黒Pは、ニコニコ動画においては、VOCALOIDシリーズ「MEIKO」「KAITO」、ならびにVOCALOID2シリーズ「初音ミク」「鏡音リン」のプロデューサーである。
目次 |
概要
作風
黒Pの呼称は、2007年10月14日に投稿された処女作「私だってVocaloid」と、3作目にしてスマッシュヒットを飛ばした「3秒ルール」とにおけるMEIKOが、ともすると腹黒い印象を受けるような姉役を演じており、また、本人が謙遜からか黒光りするあれを自称していたことから、これらの事情を勘案した上で、リスナーから付与されたものである。もっとも本人の呼称は、完全に一本化されたわけでなく、本人の自称に基づいた「ゴキ(ゴキブリ)さん」の愛称も、いまだに通用している。
オケに関しては、既存曲のカバー作品である「catharsis」を除けば、ほぼ一貫して、メロディアスかつミュージカルライクな曲調といえる。また、オケの随所には、環境音を主体としたサウンドが効果的に挿入されている。
歌詞のほうも、このような曲調に合わせ、ミュージカルライクな進行を見せる。すなわち、ヒロインである姉役のMEIKOと、その妹役である初音ミクほかが、キャラ劇上の第1話「私だってVocaloid」と、第2話「3秒ルール」、これに続く第3話「おもいよとどいてよ」、第4話「カイトとミクと扉の向こう様」、第5話「一人」、第6話「新幹線」等において、悲喜こもごもの掛け合いを展開するのである。
また、黒Pは、VOCALOID系ソフトにごく自然な発音を行わせるプロデューサーとしても名高い。特に、搭載されたエンジンが旧型のVOCALOIDであるために、金属的な残響音が生じてしまいがちなMEIKOに、「catharsis」にみるような表現を可能とする腕前は、実力者揃いのVOCALOIDプロデューサーの中でも、特筆に値すべきものである。
なお、作中では、氏の自作イラスト(初期作品においては、既存の画像を借用したもの)に字幕処理などの加工を施した動画が使用される。
作者間の交流
黒Pには、かつて、VOCALOIDプロデューサーのひとりであるワンカップPと、互いの作品を種に交流した経緯がある。その概要は、以下の通りである。
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また、OSTER_projectが同年7月に投稿した「【初音ミク】恋スルラジオ第五回【復活!】」では、有志による「3秒ルール」の転載動画が紹介された。
関連動画
公開マイリスト
ディスコグラフィー
本節は、作品の核心部分に関する記述を多く含みます。 参照等は、自己責任の下で行って下さい。 |
投稿日/使用VOCALOID/動画サムネイル | 解説/内容 |
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2007/10/14 ■MEIKO
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黒Pのニコニコ動画処女作、ならびに以下に続くキャラ劇の第1話(転載版)。
<作者解説> メイコがミクに嫉妬します。 ミクが売れるのはロリ声だからと思いメイコも練習しますが変な声しか出来ませんでした。 ミクの髪を洗剤(ママローヤルα)で洗ったり結局は本音(悪口)をはいてしまいます。[1] |
2007/10/21 ■MEIKO
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minoriブランド製PCアダルトゲームソフト「ANGEL TYPE」の挿入歌である「catharsis」のカバー作品。
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2007/10/28 ■MEIKO ■初音ミク
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キャラ劇の第2話(転載版)。
<作者解説> メイコの嫉妬が行動にでてしまいます。 ミクが使い物にならなくなれば自分に人気が戻ると思い込み 手料理に洗剤を入れてミクに食べてもらおうと、色んな手段で必死に迫ってきます。 メイコに疑問を持ったミクが洗剤を見つけてしまいますが 2話では上手く誤魔化しています(4話で本音がでます) メイコは毒入りと感づかれないようにしますが 「あんたが食べれば?」の一言で最後はどうしようもなくなり自分で食べてしまいます。 ミクは洗剤入りなのを知っていて「3秒すぎたものを食べた!」と言ってるあたりがなんとも。[2] |
2007/11/10 ■MEIKO ■初音ミク ■KAITO
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キャラ劇の第3話(転載版)。
<作者解説> メイコが部屋で腹痛に耐えながらいつ頃からミクに対し嫉妬心が芽生えたのかと考え3人が仲の良かった時を思い出した回想シーンです。 ミクが人間とvocaloidの違いに気づきメイコとカイトに疑問を問いかけますが姉、兄も同じvocaloidであり、感情が無いため答えることが出来ません。 答えが分からない3人は夜空に向かって歌うことしかできませんでした。 分からないけど、兄と姉がミクを守っている(支えている)感じがでている曲です。[3] |
2007/12/02 ■MEIKO ■初音ミク ■KAITO
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キャラ劇の第4話(転載版)。
<解説> 病みあがりのメイコは、部屋を出るべく出口の扉を開けようとするが、寝入ったミクが部屋の外側によりかかっていたため、室内に閉じ込められてしまう。 そんなおり、カイトからの着信を受け、起き抜けのミクがこれに応じる。カイトは電話口からメイコの様子を尋ねるが、ミクの口車に乗せられ、一緒になってメイコを茶化す側にまわってしまう。 しかし、合唱もたけなわといったところで、メイコが部屋のなかから登場。カイトは、(ヘリウムガスを利用したロリ声で)静かな怒りをあらわにするメイコに恐れをなし、電話を切ってしまう。 残されたミクは、名刀メイコの追撃を逃れようと、静岡にすむカイトの元へ向かう。 |
2007/12/16 ■MEIKO
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キャラ劇の第5話(転載版)。 物語と、それに関連するメイコのソロ曲とが並行する。
<解説> メイコは、多量のヘリウムガスを吸いこんだことで酸欠状態におちいり、意識を失ってしまう。 失神中、かつて自分に贈られた歌が脳裏をよぎったことから、我にかえったあとも、過去の記憶を辿ろうとこころみるが、歌の贈り主が誰だったか、どのようにして自分に感情が宿ったかを思い出すまでにはいたらなかった。 気づけば、ミクはすでにメイコからお金を盗み出して静岡に発っており、屋内にはメイコひとりが残されていた。ひとりでいることのさびしさ、ミクに対する怒りから、メイコも、ミクを追って静岡へ向かうことを決心する。 |
2007/12/31 ■MEIKO ■初音ミク ■KAITO
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キャラ劇の第6話(転載版)。続編投稿の予定はないようである。
<解説> 静岡いきの道中、メイコは、新幹線の車窓にミクらしき人物のうしろ姿を認めて、これに乗りこむ。 日ごろの恨みを晴らすべく、刃物を手にミクらしき人物の背後へと迫るが、この人物が妹とよく似た別人(ワンカップPの初音さん)であることに気づいたため、これを遂げなかった。 そのおり、背後からメイコの様子をうかがっていたミクが、車内放送で、刃物を持ったメイコに対する注意を呼びかける。 これに逆上したメイコは、ミクに脅しをかけるも、けっきょく車掌にとらえられてしまう。 |
2010/12/27 ■MEIKO
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約3年の沈黙を破って投稿されたMEIKOオリジナル曲。なお、タイトルのsaraswatiは古代インドに存在したと考えられる河川の名称、転じてヒンドゥー教の女神を指す。日本では七福神の一員である弁天(弁才天)としても知られる。
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2010/12/30 ■MEIKO ■初音ミク
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キャラ劇に属する作品。旧作との関連性は定かでない。
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2011/01/09 ■ ■ ■ ■鏡音リン
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キャラ劇に属する作品。
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派生作品
関連商品
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関連項目
脚注
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