェクトフォームを披露し、クロノキを退けた。
- ルオ・ジンレイ
- 大陸戦争でデカブリストのパートナーを務めたパワードスーツパイロット。中国出身の女性。
- 搭乗するパワードスーツは中国軍最新鋭である八戒(ロシア製)。連合からは双頭型、共同体からは戦艦水鬼モドキと呼ばれている機体。
- 嫌いなものは黒い二本角、同僚の後始末、共同体のカンムス。丹陽とは何度もやり合う仲。
『共同体』
- ユキカゼ
- 『共同体』の技術者としてカンムスの開発に携わる。カンムスの開発により『共同体』は『連合』や『同盟』に対抗できるだけの戦力を持つことができた。
- 正体は2012年に平行世界から流れ着いた艦娘、雪風。カンムスは、かつての仲間の遺体から作ったクローンが元になっている。
- 本人は大陸戦争時にクロノキの手により死亡している。だが、現代でも記憶と人格を受け継いだ存在が活動を続けている模様。
- ムサシ
- ユキカゼが作った武蔵のクローンだが、かつての武蔵の記憶を引き継いでいる。
- クロノキと戦闘し大破、その後丹陽に発見されて『連合』の捕虜となる。
- タイホウ
- ユキカゼが作った大鳳のクローンだが、かつての大鳳の記憶を受け継いでいる。
- クロノキと戦闘し、首の骨を折られて死亡。
暁の水平線
- 朝潮
- 『狂犬』と恐れられる組織の幹部。
- 最近、叢雲と痛み分けた。現在23歳。ちんこレ!にハマっていたことがある。
- 以前は暁の水平線内部の三派の内、少数精鋭の武闘派勢力を率いて見境のない戦闘を繰り返していたが、思う所があり、方針を転換している。
- 睦月
- 『狂犬』と並ぶ組織の最高幹部と目されている。日本軍からの呼び名は『指揮官』。暁の水平線内部の三派の内、最多数のグループを率いている。
- 悪を背負う覚悟を決め、スポンサーの言いなりのままにしか動けなかった当時の上層部に反旗を翻し、組織を掌握する。
- 絶対に「にゃしぃ」とか言わなそう。
- 睦月のグループは人数こそ多いが、強力なメンバーは少なめ。これは保護が必要な戦闘力の低い漂流者を多数救助したためである。最近、核兵器を手に入れた。
- 夕立
- 日本軍からは『骸骨犬』と呼ばれる暁の水平線の幹部。睦月の右腕。
- 巨人型艦娘を召喚するという強力かつ珍しいタイプの艦娘で、本体の艤装と連結しているその艦娘の姿は巨大な犬の骸骨。
- 龍驤
- 結婚済の龍驤。26歳。『指揮官』のグループに所属し、年少者の面倒をよく見ている。
- 秋月?
- 日本軍からの呼び名は『艦長』。暁の水平線内部の三派の内、穏健派を率いている。日本国内に工作員を派遣して漂流者の艦娘たちを仲間に引き込もうとしていた。
- シロガネ
- ユキカゼとデカブリストがかつて雪風と響だったころに在籍していた平行世界の鎮守府の提督。2012年当時で20代と思われる。2032年の過去編では強化外骨格を装備しユキカゼのピンチを救い、2042年の現代編にも2012年当時と変わらぬ姿で登場している。大陸戦争以前にも日本軍の誇る飛行空母のプロトタイプ「アマギ」の奪取にもかかわっていたとされる謎の多い人物。
- 吹雪型の子
- 本名:下坂ツヅリ
- 並行世界から流れ着いたごくごく普通の艦娘。艦娘としての戦闘力は低めだが、それにはある理由があった。
- 元の世界に帰りたいという目的で暁の水平線入りするも、そこで待っていたのはスポンサーの言いなりになって使い捨てされるだけの日常だった。
- 最期は成れの果てと突如現れた謎の艦娘たちとの戦闘に巻き込まれ、睦月を助けて、死亡。睦月に覚悟を決めさせる最後のトリガーとなった。
- 特別編「第二回あの世一武道会」(141話と142話の間)に再登場。「艦娘だしもう死ぬこともないだろう」という軽い気持ちで出場するも、この世界線や他の世界線の化物共や醜いショタコン同士の戦いを見て後悔する。ちなみに元ネタは本家ゲームにある「近代化改修」の項目の「合成開始」ボタンに書いてあるキャラクターだそう。いやわかんねぇよ。
漂流者
- 眼帯の時雨
- 第十七話で初登場。元の世界で轟沈し、本編世界に流れ着く。本名:谷部メグミ。
- 当初は平行世界に流れ着いたことを理解していなかった。けがの回復後は猿堂提督の下で艦娘として働いている。
- しかし、艦娘の技術を営利目的に使い続ける本編世界への戸惑いは徐々に隠しきれなくなっていった。そんな折、テロ組織「暁の水平線」からの勧誘を受ける。
- 心を大きく揺さぶられるものの、猿堂提督の過去を聞き、また、足長提督の鎮守府を実際に見学し、本編世界への誤解を解くことができたため、勧誘を拒否した。
- その後、自分と同じような境遇の艦娘の漂流者を保護するために提督となることを決意する。そのための一歩目として鎮守府経営VRシミュレーター「艦コレ」のテストプレイに参加した。
- やさぐれた摩耶
- 二十二話で初登場。時雨と同じ猿堂提督の鎮守府に在籍している。六十七話で過去が明かされる。かつては元の世界に帰ろうと禁止領域に挑んだが、そこで地獄を見た。
- 生き延びた代わりに深海棲艦との戦いが続くことを切望している自分を理解し、元の世界にはもう戻れない、戻っても仲間とはともに戦えないと悟り、帰還をあきらめ本編世界で艦娘を続けている。
- 退役した加賀
- 六十七話で登場。漂流者向けのガイダンスビデオに登場した漂流者。元の世界に帰ることはあきらめ、本編世界で結婚し、すでに子供もいる。
- 後輩に助けられた伊勢
- 六十七話で登場。禁止領域に流れ着いたとたんに暁の水平線の襲撃を受ける。絶体絶命の時に後輩に助けられ、保護された。
- ケッコンカッコカリ済の曙
- 六十七話で登場。元いた世界に戻るためにイージス艦「キヨシモ」の乗組員として禁止領域に乗り込むが、そこでの地獄を前に心折れてしまった。
- 巨人型の深雪
- 六十八話に登場。過去編において共同体の過激派に所属していた。
- 喉を損傷しており声を発することはできないが、筆談によるコミュニケーションは可能。現代編では彼女をもとにした巨人型艦娘クローンが作られている。
- 電の成れの果て
- 七十八話に登場。元いた世界で半世紀以上を艦娘として戦ったと思われる強者。不老型の艦娘のため、その姿はいつまでも10代半ばのままであったが、やはり体にガタは来ていた。
- 自らの提督と結婚したが数十年連れ添ったのちに死に別れ、それでも思い出を胸に戦い続けた。しかし、その思いによって死ぬべき時に死にきれず、千年以上の時をかけて成れの果てとなってしまう。
- 番外編のあの世一武道会では成れの果ての圧倒的な戦力を披露し、優勝した。
- 完全アンドロイド型の漣
- 九十四話に登場。完全に機械部品で作られた珍しいタイプの艦娘。
- 人間と変わらぬ人格・感情を持つものの、元いた世界では単なる兵器としてしか扱われず、自由がほとんどない扱いを受けていた。
- それでも深海棲艦との戦争に勝利したが、その扱いは変わらず、むしろ整備のための予算も回されないなど悪化していき、最終的に解体処分=殺処分されそうになる。
- ギリギリのところで提督に救出されるが、直後に人類同士の戦争が勃発。一度は裏切られた友軍を救おうとするが整備・補給不足のためまともに戦えず、轟沈。本編世界に流れ着いた。
- 自我を持つ深海棲艦
- 百二話に登場。はっきりとした自我を持ち、人間と意思疎通ができる深海棲艦の集団。
- 漂流者となるのは艦娘だけでなく、深海棲艦も漂流者になり得ることを示した。
- それぞれの生まれた平行世界は違うものの、艦娘と戦い敗れ禁止領域に流れ着いたのは同じ。そこで人間側の超越した兵器を目の当たりにしたことと、深海棲艦の中枢からの応答がないことからしばらくの間人間の中に身を潜めることを選択した。
- 潜伏の一環として深海棲艦が跋扈する海域を通過する航路を使った海上運送会社シンカイ運輸を始めた。
- 最初はリ級、タ級、ヲ級の三隻だけだったが、徐々に同じ境遇だった他の深海棲艦も集まってきている。
- SPアイオワ
- 百五話に登場。元アメリカ大統領の孫アレックス君の警護を担当する。服装は黒スーツにサングラスと完全にSP。戦闘力11万吹雪。2●歳。
- 登場した百五話が投稿された時点で艦これ唯一のアメリカ艦娘で、元いた平行世界では艤装の記憶に飲み込まれたと思われる他の艦娘たちにより、”過去の戦争”の報復としてリンチを受ける。
- 本編世界にたどり着いた時には唯一かばってくれた深雪の息はなく、アイオワ本人も右腕左足欠損という大けがを負っていた。
- 本編中ではアレックス君の側近として、義手と一体化したアメリカ海軍製の艤装を装備し、任務にあたる。
- 意外に優秀な球磨さん
- 番外編『サイレントライン』に登場。この時点では漂流者か不明だったが117.5話で確定する。
- 元共同体のカンムスを中心とした独自の傭兵会社ベアーヘッド社を経営している女社長。肩掛けジャケットの後ろ姿が決まっているできる女。シンカイ運輸と組んで事業拡大中。
- 禁止領域ができて間もないころに本編世界に流れ着いたため、漂流者のサポート体制ができておらず、自力でこの世界に適応した。その過程で共同体のカンムスの生き残りやカンムス技術なども手に入れている。
- 元いた世界では軍艦が人間の少女として転生したとされる艦娘で、生まれた時から軽巡「球磨」の記憶持ち。
- 三十歳。
巡礼者
- 夕張
- 第百七十三話で初登場。不老不死となり、不死の艦娘が死ねるという世界を目指して様々な世界を旅し続ける艦娘、「巡礼者」の一人。推定150歳。
- 数十年かけて人為的に次元の孔を開き、仲間とともに好きなタイミングで世界を渡り歩く方法を発明。とある世界で出会った巡礼者の由良とともに不死の艦娘が死ねる世界を目指して旅立った。
- 研究ばかりしていたため体が鈍っており、戦闘力は(他の巡礼者艦娘と比べると)低め。しかし、これまでの旅の中で、深海棲艦の王の力が由来と言われている、艦娘を滅ぼす力を持った武器を収集、解析して力だけを抽出した「D2ブロッサム」というデバイスをを所持しており、一時出来に自身の力にブーストをかけることができる。
- 由良
- 第百七十三話で初登場。巡礼者の一人。推定160歳。
- とある世界で巡礼者の夕張と出会い、彼女とともに自分たちが死ねる世界を目指して旅立つ。
- 召喚型艦娘で、原寸大の軽巡由良を敵を中心に花のようなロゼット状に無数に展開し、その全火力を中心部の敵に叩き込む「軽巡大輪・由良」が必殺技。
- 長門
- 本名:七海夕子
- 第百七十七話で初登場。巡礼者の一人。
- 自分の世界では夫で提督の七海北斗とともに世界を救った。深海棲艦根絶後、北斗と結婚し、ひ孫の成人までを見届け旅立つ。
- 巡礼の中で深海棲艦根絶後に突如巨人艦娘の侵攻を受け、謎の巨大植物に覆われた世界に流れ着く。対深海棲艦戦で艦娘を率い世界を救った英雄、柊提督とその秘書官、龍鳳の子供である柊タイヨウをはじめ、東京近辺で生き残った人々とともに共同生活を送っていた。
- その後タイヨウの世界にゆらばりが流れ着き、生き残った人々を他の世界に避難させることを打診されるが、衛星通信車を直して他の生き残りを探すことを提案する。しかし、その過程で放置されていた巨人の残骸から通信妨害を受けており、巨人がまだ生きていることが判明。活路を見出すべくゆらばりとともに巨人に戦いを挑む。
- 途中、劣勢に立たされるもタイヨウや子供たちの声援を受け、北斗から託されたデバイスを用いて「虹」に覚醒。巨人を打ち倒した。
- 巨人戦後、衛星通信を用いてアメリカ海軍の残存艦隊との接触に成功。その後は復興支援機動艦隊「夜明けの艦隊」に参加し、タイヨウ世界の復興に従事。タイヨウ成人、結婚して第一子が誕生した辺りで旅立った。
- ヴィクトリアス
- 長門の世界に流れ着いた巡礼者艦娘。
- 長門に並行世界の存在や不死の艦娘の情報を伝えた。
- 長い旅路の中で艦娘を滅ぼす武器を多数収集しており、それらの力をかなりのところまで使いこなすことができる。
- 長門の世界から旅立つ際に北斗にそのうちのひとつを渡していた。北斗はその武器を利用して作った「虹」を再現するデバイスを長門に託した。
- 戦闘力90万吹雪。
その他の人物
- アオミネ・トウカ
- 本名:青峰 藤花
- クロノキと同じく日本軍の所有する時間兵器の一人でトウカ型のオリジナル。現在は海軍で提督をしている。
週一で落雷に遭い、隔月で隕石の直撃を受ける等、壊滅的に運と男の趣味が悪い。
後にモグモーグ教の信徒となる。
トウカ型は基本的な仕様はオウカ型と同じだが、筋力で少し劣り、耐久面では少し勝る。 - フランソワーズ秋雲先生
- ショタホモ本創作に命をかける漫画家。代表作は「島風くん」シリーズ。
このシリーズからはのちに聖典、魔導書と呼ばれたり、禁断書籍指定を受けるなどの傑作が生まれている。
創作にかけるあまりに体を壊すが、人外のものとの契約により創作活動を続けているようだ。
彼女の本にハマって魔導に堕ちる艦娘は後を絶たず、冬のイベントでは新刊を50万冊用意した。その影響は海を越えドイツにまで及んでいる。
戦闘力800000ショタホモ - 九重クロウ
- クローンとしてのクロノキのオリジナルであり、歴戦の兵士。遺伝上は同一人物であるが、実年齢は親子ほどに離れている。
- かつては日本軍に所属し、特務隊の前身となる「怪物部隊」を立ち上げ、その初代司令官となる
- 現在は軍から引退し、隠居しているが、クロノキやそのクローンとの仲はいい。すでに70に届こうかという年齢でありながら、生身で深海棲艦を殴り倒し、艦娘と殴り合いができるこの作品ではごく普通の人間である。
- 戦闘力70万吹雪
- 8号
- 我らが作者
よりにもよって艦これ2周年の記念日に過去最悪の鬱回を投下する(本人は投下してから気付いた)といった悪行により、ギャグ漫画偽装罪に問われ逮捕された。取り調べに対し「鬱じゃなくて純愛なんです、信じてください!」「描いてる自分も大ダメージだからノーカン」などと供述している。
香取をロックせずに母港整理を行い、近代化改修に使用したことを度々ネタにしている。 - 黒い艦これ漫画:2で遂にニコニコ運営により「過激な暴力描写」アイコンをつけられてしまうが、作者は「妙だな・・・心当たりが無い・・・」と供述している。きっかけとなった話は、純白のウェディングドレスを纏った艦娘が核攻撃を受け避難中の民間人を三式弾と機銃と艦載機で虐殺してまわり、さらにその艦娘を提督(超兵器)がミンチにするという地獄絵図のような話である。むしろなぜ今までつかなかったのか。
登場兵器一覧
世界観でも触れているが、この世界は技術がとても進歩している。そのため現代(艦これの世界)ではありえないような兵器が多々登場する。
- 時間兵器
- 時間停止、加速装置をはじめとした時間制御能力を持つ兵器。日本軍においては優秀な兵士の遺伝子を元に時間兵器用の改造を施して作られた強化人間のことである。完成体であるクロノキオウカとアオミネトウカ、その二人のクローン体であるオウカ型、トウカ型(各20人)の存在が確認されている。完成体の二人以外は胚の状態で冷凍保存されていたが、13年前に共同体の生体兵器による台頭に危機感を覚えた一部の将校により人工子宮を用いてこの世に生を受ける事となる。だが、彼らが戦闘可能な年齢になる前に大陸戦争は終結してしまった。現在は陸海空の各軍に引き取られている。
日本以外にアメリカも保有国であるが、どのような形で存在しているかは不明。- 強化外骨格 桜花
- クロノキ専用の強化外骨格。12の超兵器ユニットを備えており、格闘・実弾射撃・ビーム射撃・電子戦・飛行・対艦ビームサーベルなど様々な事態に対応できるようになっている。
- 外見は頭についた2本の角がウサギの耳のように見えるため、あだ名は黒ウサギ。超兵器ユニットを全稼働させるとそれぞれのユニットが12方向に展開し、時計のようにも見える。
強化外骨格を装備した全盛期のクロノキの戦闘力は200万吹雪という化物である。 - 強化外骨格 藤花
- トウカ専用の強化外骨格。九十三話での回想シーンに一コマだけ登場している。頭部と色が違う以外は基本的な性能は桜花と一緒。第113話にて本格的な戦闘シーンが描かれた。第113話では核弾頭迎撃の為に12番の武装をMIデルタと同系列の大型全方位レーザーへと換装、また同時に両脚部に追加ブースターを装備(装備は桜花用を転用。)
- 記憶兵器
- 艦娘のこと。過去の軍艦の記憶を用いることから。記憶エネルギーを兵器に上乗せすることで性能を上昇させる。
- この世界の艦娘の開発は2010年代にはじまるが、記憶汚染などの問題で一度凍結される。その後再開され2030年代に特務隊の金剛や龍驤たち第一世代が完成した。第一世代は大陸戦争にも投入されている
- 第一世代の開発に成功できたのは並行世界から流れ着いた艦娘の装備を解析して問題点を克服したため。それでも第一世代では元の人間の記憶を上書きしてしまうという問題点は残っていた。
- 第二世代からその問題点は克服され、ダメコン等も標準装備された安全な兵器に進化している。
- 第三世代の開発も始まっているが、コストの問題で普及はだいぶ先になると予想されている。
- カンムス
- 共同体が平行世界から流れ着いた艦娘の遺体を解析して作った生体兵器、クローン培養されている。
いずれも頭部に特徴的なかぶり物をしており、その形状により連合兵士からは箱頭、蛙頭などとも呼ばれる。 - ユキカゼが持ち込んだ仲間の死体が開発のきっかけになっているが、のちには平行世界の様々な艦娘が元になっている為、巨人型のカンムスなども存在する。
- 基本的に戦闘と生体維持に必要な情報しか与えられていないが、肉体的には通常の艦娘と変わらないため
成長もするし、教育により物を覚えることも可能である。
共同体の崩壊後は一部のカンムスが南米で生産され、暁の水平線など各地のテロ組織に供給されている模様。- アカツキ(箱頭)
- 自爆装置を積んでおり、数で押す捨て駒。クローン体を利用した正規品の他に拉致した難民を改造して作った粗悪品も存在する。
- 戦後にもそれなりの数が残っており、時折頭部艤装を外したアカツキの姿が見られる。
- ムサシB型(陸上戦艦)
- 戦車の代用として製造された全長6メートルを超えると思われる兵器。戦艦棲姫の艤装をベースに改良されている。
- 艤装内部には核となるクローン体が内蔵されている。
- ムラクモ(槍持ち)
- 槍による近接戦闘と対戦車レーザーによる砲撃が可能な高級モデル。合計300回分の高速修復材を内蔵しており、心臓を壊されない限り即座に再生し戦闘を続行する。
- タイホウ(羽根つき)
- 最上位モデル。空戦ユニット装備で飛行可能。カンムスの中では例外的に人間並みの知能を付与されており、自己判断で任務を遂行する。
- フルタカ(蛙頭)
- 重火力モデル。主に後方からの砲撃で運用されるが、耐久・火力・索敵・夜戦能力も高く、使い勝手が良い。
- 戦艦棲姫並みの敵ならばフルタカ一人でさほどダメージを受けずに倒すことが可能。
- ズイホウ
- ドローンによる航空支援担当。玉子焼きは焼いてくれない。
- ウンリュウ
- 腰部の艤装兼飛行ユニットで空戦可能。タイホウに次ぐ高級モデル。
- FC-10
- 原子力空母を戦闘力はそのままに戦闘機サイズにまで小型化するというコンセプトで作られた無人兵器で、空飛ぶ空母。日本軍が誇る決戦兵器。
- 熱核エンジンを採用しているため帰投せずに長期の飛行が可能。
- 現在はヒリュウ、ソウリュウと改良型であるショウカク、ズイカクの4機が稼働中。姫や鬼級の深海棲艦への対応を行っている。
- MI-DELTA
- 第百二話に登場。アメリカ軍が開発した殲滅兵器。戦闘力250万吹雪。
- 艦載機ビット、全方位レーザーなどの強力な兵器を多数搭載した浮遊要塞。禁止領域に流れ着いた深海棲艦の群れの攻撃を物ともせずあっという間に殲滅した。
- 敵
- 第113話「夢の残骸」(前後編)に登場。
- 2031年に共同体が全世界の先進国へ行った核攻撃の際、被害にあった日本の神奈川に巨人型共々現れる。共同体所属ではなく、所属・個体正式名称は不明。混乱に乗じた勢力が放った物と推定される。
- 艦娘の能力を召喚して使用し、ウェディングドレスという異様な姿をしている。
- 共同体が拡散させた技術を使用しているが、クローンではなく様々な場所から集めてきたストリートチルドレンを素体として使用している模様。また驚異的な再生能力を持ち、脳髄か艤装の核を破壊されない限り再生する。
- ウェディング姿の理由は、素体にされた少女達の「最高の自分」という姿を反映しているとか…なんとか…。防衛隊や救助隊に猛威を振るうも増援に到着した時間兵器クロノキによって全て破壊された。
- 花
- 第113話に登場。共同体に属する国家が開発していた大陸間弾道兵器に艦娘の技術を織り込んだ物。メインコンピュータの代わりに艦娘(恐らく葛城タイプ)を搭載し、艦載機の代わりに核弾頭を搭載するという非人道を極めた兵器。
- ミサイル一発あたりの核弾頭搭載数を大幅に増やす他、核弾頭の精密制御も可能な為、かなりの脅威とも言える。
- 核弾頭迎撃に上がった日本の迎撃機「烈風Ⅳ」が発見する。分離した核弾頭の全弾撃破に迎撃隊が苦戦するなか、増援で現れた時間兵器であるトウカとその強化外骨格「藤花」の迎撃レーザーによって全滅した。
- 烈風Ⅳ
- 第113話に登場。
- 2031年当時の日本の迎撃戦闘機、単独で大気圏突破が可能な推進力と高高度での戦闘が可能。核弾頭の迎撃に上がるが、「花」の出現によって迎撃に苦戦する。しかし時間兵器の到着によって最終的には迎撃に成功する。迎撃隊の隊長のコールサインは「グレイリーダー」撃破できなかった核弾頭に突撃してまで止めようとする気概のある部隊。
- FCX-09A3 ホウショウ改
- 第120話に登場。FC-10の前身にあたる飛行空母。
- さすがに性能では後継機に劣るが、近代化改修で一線級の戦力は保っている。
- 国土防衛のローテーションから外れてフットワークが軽いため、様々な作戦に参加しているキャリアウーマンお艦。
- 戦艦ヒュウガ
- 第121話に登場。日本軍が保有する全領域対応宇宙戦艦。重力制御により大気圏内の飛行、大気圏突破・再突入が可能。
- 大陸戦争でも現地に派遣され、無人兵器ズイウンなどで多大な戦果を挙げた。
- 現在では各国で保有隻数を制限する協定が結ばれている。
用語
- 海軍ハッピーランド
- 犯罪を犯した提督や艦娘が送り込まれる工場。明らかに妖精ではないハッピー妖精が、提督から肉の缶詰を生産し、間宮食品に出荷している。
- ハッピー妖精
- ハッピーランドに生息する妖精。妖精ではない。好きな食べ物は生肉。
- 最近吹雪をボスと呼ぶようになった。
- 大陸戦争
- 10年前に終結した、『連合』『同盟』『共同体』による世界大戦のこと。
2031年に共同体穏健派と国連軍により行われた停戦協議の場を共同体の過激派が襲撃。穏健派と国連職員は殺害され、挙句に核ミサイルが全世界に向けて発射されたため未曾有の大惨事となる。『連合』は報復として共同体の住民を絶滅させることを掲げて開戦、翌年には『同盟』も参戦したことにより、三つ巴の大陸戦争が勃発することになった。共同体の核自爆とその後に発生した詳細不明の消滅現象により、体制が事実上崩壊したため終戦。 - 共同体
- かつての中東諸国およびイスラエルで構成される地域統合体。21世紀の始めZ4ウイルスが世界で蔓延、特に途上国での被害は深刻であり、疲弊した中東諸国は寄り集まって『共同体』を結成。天然資源の利権争いが激化し、西欧諸国との関係が悪化する。2007年に日本、アメリカ、イギリスにて同時多発生物兵器テロが行われ12万人の犠牲者が出る。テログループを支援していたとされる共同体には国際的な非難が集まるも、共同体はそれらを容認する姿勢をみせた事から、各種の報復(特に日本による藻類を用いた原油生産技術の公開が効いた)を受け没落。2009年には共同体と国連軍の戦争状態に移行、その後は先進国の経済戦争の戦場兼兵器実験場となっていた。ユキカゼが共同体に合流後は生体兵器(カンムス)の開発により世界の軍事バランスの均衡を崩すほどに盛り返す。戦争が泥沼の様相を呈することになったため、共同体、西欧諸国の双方で反戦の気運が高まることになる。大陸戦争後は禁止領域と呼ばれる次元に繋がる巨大な穴があき、深海棲艦や艦娘が多数流入してきているものの、それ以外の地域では普通に人々が暮らしている。
- 連合
- 共同体の核攻撃により多大な被害を受けたアメリカと日本は速やかに国連を脱退、共同体に対して宣戦布告し攻撃を開始した。後にイギリス等も追従し、連合を結成する。大陸戦争後は同盟と劇的な関係改善をみせる。
- 同盟
- 中国、ロシアを中心とする旧共産圏国家。当初は連合と共同体の戦争に静観の構えをみせていたが、翌年に同盟を結成し両者に割り込む形で参戦する。大陸戦争後は連合と劇的な関係改善をみせる。
- 禁止領域
- かつての戦争で共同体が広域に及ぶ核自爆を行った際に発生した巨大なクレーター。
その後の謎の消滅現象によるものか、現在は常時平行世界とつながる領域となっており、流れ込む海水の他に深海棲艦をはじめとする様々なものが流入する、奥地は非常に危険。
先進国が持ち回りで防衛にあたっており、新兵器の実戦テスト等も行われている。
現在でも共同体の残党やテロ組織が暗躍し、派遣部隊との戦いを繰り広げている。
まれに生きた艦娘や提督も禁止領域に流れ着くことがある。
テロ組織、暁の水平線の拠点がある。 - 艦娘
- この世界の艦娘は
- 1.平行世界から漂着してくる様々な艦娘。通称漂流者。
- 2.共同体が漂着した艦娘の死体を元にクローン培養して生産した艦娘。通称カンムス。
- 3.艦娘の記憶を利用して一般人から艦娘になった連合の艦娘
- に大別されている。作中で一番多いのは3の一般人から艦娘になったタイプ。特務隊の面々も元は一般人であり、それ故に本名も家族も存在している。
- 深海棲艦対策に艦娘は必須ではない世界だが、艦娘による深海棲艦の駆除は「圧倒的に低コストである」という何にも代えられない利点によって続けられている。
- 一般的な艦娘は軍属ですらなく、イザナミセキュリティー社という民間会社に属し、海軍から出向している提督に指揮されている。退職や転職のハードルは非常に低くなっているうえに、社会保障や就学就労支援も充実しており一般人へ戻ることも可能である。戦災孤児などが鎮守府に引き取られ艦娘になる場合もあり、小学校中学校に通いつつ艦娘をやっているケースもある。ただし、規定上実戦に出られるのは15歳を過ぎてから。
- 鎮守府
- 黒い艦これ世界の鎮守府とは、海軍から出向する提督とイザナミセキュリティーに所属する艦娘で構成される一個の戦力単位のことである。
- 提督一人に対して一つの鎮守府が存在しており、「横須賀」「呉」などの組み分けは着任時期によるもので実際の地名には対応していない。
- 各鎮守府は地方自治体と協力して日本各地の沿岸都市で深海棲艦の駆除にあたるが、スタート時には共同鎮守府(アパート)で他の鎮守府と同居状態である。ここから実績を積み重ねることで個別の拠点を与えられていくが、最初の独立拠点はたいていただの空き家である。さらに実績を重ねることで海外任務も可能になる。
- 漂流者
- 平行世界から流れ着いた艦娘や、その成れの果てのこと。提督が流れ着くこともある。
- 元の世界で撃沈されると黒い艦これ世界にたどり着くことがあるようだが詳細は不明。デカブリストやユキカゼも元はこの漂流者である。
- たどり着く艦娘は元いた平行世界によって生まれた時代も使われている技術もバラバラであり、時に珍しい完全アンドロイド型、艦体召喚型や巨人型の艦娘も流れ着く。
- 当然のことながらどの艦娘も元の世界への帰還を望むが、それが果たされることは万に一つもない。
- 運よく保護された漂流者は、戸籍を与えられこの世界で生きていく権利を得るが、帰還の望みを捨てきれず禁止領域に戻ったり、テロ組織「暁の水平線」に身を投じてしまうものも多い。
- 日本は漂流者の保護に積極的であるが、これは平行世界の技術協力を得るためであったり、囲い込みにより将来の敵を増やさない為という思惑もある。しかし、その行為は艦娘たちに元の世界を捨てろと言っているのに等しい。
- 暁の水平線
- 平行世界から流れ着いた艦娘たちによる組織。
- 自分たちの技術を使って軍備拡張に明け暮れながら、自分たちが帰還するための援助をしてくれない世界に嫌気がさし、独自の行動を開始した。
- 現在では東欧や共同体残党の支援を受け、世界各地でテロを起こしている。内部では3派に分かれており、それぞれに若干思惑が異なっている。
- 巡礼者
- 不死の艦娘が死ねる世界を目指して並行世界を渡り歩く不老不死の艦娘たちのこと。
- 大抵の世界には一人か二人は巡礼者が紛れているらしく、巡礼者同士で情報交換をすることも多々ある。また、不老不死になって日が浅い艦娘がいる場合、年長者から不死の生き方の講義も行われる。
- 別の世界へ移動するには艤装が修復不可能なレベルの損傷を受けたときに生じる次元の孔に飛び込むのだが、発生する孔が狭く、同行者を伴えないという欠点がある。また、移動先の世界を選ぶことはできないため、今日も彼女たちは救いを求めて旅をし続ける。
- 1吹雪
- 個人の戦闘能力を評価するのに使われる単位。1吹雪でレベル1の吹雪1隻と同じだけの戦闘能力を有している。
参考資料として、深海棲艦の戦艦レ級が1000吹雪と同値とされている。 - 鎮守府これくしょん ちんこレ!
- 艦娘になって理想の提督とイチャイチャする男子禁制のフルダイブ型VRゲーム。
ゲームの中の理想の提督にハマり、現実に帰ってこれない艦娘が続出するほどの人気ゲーム。
ここまでならよくある話だが、
・「脱初心者への第一歩:弱者から奪う」という初心者狩りがゲームの基本なヒャッハーな世界観
・10万課金ごとに一回というエグいガチャが存在し、雪風ですら沼に嵌る
・200万人突破記念のプレゼントがヌタウナギ一年分
等々、色々とイカれた仕様になっている。
特務隊でも瑞鶴がハマりゲームの世界から帰ってこなくなったため吹雪が回収に向かうことになった。
世界中の厄い艦娘たちもログインしている。 - つい最近、謎の調停者により長年戦争状態にあった戦闘民族ビィエルトラーディと戦闘民族ユリトランの間に和解が成立し、彼女達は提督資源を求めて他の大陸へ侵攻した。これにより、ゲーム内時間で10年にもわたるちんこレ戦国時代が開幕した。
- 黒い艦これ漫画Prototype
- 黒い艦これ漫画の連載が始まる前に作られた没案、100話記念として総集編が書き下ろしで公開された。
主人公がまっとうな軍人だったり、金剛がデースでもハイテンションでも+9kgでもなかったり、デカブリストが戦死していたり、と、ギャグ成分が非常に薄い作品
邪悪な吹雪も登場しない。 - カンコレンジャー
- 日曜日の朝に放送されている生放送ノンフィクション番組。第1期最終話にてクロノキと戦い、勝てないまでもレンソウオーが一矢を報いた。
なお、カンコレンジャーブラックこと長門は町を破壊しすぎたため特務隊に異動となった。
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- 連装合体 レンソウオー
- カンコレンジャーが保有するスーパーロボット
- 陸軍が開発していた人型軌道兵器を島風のために改造してもらったもの。
本来は対弩ジラ用であり、動力は原子力であったが、「流石に、朝のヒーロー番組が常用するのにはコストが高すぎる」とのことで安全低コストな「Rドライブ」に変更されている。 - その結果出力は70%程に下がってしまっているが、重量も軽くなったので総合的な戦闘能力はほぼ変化していない。頑丈なフレームによるパワフルな格闘戦と豊富な武装で戦う。
- 操縦は連装砲ちゃん(小)が島風の指示に従って行う。
- まさに決戦兵器なのだが、水上・水中適正がないため、対深海棲艦には使えない。
- 第6話でクロノキ提督と戦闘し、破壊されるが。カンコレンジャーセカンドシーズンにて復活した模様。
- 連装合体 レンソウガー
- レンソウオーの活躍に味をしめた海軍がBN財団、明石と共に開発したレンソウオー2号機。国民の血税と大型建造で巻き上げた資材でできている。
- レンソウオーからフィードバックされたデータと、BN財団から提供された追加装備。
- そしてより高出力とな新型ジェネレータードライブ「Tドライブ」を搭載しており、戦闘力はレンソウオーを上回っている。
- 操縦者は連装砲くん。武装は、アームドアーマーBS(ほんもの)とアームドアーマーVN(ほんもの)
- 連装猛禽 レンソウデス
- ネオ・ブラックマリーン団が所有することになるスーパーロボット。レンソウオーのプロトタイプとなった機体をBN財団と明石が強奪を装って譲渡したもの
- 動力源はTドライブ。
- オリョクルダイバー団
- カンコレンジャー第2期の敵組織のひとつ。105話ではカンコレンジャーとは関係なく登場した。実はその前にもちょくちょく顔は出している。
- マスター・デチ・ゴッド(19)を筆頭とした潜水艦達による悪の組織で、世界を滅亡させることでオリョールを滅ぼそうとしている。
- 時間外オリョクルによって資金を調達し、建造したオリョールロボによる破壊活動を日夜行ったりと大変忙しく、基本的に構成員は睡眠不足である。
- そもそもオリョクル自体は労働環境の改善によりそれほどブラックでは無くなっているのだが、オリョールロボを次々に建造するために時間外オリョクルを行い続けているため結果的にブラック化している。
- オリョールロボの建造を止めれば時間外オリョクルを行う必要が無くなるが、彼女達は気付かない。
- アレックス君の蜂起に協力したが、その過酷な労働実態を知ったアレックス君により戦線離脱。蜂起鎮圧後はたっぷり寝て思考がさえるようになり、新生オリョクルダイバー団を結成、アレックス君の傘下となる。
成れの果て
技術不足故に踏み込んではいけない領域まで手を出してしまった艦娘が、本来死ぬか、深海棲艦化すべきところを何らかの理由で艦娘であり続けてしまい、長い時をかけて至る状態。『存在』の時間が止まってしまい、死ぬべき時に死ねず、長い年月に呪いをため込み、異形の姿へと変貌する。
通常攻撃では打破する事は出来ず、完全撃破には時間兵器などが必要になる。イザナミ製の艦娘では確認されていないが、平行世界の艦娘の成れの果てが流れ着くことが時々ある。禁止領域の深層では成れの果てが複数徘徊している。
変貌の途中で他の艦娘やその記憶を取り込み集合体と呼ばれる状態になることもあり、そのような状態では下記の『虹』の能力も使用するようになる。
- 電
- 第七十八話に登場。上記の漂流者の「電の成れの果て」も参照。
- 作中で最初に登場した成れの果て。軽く見積もって千年を生きた存在であり、クロノキでも殺しきったあとには重い反動でしばらく昏睡状態に陥った。
- ????
- 第八十一話に登場。『同盟』の攻撃に対して時間稼ぎをするために『共同体』が捕獲していた成れの果てが放たれた。
- 自分が誰かも、敵が何かも分かっていない状態でデカブリストとルオの強化外骨格を相手に戦うが、最後はデカブリストの対艦刀で首をはねられ沈黙した。しかし、時間兵器を使用したわけではないので、まだ生きている。
- 狂った青色
- 第102話にて初登場。禁止領域を徘徊する成れの果ての中でも群を抜いて強力な個体。自我を持つ深海棲艦たちがスニーキングでやり過ごした。
- 人間に対しては攻撃されなければ敵対せず、深海棲艦にも見向きもしないが、艦娘にのみ激しい敵対行動をとる。しかし禁止領域から外に出ようとはしないため、各国ともあえて監視にとどめ、手を出さず放置している。
- 不完全で歪で限定的ではあるが、「虹」に片足を踏み込んでいる。
- 第121話にて再登場。艦娘の技術を使った兵器を運用していた『同盟』軍に攻撃を仕掛け、その圧倒的な力を見せつける。
- 駆逐艦からのミサイル攻撃にて一度は沈黙するものの、この攻撃により内部に封印されていた無数の艦娘が解放。さらに本体である青い髪の少女も顕現し、開放された艦娘たちを殲滅しつつ駆逐艦も撃沈した。
- この人型個体になると戦闘力はさらに上昇し、行動にも知性を伴うようになる。
- 赤色の大和
- 17歳(自己申告)
- 125話~131話、特別編「第二回あの世一武道会」に登場。
- 詳細は下記の「錆びゆく赤色」または「猿堂提督」の項目へ
- 本筋ではさんざんシリアスな存在として読者達を怯えさせたのに、この漫画の仕様「負けたらギャク要員」の法則に乗っ取り特別編ではさんざんやらかしてくれた。
- また特別編にて普通に喋れる事実が判明、というかメット脱げるのかよ。私利私欲の為に大会に出場するも、同調する部下たち(取り込んだ艦娘)がほぼいなかった上に、現赤色代表の漣(残存した偽装コア達)に散々罵倒され慌てふためいている間にツヅリに吹き飛ばされ敗北。実は赤色を構成していた艦娘たちの取りまとめをやっていたのはサブリーダーの漣の方であり、大和は「女神らしく優雅な戦いを」と思いつつも完全戦艦ゴリラ思考であり、結果的にそれが猿堂提督の世界での敗北に繋がったのであった。
~ 虹 ~
『記憶兵器』=『艦娘』のいきつく果て。単体のままで複数の艦娘の力を行使可能になる能力。
上記の「成れの果て」とも似通った部分を多く持つが、本項ではあくまで「虹と呼ばれる能力を持つ個体」部分に注視し記述する。混同に注意されたし。
能力使用時にはまず色つきの長方形の発光体が現れ、次に艦娘の力を模した武器やビットが出現し力を行使する。第百二話のリ級の言葉から推測するに『時間兵器』=『深海棲艦』の頂点である『王』の対極に位置すると思われる。
『虹』を能力として行使可能な艦娘も存在しているが、響PFやマダオなどごくごくまれ。作中ではむしろ最初から『虹』として建造された『愚者の虹』や、無数の艦娘の集合体となった『成れの果て』が行使する能力として登場する。また、艦娘と心を通い合わせた一部の提督も使用することができる。
艦娘や深海棲艦が存在する世界において多くの艦娘達の記憶と思念が集合して形作られたモノであり、それを行使できる個体として登場する場合もあるが、全ての成れの果てが『虹』の能力を使用可能かは不明。
『艦娘』の存在そのものとも言うことができ、その戦闘能力は圧倒的である為黒い艦これの本世界以外ではまともな方法での対抗手段はない。(本世界でも錆びゆく赤色の討伐に対しては時間兵器であるクロノキが拡張装備(郭公)での戦闘が必要な程である。)
しかし本編世界ではあくまで「倒すことはできる」存在であり、倒すのに必要な犠牲に見合わないとして放置されている個体(狂った青色等)も存在する。
『艦娘』の存在そのものであるため、改二改造やレベルアップなども任意に可能。『錆びゆく赤色』は鈴谷改二航等の改二への改造も瞬時にやってみせた他、ローソン編ではマダオがLv155(当時のLv上限)の大和ビットを多数出現させている。
『艦娘』の存在である為か、対になる『深海棲艦』に弱く、特に『錆びゆく赤色』にはそれが唯一の有効打であり攻略の糸口でもあった。
- 『愚者の虹』
- 記念すべき第100話「総集編:黒い艦これ(前後編分割式)」に登場。
『虹』と初めて記述された存在である、読者達の仮名称は「プロト虹」
100話自体は本編には関係していなく、「プロトタイプ」と銘打たれているが、虹等の大きな設定はここが初出(一応)
作中では雪風が建造した記憶兵器の究極系として、「もう一度時空の穴を開けるべく」行動を開始。
クロウや金剛達、国連軍に数千の疑似艦娘を従え襲いかかるが、最終的に長門が保持していた天龍刀(デカブリストの遺品)で胸を疲れて機能停止する。
実質チートオブチートだが近接戦には弱いらしい。
何処かのマダオに艤装がそっくりとか言わない
- 『錆びゆく赤色』
- 一番の長編とも言える125話~131話(途中番外編を3話挟む)「錆びゆく赤色」編に登場、またその後の物語にも様々な形で登場する、本作で最も登場頻度の高い成れの果てであり虹の一つ。
猿堂提督が元々いた世界においての「艦娘」の力を司っていた存在。
幾多の艦娘達の記憶・思念の集合体であり、核を構成していたのは、とある世界で戦闘による瀕死の最中、愛する提督との「演奏会」を懇願し、死ぬことができなくなり成れの果てと化した艦娘「大和」であった。それ以降数多の世界の「外の世界へ放り出された艦娘達」を取り込み、猿堂提督の世界の艦娘達の第一世代であった少女の「平和」の願いに力を貸す形で猿堂提督の世界の艦娘達の力の源となる。だがその力は記憶汚染の原因でもあり、結果的には猿堂提督の世界で裏切った国連の罠に嵌まった艦娘達は、その圧倒的な量の記憶に飲み込まれてしまい。猿堂提督の艦娘「大和」(以下大和)を取り込んで猿堂提督の世界に巨大な実体として出現する。 - 圧倒的な力で包囲していた国連艦隊を蹂躙した後、深海棲艦の技術を流用した強化スーツ「ペイルライダー」を身に纏う猿堂提督以下のホースメン隊と交戦するも、その圧倒的な力に押される形でホースメン達は一時撤退を余儀なくされる。
- 実体は巨大な障壁と、物体を「錆化」させる障壁を纏っていたが、深海棲艦由来の技術を使用した物には障壁が効果をなさないことが判明し、それを利用した猿堂提督やホースメン、カミサカ(猿堂提督の世界に存在する本編世界のレンゲと同一個体と推定)やアレックス(レンゲと同じ)の巧みな連携によって追い詰められる。やがて名前を得たかつての中枢棲姫の艤装「魔獣ちゃん」と融合したレンゲの一撃によって巨大化を解かれた後、降下してきた猿堂提督とホースメン達に追い詰められるも、「見捨てられた者たちの偶像」を召喚。ホースメン達を逆に翻弄する。
- 猿堂提督との一騎打ちも圧倒していたが、かつて「錆びゆく赤色」を構成しており、なおかつ猿堂提督の部下である艦娘達に力を貸していた艦娘達の記憶が本体から分離、猿堂提督に擬似的ながら「虹」の能力を付与し、更に取り込んでいた「大和」を猿堂提督が提督権限で解体した事によって消滅した……かのように見えたが、消滅の直前で時空の穴を出現させ取り込んでいた大和の記憶領域に潜む形で共に穴へ落ちてゆく。
- 時空の穴に落ちた大和を追う形で猿堂提督も時空の穴へ飛び込み。大和と共に漂流者として本編世界に流れ着く。本編世界において日本軍に保護された大和は、猿堂提督の契約によって最先端の治療を受けるが、深層部分に「錆びゆく赤色」がまだ存在していることで、一連の(艦これで言う時報ボイスに基づいた)行動以外を取らなくなる。雪風(クローン体)のカウセリングと、本編世界の技術において汚染部分は少しずつ除去されるも、本体である「錆びゆく赤色」の除去・分離は現状不可能であった。
しかしそこに「ローソン編」にてとてつもない才能を衆目の目に晒したマダオこと「瑞鶴」の能力を使用すれば「錆びゆく赤色」と「大和」の分離が可能であるかもしれないことが判明する。。
雪風が瑞鶴にこれをクロノキを通さずに話すと、瑞鶴はこれを承諾するもクロノキはこれに激怒する。しかし周り(龍驤や金剛)の説得もあり、クロノキもこれを了承し、猿堂提督も「他人を巻き込む訳には行かない」反対していたが結局的にこれを承諾した。
瑞鶴は記憶領域内で吹雪から教わった戦法等を駆使しながら「錆びゆく赤色」が猿堂提督の世界の戦いで弱っていた事もあり、大和の記憶領域から追い出す事に成功する。そして禁止領域に姿を表した「錆びゆく赤色」は周辺の艦娘に似たなにかを大量に呼び寄せるも、「拡張装備 郭公」を装備したクロノキによってほぼ一方的に蹂躙され討伐される。
この時、核である「ある世界の大和」も殺された事によって、「錆びゆく赤色」はここに長き戦いの幕を降ろしたのであった。
クロノキ曰く
「平和を願う戦いに駆り出され、そして自身の記憶に飲み込まれ
世界の外側に落ちた艦娘達の集合体」
- がこの「錆びゆく赤色」の原型であるようだが、これはほぼ全ての虹に言えることでもあるのかもしれない。結局「錆びゆく赤色」は「平和の為に戦う」という呪いにかられているだけであり猿堂提督の世界で暴走したのも「平和の為」に戦いが起きたから戦っただけだったようだ。構成していた艦娘達はクロノキの手によって全員殺されたが、カグツチ社によって「数十年分の貴重なデータを提供してくれた謝礼」として墓標が作られる。
- 錆びゆく赤色の破壊後、核となっていた大和は消えゆく寸前に、合うことができなかった提督が迎えに来る。あの世(本編随一のギャグ時空)の大鳳曰くあの世でイチャイチャの「素敵な演奏会」を披露してくれたとのこと。
- また構成していた艤装の一部はまだ生きており、やがてカグツチ社が提督訓練用のVR用としてこじつけて戦いの世界で死んでいった彼女達の為に、遊びの世界を用意するためサルベージする。(136話~)
関連静画
ニコニコ静画(マンガ)1枠目は1話から102話まで。2枠目は103話から160話まで。3枠目は161話から
関連項目
関連リンク
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