黒沢咲は、日本プロ麻雀連盟に所属する競技麻雀のプロ雀士である。
概要
日本プロ麻雀連盟での段位は六段。2005年にプロ入り。しばらくは会社員との二足のわらじだったが、のちに会社員を辞め、プロ雀士専業となった。
プロクイーン2期連覇を達成しているほか、鳳凰戦ではA2リーグに所属。「強気のヴィーナス」「あんこちゃん」のキャッチフレーズで知られる。
立ち居振る舞いから「セレブ」「お嬢」と称されることが多いが、実際、社長令嬢であり、豪邸に住まうガチのセレブである。食事について飲む・食べる・作るいずれもが好きらしく、平時からTwitterでは食べ物系ツイートを連発している。
2018年に設立されたプロリーグ「Mリーグ」では電通率いる「TEAM RAIDEN」から指名を受け、「セレブ打法」を広く知らしめた。
2019年Mリーグではレギュラーリーグ初日の2回戦に登板し初トップを決め、その勝利者インタビューの壇上で結婚を報告した。さらには2020年2月7日2回戦登板でトップを決めると、勝利者インタビューで今度は妊娠を報告。結婚生活も順調のようだ。
どこか気品すら感じる所作から放たれる高打点の和了は強い印象を与える。チームメイト萩原聖人が使い始めた決めゼリフ「雷電の麻雀は面白いんです(RMO)」を体現する一人といえよう。
また、自身の所属する連盟でも第36期鳳凰戦A2リーグを2位で終え、最高峰のA1リーグへと昇級を決めた(1位昇級は佐々木寿人)。女子のA1リーグ昇級は浦田和子、和久津晶に続く3人目。
2020年7月に無事出産、からの9月6日「麻雀最強戦2020 タイトルホルダーvsMリーガー最強の女流決戦」では優勝。副露数ゼロというセレブ全開の麻雀でファイナル進出を決めた。
雀風
めったに鳴かず、安い手では納得せず、門前で高い打点を追求する通称「セレブ打法」。早い巡目で広く聴牌しても手役に不満があれば手変わりを待つほどに、打点へのこだわりが強い。
手役、打点追求派であるがゆえ役満にも縁が多い。2019Mリーグレギュラーシーズンでは、オーラスで3着目から総まくり1着を決める四暗刻単騎待ち和了というドラマを演出した。このとき白鳥翔が命名したのが「あんこちゃん」である。
関連項目
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