GSルールとは、ポケットモンスターでのダブルバトルのうち、一部の伝説ポケモンも使用可能なルールのことである。
概要
4th
ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバーで導入されたバトルの形式。
ワイヤレス通信対戦において「フラットバトル」の「ジーエスカップ」ルールを使用して行われる。
2010年の公式ゲーム大会のレギュレーションとしても用いられている。
レベル1~100までのポケモン4匹をエントリーし、ダブルバトル形式で試合を行う。
バトル中のみ、レベル51以上のポケモンは全て自動的にレベル50になる。
ポケモン・道具の重複は禁止されている。
2匹まで手持ちに入れ、出場させることができるポケモンは以下。
「ミュウツー」「ルギア」「ホウオウ」「カイオーガ」「グラードン」「レックウザ」「ディアルガ」「パルキア」「ギラティナ」
使用できないポケモンは以下。
「ミュウ」「セレビィ」「ジラーチ」「デオキシス」「フィオネ」「マナフィ」「ダークライ」「シェイミ」「アルセウス」
あと、勘違いされやすいルールとして、次のものがある。
- 重複催眠など、眠りに関する反則や制限は一切無し。
- 最後の一匹の『じばく』『だいばくはつ』『ほろびのうた』『みちづれ』も禁止されていない
- 上記爆発系技や反動系技、いのちのたまなどで両者同時KOとなった場合、予選ラウンドでは両者負け、決勝トーナメントでは再戦となる。
特に3点目は意外な盲点だったりする。
負けが明らかになった対戦者が、爆発して相手を巻き添えにして敗退する・・・とかもありそうで怖い。
6th
第五世代では行われなかったGSルール、ジェネレーションショウダウンが六世代、ORASにて復活。
幻などを含めた全解禁ルール、 レジェンドルールなどはXYにて行われたこともあったがGSルールは4世代以来、しかしおおむねなルールは4thと同じであり、レギュレーションはダブル、準伝説・伝説のポケモンが使用可、幻のポケモンは使用不可。メガシンカは他のルール同様一試合で一回のみ可能。レックウザやミュウツーも可能である。ちなみにゲンシカイキはメガシンカ扱いではないので一試合に何回でも可能。
2015年2月13日から16日にかけてインターネット大会が一日10戦限定で行われた。
2016年の公式ゲーム大会のレギュレーションとしても用いられた。
7th
2018年8月、アメリカ合衆国のテネシー州ナッシュビルで開催された世界大会(ポケモンワールドチャンピオンシップス2018)で、来年開催予定の公式ゲーム大会のレギュレーションがGSルールであることが発表された。
対象ソフトは『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』。
基本的なルールは6thと同じであり、7世代で追加されたZワザは他のルールと同様に1試合で1回のみ使用可能。フォルムチェンジした「ネクロズマ」がウルトラネクロZを持つことによってウルトラネクロズマになれる、ウルトラバーストも可能である。
7世代で追加された伝説のポケモンは以下の通りである。
「コスモッグ」「コスモウム」「ソルガレオ」「ルナアーラ」「ネクロズマ」
そして2018年9月から2019年8月までの1年間を3つのシリーズに分けることも発表された。
これらは基本的なルールは上記の通りで、シリーズごとに使用できる道具と技が変わるというものである。
サン・シリーズ【2018年9月~12月】
ムーン・シリーズ【2019年1月~3月】
ウルトラ・シリーズ【2019年4月~8月】
- 使用可能なすべての道具と技を解禁
- 2019年6月に幕張で開催予定の日本代表決定大会(ポケモンジャパンチャンピオンシップス2019)、8月にアメリカ合衆国のワシントンD.C.で開催予定の世界大会(ポケモンワールドチャンピオンシップス2019)ではこのシリーズの内容が用いられる
各シリーズの期間中に、日本代表決定大会への出場権を獲得できるインターネット予選大会が、それぞれ1回ずつ開催された。
それとは別に2018年9月14日から17日にかけてウルトラ・シリーズの内容を用いたインターネット大会が、1日15戦最大45戦限定で行われた。
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関連項目
外部リンク
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