龍星座の紫龍(ドラゴンのしりゅう)とは、車田正美の漫画『聖闘士星矢』の登場人物である。
概要
龍星座の紫龍 | |
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年齢 | 14歳 |
身長・体重 | 172cm・53kg |
誕生日 | 10月4日 |
血液型 | A型 |
出身地 | 日本 |
修行地 | 中国・廬山五老峰 |
声優 | |
演者 |
異母兄弟に星矢、氷河、瞬、一輝、邪武、那智、市、檄、蛮、星華がいる。
中国・廬山五老峰で天秤座の童虎の下で修行を受け廬山の大瀑布に眠る龍星座の聖衣を得て聖闘士の資格を得る。
その性格は義と友情に篤く、常にフェアな戦いを好む。
その性格が良くも悪くも作用し、仲間の危機を救い、命を助け、さらには自己犠牲による援助も惜しみなく行う。
敵を倒すためなら、命すら惜しくなく、出血死、失明も苦にしていない。
修行地の五老峰には自身と同じく孤児である春麗がおり、相思相愛の関係である。
それ故に春麗は女性ファンの不倶戴天の敵であった。
なお、紫龍は他の主人公4人に比べ圧倒的に修行環境に恵まれている。
師匠は天秤座の黄金聖闘士にして聖闘士の長老で人格者の童虎。
献身的に尽くしてくれる春麗の存在。
なにより他の主人公の修行地に比べ、とても過ごしやすい気候。
恐らく、100人の孤児の中で最高のクジ運の持ち主。
だが暗黒聖闘士編では"友情だけでも信じたいのだ、両親の愛さえも知らぬオレたちにとって友だけが心の拠り所なのだから"とかっこつけてしまった。上述の2人との関係...。
戦闘中にやたらと聖衣を脱ぐ事が多いせいか、口の悪いファンからは露出狂呼ばわりされることがある。
ついでに演じた人も脱いだ。たまげたなぁ・・・。
身に付けた聖衣
龍星座の聖衣は最高の強度の盾と拳を供えた青銅聖衣の中でも屈指の性能を誇る。
…けれども、紫龍は脱いだ方が強いので、その存在意義がイマイチである。
最強の盾も相手の力量を表現するために良く破壊される。
必殺技
- 廬山昇龍覇(ろざんしょうりゅうは)
- 紫龍の代名詞とも言える必殺技。
小宇宙を高め、渾身の突き(主にアッパーカット)で攻撃を行う。
ただしこの技は弱点を抱えている。
攻撃の際無意識に左拳が下がり、急所の心臓を丸出しにしてしまう。
聖闘士に2度同じ技は通用しない、の良い見本でもある。
なお、瀕死の状態で放つと全身から出血を起こすとても危険な技。
弱点をさらし、ピンチには代償を求められるこの技は、自己犠牲を信条とする紫龍には好相性の技である。 - 廬山龍飛翔(ろざんりゅうひしょう)
- 龍の気をまといながら相手に突進する移動と攻撃を備えた技。
気だけ飛ばす事も可能。そうすると廬山昇龍覇の存在意義が…。
雑魚の大群を蹴散らす為に使うこともあり廬山昇龍覇に比べてお手軽な技なようだ。 - 廬山亢龍覇(ろざんこうりゅうは)
- 紫龍最強の技にして、両者とも死は免れない道連れ奥義。
それ故、山羊座のシュラにしか使用しなかった禁断の大技。
まさしく「必殺」のその性能は、隙あらば自己犠牲を行う性格にマッチした紫龍と好相性の技。
最初紫龍は老師にこの技の使用を禁じられた時、「えっ!?」と意外な顔をしていた。
どうみても自爆技なんだが老師に禁じられなければ普通に使うつもりでいたのか? - 聖剣(エクスカリバー)
- シュラより受け継いだ必殺の手刀。
小宇宙を最大限に高めた状態で初めてその威力を発揮する扱いの難しい技。
作中、不発に終わる事もあったが、次第に使いこなして行き紫龍のピンチを救ってきた。 - 余談ではあるが、シュラはこの紫龍に聖剣を授けた功績があったからこそ冥王ハーデス十二宮編でサガ、カミュと行動を共に出来た可能性が高い。
廬山亢龍覇を受けそのまま宇宙のチリになっていたら、デスマスク、アフロディーテと行動していたかもしれない。
そう思うと、紫龍を助け新たな技を授けたのは、紫龍だけでなく全国の山羊座の少年少女を救った超ファインプレーであろう。 - 廬山百龍覇(ろざんひゃくりゅうは)
- 天秤座の童虎より受け継いだ、紫龍最大の奥義。
名前からして昇龍覇の100倍は凄そうであるが、そんな単純計算ではあるまい。
ラダマンティス配下の実力者3人をまとめて薙ぎ倒した必殺性は凄まじい。
あとページの書き込み具合も凄い事になっていた。
勝敗
紫龍は常に瀕死になりながら闘って来たイメージが強い。
恐らくは、ボスクラスの敵との激戦を潜り抜けて来たのだろう。
ここで全勝敗を明記し今一度確認してみたいと思う。
内容についての解説。
- 瞬殺:相手をゴミ屑の様に一瞬で倒す。
- 圧勝:横綱相撲。相手を寄せ付けず。
- 優勢:終始有利に闘う。
- 辛勝:何とかギリギリ勝ちを拾う。
- 相打ち:ダブルKO
- 痛み分け:何らかの理由で決着付かず。
- 惨敗:追い詰めるが、逆転負けを喰らう。
- 完敗:手も足も出ず負ける。
- 逆瞬殺:ゴミ同然に倒される。
対戦相手 | 決まり手 | 勝敗 | 内容 | 備考 |
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天馬星座の星矢 | ペガサス流星拳 | ● | 惨敗 | 弱点を突かれて負けた。 |
ブラックフェニックス | 廬山昇龍覇 | ○ | 瞬殺 | ここでブラックフェニックスを倒した事は、邪武化する瀬戸際であった。 |
亡霊聖闘士大群 | 廬山龍飛翔 | ○ | 瞬殺 | 所詮は亡霊。紫龍の敵ではない。 |
キキ | 砕!!→脅迫 | ○ | 瞬殺 | 倒した所で自慢にもならないが、貴重な紫龍の脅迫シーンを拝めた事に対してはキキの手柄か。 |
ブラックドラゴン兄 | 右ストレート | ○ | 瞬殺 | 2対1のハンデ戦の上、失血死寸前の身で倒した。 |
ブラックドラゴン弟 | 廬山昇龍覇 | ○ | 辛勝 | 半死人とは言え紫龍を絶命寸前まで追い詰めたこの弟は暗黒聖闘士最大の実力者ではなかろうか? |
アンドロメダ星座の瞬 | ボディーブロー | ● | 逆瞬殺 | 演技であった可能性は高いが、不意打ちを食らったのも事実。 |
鳳凰星座の一輝 | 鳳翼天翔 | ● | 逆瞬殺 | 見開きの鳳翼天翔で吹き飛ばされる。 |
ペルセウス座のアルゴル | 廬山昇龍覇 | ○ | 辛勝 | 白銀最大の実力者相手に失明する程の大苦戦。自己犠牲の真骨頂か。 |
蟹座のデスマスク | ムウの介入により中断 | △ | 痛み分け | 一応引き分けだが、実力差は明白であった。 |
牡牛座のアルデバラン | 張り手 | ● | 逆瞬殺 | 張り手一発で気絶。黄金聖闘士の壁は厚かった。 |
蟹座のデスマスク | 廬山昇龍覇 | ○ | 辛勝 | 全国の蟹座の恨みを買った。春麗がいなかったら死んでいた。 |
乙女座のシャカ | 廬山昇龍覇反射→天魔降伏 | ● | 逆瞬殺 | アルデバランに張り手で倒された事を思えば、必殺技を出してもらった分まだマシか。 |
山羊座のシュラ | 廬山亢龍覇 | △ | 相打ち | シュラを改心させた功績は大きい。 |
クリュサオルのクリシュナ | エクスカリバー | △ | 相打ち | クリシュナは間違いなく強敵であった。 |
海王ポセイドン | アテナの壺 | ○ | 辛勝 | 星矢、紫龍、氷河、瞬、一輝、シャイナ、アテナの7人懸かりでやっと倒せた。 |
サガ、シュラ、カミュ | アテナエクスクラメーション+廬山昇龍覇 | △ | 相打ち | 黄金聖闘士6人が乱戦を行う戦場に飛び込む。じりじりとムウ達の後ろからアテナエクスクラメーションの手伝いをするのがまだるっこくなったのか、廬山昇龍霸を打ち込んで敵味方もろとも爆風で吹き飛ばすという荒業をやってのけた。 |
牡羊座のシオン | うろたえるな小僧―――!! | ● | 逆瞬殺 | 見開きのちゃぶ台返しで倒される。 |
バレンタイン、シルフィード、ゴードン、クィーン | 一斉攻撃 | ● | 逆瞬殺 | 彼らを従えるラダマンティスの強さはいかほ程のモノなのか? |
天角星ゴーレムのロック | 廬山龍飛翔 | ○ | 瞬殺 | 氷河に比べれば必殺技を出させてあげただけ慈悲深い。 |
天罪星リュカオンのフレギアス | ハウリングインフェルノ | ● | 逆瞬殺 | 何と物語の終盤で三巨頭や神でもない一冥闘士に瞬殺された!これは痛い失点である。 |
シルフィード、ゴードン、クィーン | 廬山百龍覇 | ○ | 辛勝 | 地上で借りを返す事に成功した。 |
タナトス | エネルギー波 | ● | 逆瞬殺 | 聖衣も木っ端微塵にされてしまった。 |
ヒュプノス | ダイヤモンドダスト廬山昇龍覇 | ○ | 瞬殺 | 神聖衣の威力は半端では無かった。 |
冥王ハーデス(真) | アテナ、一輝、氷河、紫龍達との連携技 | ○ | 辛勝 | 神と神聖闘士4人の計5人懸かり。 |
天闘士の斗馬 | 制裁気味の攻撃 | ● | 逆瞬殺 | 生身で闘う意思も見せずに成すがままだった。 |
天秤座の童虎 | 廬山昇龍覇 | △ | 引き分け | 廬山昇龍覇にて語り合った模様。 |
総合戦績
27戦 12勝 10敗 5分
まず重大な事実を。
一輝討伐に出撃したことが紫龍の運命を変えたと言っても過言ではない。
この第一歩を踏み出していなければ、邪武達と一緒にアテナの警護や星華の護衛任務をしていた可能性が高い。
さて、戦績を振り返ってみると、割とどんな敵に対しても互角の戦いを繰り広げている。
基本的に逆転型の聖闘士である為、苦戦も多い。
特に白銀聖闘士アルゴル、黄金聖闘士デスマスク、シュラ、海闘士クリシュナを倒したのは大金星であると思われる。
しかし、冥界では、コレと言った名のある敵を倒していないのは痛い。
一応、ヒュプノスを倒してはいるが、神聖衣のお陰である事も否めない。
関連項目
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