PHQUASE(フカセ)とは、KONAMIの音楽ゲーム「SOUND VOLTEX」の譜面製作者、及びKONAMIのスタッフであり、同社のレーベル「beatnation RHYZE」のメンバーとして活躍するサウンドクリエイターである。
概要
SOUND VOLTEXでは、目玉である公募楽曲の作曲者と共にそれらの譜面を制作するエフェクター(譜面製作者)にも注目が集まるが、その中でも特に有名なエフェクター。数々の名譜面を制作し、もはやこのゲームに無くてはならない存在といえるだろう。
SOUND VOLTEX稼働 ~ KAC2012
稼働初期こそ大勢の譜面製作者の内の一人というだけであったが、じわじわと曲が増えていき個性的な譜面と共に譜面の製作者が明記されているということをプレイヤーも意識し始めた頃、
- 特徴的なつまみで注目を集めた「ヤサイマシ☆ニンニクアブラオオメ」(この豚!豚!豚!)と「おにゃのこ きねんび」
- フカセトラップと呼ばれる配置を初めて使った「恋する☆宇宙戦争っ!! あばばばみっくす」
- 冥リミに続く2つ目のレベル15となる「FLOWER REDALiCE Remix」
- 記念すべきFLOOR公募最初の採用曲にして初代三強としていまなお上級者からランカーまで苦しめる「Ganymede kamome mix」
といった人気譜面を連続して制作していったことによってエフェクターの中でも頭ひとつ抜けた知名度を得た。
その後も様々な譜面や自身の曲の採用、公式生放送にて宇宙戦争リミを自らプレイするなどでプレイヤーからの注目をさらい続け、そしてあの「Max Burning!!」をKAC2012ボルテ部門の決勝の場にて公開したことにより「フカセ絶対許さない」という言葉とともに譜面製作側のボスキャラとして確かな地位とプレイヤーからの人気を築いた。
SOUND VOLTEX Ⅱ稼働 ~ KAC2013、そしてRHYZE参入
ボルテ2では時折中難易度の譜面を制作しながらいわゆるボス曲を中心に譜面の制作を行っている。
代表的な譜面としては
- 稼働初期の曲の中で特に人気を博した「Sakura Reflection (P*Light Slayer Remix)」
- つまみで恋が華開く「華陽炎」
- ニコニコでも大人気のビートまりおの東方アレンジ曲「最終鬼畜妹フランドール・S」
- 同じくIOSYSの東方アレンジ曲で、INF譜面をネタまみれにした「患部で止まってすぐ溶ける ~ 狂気の優曇華院」
- かめりあとななひらのタッグによる電波曲「ませまてぃっく♥ま+ま=まじっく!」と「コンベア速度Max!? しゃいにん☆廻転ズシ"Sushi&Peace"」(サビぬぅきでぇぇ↓)の2曲
- まさかの3333コンボイ・・・・チェインを叩き出す「冥 Rockin' SWING REMIX」のINFINITE譜面
- ボス曲枠で人気のBlackYとYoohの2人による合作で非常に高い難易度を誇る「XROSS INFECTION」
などがある。
2になって曲数が大幅に増え、MAD CHILDをはじめとして他のエフェクターも譜面傾向の個性がはっきりしてきたが、それでも各コンテストの大ボスや大きな目玉になる曲に関してはその大半において譜面制作に関わっており、重要度、認知度においては今尚他の追随を許さない。
そしてKAC2013では決勝にてついにレベル15を越える難易度、レベル16が解禁。そして先んじて披露されたBangin' Burstに続く2曲目のレベル16となるcosMo@暴走Pの「For UltraPlayers」が公開された。そのド派手で圧倒的な難易度は「さよなら僕の全曲PUC」という言葉とともに多くのプレイヤーを魅了したことであろう。
これらの譜面制作での功績、そして公募でも採用される楽曲のクオリティを評価されての事か、DJ TOTTO率いるbeatnation Recordsの新レーベル、beatnation RHYZEに最後の一人として参入することが発表された。(発表時の生放送のアーカイブはこちら)
さらに2014年、REFLEC BEAT groovin'!!のイベント「MYSTICAL STRIKE」では最終解禁曲「onslaught」を担当。PHQUASE自身初のBEMANIオリジナル曲を輩出した。
RHYZE加入後はBEMANI生放送(仮)へ呼ばれてCodyの代わりにボルテの告知を任されたり、BEMANI MUSIC WEEKのゲストとして参加するなど、公の場に顔を出す機会が増えている。
公募採用者から社員へ
SDVX IVでも主要なコンテストの採用曲の譜面制作に関わっていたが、2017年秋に手掛けられたDJ TOTTOとの合作「TWO-TORIAL」でBEMANI Sound Teamの一員に含まれていることが明らかとなった。つまり、コナミの社員となった公募採用者の1人であることが明らかとなった(クレジット表記でもKonami Amusement(PHQUASE)が確認可能)。
その後は「PHQUASE」の表記を避けているのか、エフェクト制作で「PH」という表記が使われることが多くなっている。
その他楽曲等について
- エフェクターとして名を知られる一方で、音ゲーマーとしての実力も確かなものがある。自身がエフェクトを担当した「恋する☆宇宙戦争っ!! あばばばみっくす」 EXHのULTIMATE CHAIN(=フルコンボ)を達成している。(本人のプレーはKAC Ust 第6回のアーカイブで見ることができる。)またREFLEC BEATにおいても、天空の夜明けでAAAを出すなどボルテ以外の実力も高水準のようである。更にIIDXの段位はSP十段である。
- ボルテの他にもpop'n musicなどでも譜面制作を行っているようだが、ボルテ以外は譜面製作者を明記することはないのでどの譜面を担当したかなどは不明。
- 自身もFLOORアーティストとして公募で採用されている。dj TAKA 楽曲REMIX 1ST STYLEで「rainbow flyer -gratitude remix-」が、FLOOR×DTMマガジン コラボコンテストでは同じく公募で採用されたぁゅのボーカルで「Draw!!!!」が採用されている。ちなみに「rainbow flyer -gratitude remix-」については自分で譜面も作っており、当時は魔貫光殺砲つまみで話題になった。また「Draw!!!!」はFLOOR INFECTIONでpop'n musicへ移植されている。
- なお、SEKAI NO OWARIのFUKASEとは何の関係も無い……はずなのだが、何の因果か誕生日が一緒(10月13日)だったり、Twitterが相互フォローだったりする。前者はともかく後者はなんでや!
提供楽曲
関連動画
関連コミュニティ
関連商品
関連項目
- SOUND VOLTEX
- SOUND VOLTEXの譜面制作者(エフェクター)一覧
- BEMANIシリーズのコンポーザー一覧
- 魔貫光殺砲
- フカセ絶対許さない
- さよなら僕の全曲PUC
- フカセトラップ
- beatnation RHYZE
- アルトラ名曲なんで
- BEMANI
- 担当譜面数ランキングTOP10(個人担当のみ換算)
- 第1位 PHQUASE(本記事)
- 第2位 MAD CHILD
- 第3位 Megacycle
- 第4位 月刊ミズタニ
- 第5位 レッドホットスクリューズ
- 第6位 ユカリ☆chan
- 第7位 TEK-A-RHYTHM
- 第8位 Hermit♣club
- 第9位 TAKUYA
- 第10位 azuma(kinoto名義除く、同率10位)
- 第10位 DJ WILDPARTY(同率10位)
関連リンク
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