黴音キラ(かびね -)とは、カビキラーの非公式な萌え擬人化キャラクターである。
元々擬人化と関係ない動画でカビキラーから派生した語の一つで、のちに擬人化キャラクターの名称として定着した。カビキラーちゃんとも。
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概要
種別 | 擬人化 |
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初出 | 2011年頃 |
デザイン | 秋うっちん |
性別 | 女性? |
元ネタ | カビキラー |
ニコニコ動画上で人気のあるネタの一つとして浸透している「カビキラー」の擬人化キャラクター。
薄い赤色のショートヘア・赤ネクタイ・カビキラーの本体(発射部)型の巨大な髪飾りが特徴という非常にシンプルな擬人化で、髪飾りと洋服にプリントされた画像でカビキラー的なアイデンティティを主張している。
ネタ自体はかなり早期からニコニコ動画上に存在し深く根を張っていたが、キャラクターが成立して強力浸透するまでにはかなりの時間を要することになった。
出自
単語としての初出は、唐揚氏によって2010年7月17日に投稿されたカビキラーMAD「黴音キラの消失 -DEAD END-」のタイトル。「初音ミクの消失 -DEAD END-」の音MADであるこの動画のタイトルのために名前をもじって生まれた単語がこの「黴音キラ」だった。
以降、カビキラーのCMの声に歌わせる音声MAD動画の一部にタグが付けられることがしばしばあったが、「カビキロイド」という呼称がすでに浸透していたため、密着できなかった。
擬人化との合流
カビキラーの萌え擬人化という試みは2010年以降しばしば描かれるようになるが、そういった擬人化は名前も特に定まらなかったり、残念ながら浸透力を得られず流れていったものが多かった。
例えばニコニコ動画に上がっているものでは、2012年6月18日にJま氏の投稿した「カビキラーは浸透力ワイイ」において、るか氏・まどはた氏の2名による2種の擬人化キャラが登場している。
他方、MMDモデルとして、誰得モデルに定評のある秋うっちん氏により2011年2月19日に公開されたのが「MMDカビキラーモデル・カビラ三姉妹」である。
MMDモデル「Lat式ミク」及び「Lat式改変テト」「Lat式改変ネル」を更に改変したもので、カビキラー(赤)をモデルにした「川平テト」、カビキラーマイルド(青)をモデルにした「川平ミク」、バスクリーナー(黄)をモデルにした「川平ネル」の3キャラが作られた。
色変えや洋服へのカビキラーのプリントの他、ツインテールやポニーテールなどにあたる部分に巨大なカビキラーの発射口髪飾りが装着されているのが大きな特徴のこのモデルは、投稿当初からしばらくは、一発ネタ的なネタ動画で消費されていた。
しかし、イロモノ扱いを受けていたこの「川平テト」モデルを気に入ってMAD動画などに使用し始めたのが、音MAD作者のyoutt6氏である。氏はTwitterアイコンに使用したり、2014年8月25日の「一晩合作」で自パートにモデルを登場させたり、イラストを制作するなどして、徐々にこのキャラを色々な動画に登場させるようになる。また、このモデルを「黴音キラ」と呼称して既成事実化を図った。
結果として2018年頃までには強力浸透に成功、実質的に元ネタであるミク・テトのもとを離れた擬人化キャラとして独立した。音MADネタの擬人化キャラとして、アイ・テノゴール、伯方さん、新加ポルと共に四天王的な扱いを受けている。タケヤさんのこともときどきでいいから思い出してください……
また、ライバルとしてカビとりハイターの擬人化キャラ「黴取ハイタ」も存在する。
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関連項目
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