D言語とは、プログラミング言語のひとつである。DigitalMars社のウォルター・ブライト氏によって作られている。
概要
「C言語並の実行速度が欲しいけど、Javaっぽくもしたいよね!! というかC++の複雑仕様うぜぇぇぇ!!」みたいな感じでスタートしたっぽい。公式の概要によるとそんな感じ。もともとウォルター氏は高速なC/C++コンパイラの開発者で有名だったらしい。
インラインアセンブラがかける、ネイティブバイナリを吐くといったC/C++っぽい部分と、文字列処理、ガベージコレクタを言語仕様として持つといったJavaっぽい部分を併せ持つ。また、C/C++を置き換えるという目標もあり、C/C++で書かれたライブラリと親和性が高い。実用性を重視している。
既に他の言語で実績のある仕様を盛り込んでいる部分が大半で、言語としての真新しいパラダイムといったものはほぼない。
1999年登場当初はなんだかいろいろ盛り上がっていたらしい。が、「バージョン0.99の次に1.0になるかと思ったら、バージョン0.100になった」等、いつまでたっても言語仕様が固まらず、日本のD言語界隈は冷めてしまった。ゆっくり開発した結果がこれだよ。
2007年1月、唐突にD1.00になり、D言語ユーザーは度肝を抜かれた。「ねんがんの バージョン 1.0を てにいれたぞ!!」しかし、2007年6月に新たにD2.0系を開発開始。どんだけ開発したいんだよ・・・。既存のDは1.0系となりバグフィックス等、保守されている。D2.0系は今なお新仕様が追加されたりしている。
細かい仕様は日本語訳ページの概要を見ると良い。アンサイクロペディア-D言語でも良い。
マスコットキャラクター
D言語にはマスコットキャラクターが存在する。ただし、非常にウザイ外見をしている。
関連動画
関連商品
D言語に関するニコニコ市場の商品は以下の2点だけである。
「D言語パーフェクトガイド」は2004年に出版されたため、その後の仕様変更の多さなどにより既に役に立たなくなっている。よって購入はオススメできない。
「プログラミング言語D」は、D言語の開発に深く関わっているAndrei Alexandrescuが著者ということもあり、D言語についてとても深く書かれている。いまD言語の書籍を購入するとしたら、こちらになるだろう。
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関連項目
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